e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.02.10  Wed. Vol.476
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆今月(2月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
 『不況の中でも、キラキラ輝く経営者がいる』『ご相談は未来事業へ!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
 『節分には豆まき』『大豆は畑のお肉とよばれるほど良質なたんぱく質源』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】         立場変われば・・・   
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】 銀行員も診断士も経営者に沿って
  03:【コンサルの視点】           人為ミスは社員教育を徹底せよ!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃経営発展のヒント    『立場変われば・・・』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 先週はまさに民主党の小沢幹事長の政治資金規正法違反事件と大相撲の朝青龍
の暴行事件による引退で世の中が揺れた(?)1週間だった。まあ“揺れた”と
いってもそれはテレビと新聞の中でということかも知れないが。

 マスコミが大騒ぎをしている間にも国会は開かれ(当然のことだが)本会議で
鳩山首相の所信表明や代表質問、そして衆参両院での予算委員会での審議なども
行われていた。

 首相の所信表明では“命を守る”政治を強調していた。命を大切にし、命を守
ることに対しては全く同感だが、それにこだわりすぎたためか、概念的過ぎたた
めか、他は一体何を言ったのか記憶に残らない。テレビニュースまでもが“いの
ち!”と声が裏返った場面ばかりを何度も流す。どうしたもんだろうか・・・。

 議場は野党からの野次というか、口汚い騒音、雑音の渦で演説すらも良く聞き
取れない。つい半年前まで民主党がやっていたことを今自民党がやっている。こ
んな場面を本気で国民に見せたいのだろうか?

 代表質問でも予算委員会でも例の首相の母親献金問題と幹事長の政治資金問題
ばかりがクローズアップされる。衆参本会議と予算委員会のいずれも質問の多く
の時間を費やしてやっている。追求するのも結構だが同じことばかりだと、次に
言うだろうと思われることが、先に分かってしまう・・・。

 いま、わが国は大変な不況のど真ん中にいる。景気対策を中心とした中小企業
や地方対策をもっと真剣に議論してもらいたいものだ。
 
 と、思っていたら、民主党の幹部が「野党はいつまでもこんな政治資金問題ば
っかりに時間を使っている。今は景気対策など早急にやらねばならないことが山
ほどあるんだ」と言っている。

 まさに“その通り”と言いたいところだが、“おいおい、ついこの間までそれ
をやっていたのは、どちら様だい?”と言いたくなる。立場が変わると“自分は
さておき・・・”とあきれるのは、私がへそ曲がりだからだろうか?

 ということは、政治家のみならず、私を含めて企業の経営者も、立場が変わる
と“以前はさておき、今の自分は正しい”とばかりに“相手を非難する”ことを
やっているのかもしれない。

 むしろ、経営者ならば“相手の立場”というか“お客様は何を望んでいるか”
を“お客様の立場”に立って、自分を見つめ、それに対応する事業を進めていく
ことが大事なことだろう。

 政治家は経営者にとって“素晴らしい反面教師”だと言えるかもしれない。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『銀行員も診断士も経営者に沿って』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

顧問先の経営者を通じて、ある中小企業経営者と話をする機会があった。商工会
議所の紹介で中小企業診断士から経営指導を受けることとなったとのこと。よく
聞くと、運転資金が不足するために商工会議所斡旋融資を申請。商工会議所から
中小企業診断士の紹介を受けたとのことだ。

「なぜ、赤字になったのですか?」
「赤字になるなら経費を削減しなさい。経費削減をした後、どうしても運転資金
  が必要なら、もう一度相談に来なさい」

などと、言われたとのことだ。この中小企業診断士は銀行退職者。私も銀行にい
た関係でこの中小企業診断士の指導をある程度理解できるが、この経営者はきっ
と戸惑っているだろうな、と思いながら話を聞いていた。私もそうだったが、銀
行関係者はマイナス面からの指摘が得意で、決算書を見て「この数字が問題だ」
「この分析比率は業界平均より相当悪化している」などと言う。

また、銀行員の特性としてどうしても疑い深くなってしまう。抜群に業績が良い
企業から融資の申込があった場合においても「なぜ、うちの銀行に融資の申込を
したのだろうか?」「うちの銀行に申し込む前に他の銀行に融資を申し込み、断
られたんだろう」となってしまう。こう思うのは、銀行員のサガで大きなミスを
しないためには、このような評論家的発想になってしまうのだ。大手の銀行員に
なればなるほどこの傾向が強くなってくる。これは大手コンサル会社に勤務して
いる中小企業診断士も似たりよったりのはずだ。

