e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2009.8.19 Wed. vol.453
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◆今月(8月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
    『100日戦争―短期間のうちに徹底的な経営改革を』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『暑さや冷房対策にはお酢を!』『尾崎食品の飲む酢は管理栄養士のお勧め』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        時間のムダと闘う         
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】経営状態を知らない経営者の息子
  03:【管理栄養士の一口講座】      経営者のための食生活講座 16          
  04:【経営相談Q&A】         工場の士気の向上            
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┃01┃経営発展のヒント        『時間のムダと闘う』
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 昨日、総選挙が公示されいよいよ本格的な選挙戦が始まった。どの政党も生活
関係を中心としたニンジンを“これでもか”とばかりに有権者の前にぶら下げて
関心を煽っている。いずれの党も“将来のわが国をこのようにしたい”という理
念からの展開ではないために、行き当たりばったりの感じが否めない。
 
 さらに、わが国の経済成長を本格的にどのようにするのか、GDP2%との数字
だけで、そのための「工程」が全く描かれていないために期待感すら持てない。
したがって、現在の中小企業経営者の心をえぐるような不況感はまだまだ続くこ
とだろう。

 さて、このような先の見えない経済環境の中でやらなければならないことは、
ムダを省き経営コストを削減することだ。この経営コストを大別すると、原価と
人件費と一般経費さらに借入れに伴う支払利息となる。この中でも経営者として
は“人件費”に目が行くものだ。

 以前、バブルがはじけ世の中がひっくり返るような危機のとき、大企業はもと
より中小企業もこの人件費の削減を追いかけ、いわゆる“リストラ”という首切
り策に走った。その結果、中小企業にとっては最も大事な財産である“人財”を
失った。そして、その後の本格的な再生の足を引っ張ることとなった。

 今回の大不況の克服のためにもやはり“人件費の合理化”を避けることはでき
ないことも事実だ。しかしこの“合理化”は従業員を“解雇”することではない。
“効率を上げることに徹する”という意味の合理化である。

 効率は“時間”との関係によって生ずる。したがって如何に短時間の中で成果
を確保できるかが肝要だ。

       労働効率 = 稼働率 × 能率 

少しややこしい数式だが、この場合の“率”すべて時間に対する割合のことだ。
稼働率は一定時間(例えば1日の勤務時間)の中で実際に働いている時間、能率
とはやはり一定時間の中での仕事の出来高ということになる。

 製造現場はもとより間接部門においても、この時間に対する意識を強く持ち、
“時間のムダをなくす”ように仕事を進めれば、合理化が進む。これを一人ひと
りが徹底的に進めていけば、自ずと原価が下がり一般経費が削減できることにな
る。

 人件費の合理化は時間への挑戦、すなわち“時間のムダと闘う”というところ
から取り組んでほしい。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『経営状態を知らない経営者の息子』
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企業経営者の宿命として、資金繰りがある。企業経営者にとって資金繰りの把握
はイロハのイだ。しかし、この資金繰りを放棄している経営者が思いのほか多い。
資金繰りが厳しいので、相談にのって欲しいとの連絡。早速、企業を訪問し経営
者と面談。資金繰り計画を見せてくれと言うと、銀行関係は両親に任せている、
資金繰りは、全くやっていないので判らないとのことだ。

このような発言が多いのが2代目、3代目経営者。両親から話しを聞くと自分の息
子には資金繰りで苦労させたくない。特に、景気が悪い今銀行交渉などは息子に
はさせたくないと言うことだ。恥をかくのは自分達だけでよいとの思いがあるよ
うだ。この恥と言う意味が理解できないのだが・・・。

この企業、地元では老舗企業で不動産・金融資産もあり資金繰り不足については
自分の預金を取り崩していた。しかし、毎月赤字が続き不安を持ち、相談となっ
たとのことだ。借入を確認すると、付き合い程度の融資残高。銀行から決算時期
になると資金を使って欲しいとの要請。仕方ないとの認識で、融資を受けている
様子だ。銀行からみれば、資産を有する地元老舗企業であり融資を受けるにあた
って提出するのは決算書のみで、試算表、銀行取引一覧、資金繰り表などは提出
したことがないとのことだ。

私どもに相談があったのは、多分きっかけが欲しかったんだろう。経営を見直す
きっかけ、銀行へ相談するきっかけなどだ。経営が苦しい実態を経営者である息
子は理解しているのか、との問いには、うすうす知っているだろう。しかし、詳
しく教えていないとのことだ。経営が悪くなったのは、自分たちの責任、息子に
は全く関係ないとの認識からだ。決算書分析を行うと、3期連続で赤字。この状
態が続けば企業存続が難しい状態になってしまう。息子と面談し経営実態を説明
すると、一瞬驚いた様子だが私の説明の趣旨を理解。本来あるべき経営者となり
たい、銀行交渉も行ないたいと発言した。

  経営改善は、家族役員は当然として社員を含む全てで行なう
     ことが必要。息子に苦労をかけたくないなどと言っているうちは

危機感を感じていないばかりか、破綻への道を突き進んでいるはずだ。経営者一
族、同じ道を歩くことの意思の統一が、経営改善の前提であることを忘れてはな
らない。
                  【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃管理栄養士の一口講座  『経営者のための食生活講座 16』
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 <経営者のための食生活講座16>

***がん予防2・がん予防12か条***
国立がんセンター提唱のがんを防ぐための12か条である。

1、バランスの取れた栄養をとる −いろどり豊かな食卓にして−

乳がん、大腸がん、子宮内膜がんなどは、脂肪のとりすぎと重大な関係があると
いわれている。反対に発がんを抑える栄養素として、ビタミンAやビタミンC、E
などがクローズアップされ、食物繊維にも発がん抑制の効果が知られている。
食事の際はできるだけ多くの種類の食品をとり、偏食しないこと

2、毎日、変化のある食生活を −ワンパターンではありませんか−

バランスのよい栄養をとること。ただ、それも、にんじんにカロチンがあるので
良いからと、そればかり食べるのではなく、出来るだけ多くの緑黄色野菜からカ
ロチンをとることが望ましい。バランスよく、そしてバラエティーのある食生活
を心がけるようにする。

3、食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに −おいしい物も適量に−

食べすぎの中でも、とくに問題とされるのが脂肪の量で、脂肪をとり過ぎると乳
がんになりやすいという報告がある。 従来、日本人女性の乳がんは、閉経前6
に対して、閉経後4の割合であったが、それが近ごろは5対5となり、アメリカ
人女性の4対6に段々と近づきつつある。原因は、閉経期が遅くなったこともあ
るが、動物性脂肪のとり過ぎが考えられる。 また、脂肪の摂取量は、乳がんだ
けでなく大腸がんや前立腺がんなどの発生とも関連のあることが指摘されている。

4、お酒はほどほどに −健康的に楽しみましょう−
   
アルコールの多量摂取と肝臓がんの発生に関係が認められている。また酒好きの
人は、お酒だけを飲むことが多いので、栄養のバランスがくずれて、がんになり
やすい身体の条件をつくる可能性も高いわけである。特に、飲みすぎの上にたば
こが重なると、悪い因子が相乗的に働いて、がんの危険も増大する。

5、たばこは吸わないように −特に、新しく吸いはじめない−

たばことがんとの間に深い関係があることは良く知られた事実である。40歳以
上の日本人男性12万人以上を長期間にわたって調査した結果、1日25本以上
たばこを吸う人は、吸わない人に比べて、喉頭がんが90倍以上、肺がんが7倍
の死亡比になることがわかっている。しかし、禁煙すればがんになる危険はそれ
以上増えず、禁煙後5年くらいたつとほとんど吸わない人と同じくらいの状態に
近づくのである。  

次回は引き続き、がん予防の12か条について紹介することにする。
                                
                  【未来事業 管理栄養士 吉岡 美保】

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┃04┃経営相談Q&A      『工場の士気の向上』
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Q:当社は従業員40名の製造会社です。昨年来の景気後退で減収減益となってい
  ます。売上増が望めない中、工場の経費節減を進めてきましたが、工場の士
  気は落ち品質にも影響がでてきました。何かよい手立ては無いでしょうか ?

A:工場の人達は 経費節減の必要性は、頭では解かっていても、明日の見
  えない状況では、気持ちが付いていかない。知らぬ間に工場の人達との
  間にできてしまった心の距離をなくすように、この機会に行動して見て
  はどうでしょうか。

このとき大切な事は経営者が口で言うのではなく、行動で示すことです。従業員
と「こころが一つ」になるように物事を進めることです。

「経営理念、ビジョン」の原点に戻り、トップダウン方式で工場改革(例えば新
商品(技術)開発、生産改善会議の開催)を行う。皆で成果が確認できる工場指
標も設ける。貢献者にはそれなりの褒章を与え表彰する。

常に現地、現物、現実で従業員に接し、問題点を指摘しそれを改善するよう働き
かけ指導する。トップの熱き気持ちが従業員を動かし、一人一人の従業員に改善
の気持ちが芽生え始めたら、成功ですね。

そうなれば「品質」「コスト」も自然についてきます。

         【未来事業 マネジメントコンサルタント 竹中 栄一】
 
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【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
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