最近、この様な銀行の特性に大きな変化が生じてきている。特に、地方銀行、信
用金庫などだ。赤字の中小企業に対して、何とか融資をしようとする努力を行っ
てきている。

   どのようにしたら、赤字状態から脱却出来るのか、
       突き放すのではなく、一緒に考えるようになってきている。

赤字脱却のためには、経費削減を行うことは当然なことだ。しかし、経営者が
納得して経費削減を行うことが必要であり、一方的な指導では長続きはしない。

今の時期、経営者が求めているのは、決算書をみて評論家的発想で指導するので
はなく、少しでも現場に立脚した指導をしてくれる銀行員だ。経営者は、中小企
業診断士・銀行員の前では、萎縮して何も言えなくなってしまう。そのため、な
お一層、中小企業経営者の立場に立って指導することが必要となってくる。

                  【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃コンサルの視点     『人為ミスは社員教育を徹底せよ!』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  先月末のことだった。クライアントへの経営指導が終わり静岡駅に向かってい
たら、吉岡社長から「新幹線の中で缶詰めです。火災が原因です。復旧の見込み
が立たないということですので在来線を使ってください」との一報が入った。

  在来線に乗り込むと、夕方の時間帯のためか、車内は立ち往生の人だかりで身
動きもできない状態だ。やっと小田原を過ぎてやれやれと思っていたら、辻堂、
茅ヶ崎間で人身事故のため、しばらく停車するとの車内放送が流れてきた。この
日は、ダブルパンチをくらった帰宅となった。

 新幹線の売り物は安全だ。
中でも、整理整頓・標準作業・点検整備は安全の「三原則」と呼ばれ安全を進め
るにあたって非常に大切な基本だ。

 この事故は、車両の集電装置「パンタグラフ」の部品が外れ、架線を切断した
「整備ミス」によるものと判明した。それも事故2日前にパンタグラフの部品を
交換した際、4個のボルトをすべて付け忘れたのが原因であった。

 今回発生した「整備ミス」はどうして起こったのだろうか。
磨耗したパンタグラフの部品交換は社員3人で行った。うち2人が作業し、約3
0年の経験を持つ車両技術主任が、ボルトを付けたという確認のマークを付ける
手順になっていたが、付いていなかった。これは極めて初歩的なポカミスだ。

 ボルトがないまま1千キロ以上走りながら事故までの間「パンタグラフ」が外
れなかったのは偶然しかない。もし市街地などでパンタグラフの重さ約12キロ
が外れたら大事故に発展するおそれもあった。

 未来事業ではこのようなトラブルを防止するために、「現地・現物・現実」主
義をとっている。そして「目で見る・匂いで知る・触ってみる」このようにして、
作業のポイント、ルールを明らかにし、これらが守られているかチェックシート
などでポカヨケの仕組みづくりを講じているのだ。

 いまや、東海道新幹線は1日に40万人が乗る日本の大動脈となっている。こ
れからもますます利用者は増えるだろう。
 今回のような、作業員のボルト付け忘れという単純な人為ミスを防ぐためには、
普段から人為ミスに向け、「社員教育とポカヨケの仕組みづくり」が必要なこと
である。
            【未来事業 シニアコンサルタント 石黒 和男】

◆日本語ドメイン利用のご案内 未来事業.com◆

この度、未来事業webサイト「e-コンサルタント通信」が日本語ドメインに
対応いたしました。ブラウザのアドレスバーに『未来事業.com』と入力する
だけで「e-コンサルタント通信」にアクセスできます。

なお、IE6以前のブラウザは日本語ドメインに対応しておりません。
お手数ですが下記サイトよりプラグインをダウンロードしインストールを
お願いします。

http://jprs.jp/i-Nav/


  ◆――◆吉岡 憲章プロデューサー 会心の新刊 発売中◆――◆

★書籍名★ 「“会社が赤字?!”とわかったとき読む本」

★出版社★  PHP研究所

ぜひ、下記URLよりご購入下さい。
    ↓    ↓    ↓
http://books.miraihonpo.com

◆―――◆ 『未来・経営ナビゲーション ご購読のご案内』!! ◆―――◆

  あなたが願う会社の姿とは?

  あなたの夢の実現に役立つノウハウを、当社のコンサルが豊富な実体験を
  基に執筆します。
  起業から再建、さらに発展まであらゆる局面において不可能を可能にして
  きた未来流経営戦略。

  ※購読料として、1,000円(一年分、送料込み)を頂戴いたします。

  ご購読希望の方は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

  1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
  ※ご希望の方は、「件名」に「未来ナビ 希望」 と明記ください

◆――――◆ 『トロール船式会社発展法 小冊子』無料進呈! ◆――――◆

  吉岡憲章の『経営者』として、また『コンサルタント』としての、
   生きた経験が詰まった『トロール船式会社発展法』小冊子。
  メルマガ読者の方にプレゼントいたします。

  申込み方法は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX をご記入の上
 ※ご希望の方は、「件名」に 「小冊子 希望」 と明記ください
◆お問い合わせ・お申し込み◆――――――――――――――――――――――

 お問合せやお申込は必要事項をご記入の上、下記へご連絡ください。

 1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
 
  こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

Copyright (c) 2003-2010  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket