e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2009.5.07  Thu. vol.439
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◆今月(5月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
  『世界経済の見通し―GDP前年比わが国は△6.2%』『自分の会社は自分で守る』
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 □経営者のための健康情報
   『人体の60%は水』『1日の排出量2000-2500ml−水分補給の必要性とは』  
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        集中しないことも大事                           
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】緊急保証制度は倒産を止めない?                          
  03:【コンサルの視点】         職場の責任者をその場で叱れ!                 
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┃01┃経営発展のヒント    『集中しないことも大事』
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 何ごとも集中することで効率が上がり、成果があがる。場合によってはとても
無理だと思われることまでも可能にすることができる、と私自身も当たり前のよ
うに思っていた。

 私のヨットの師匠である中尾和嘉先生(葉山セーリングカレッジ経営)が、ク
ルージング中にこんなことを私に語りだした。
「吉岡さん、皆は集中しろ、集中しろと言うけれど、実はヨットのヘルムスマン
(舵を取る人)にはこれは当てはまらないことなんです。むしろ集中してはいけ
ないことなのですよ」

 私は思わず「?」となった。中尾先生が続けた。「クルー(乗組員)は自分の
作業にそれこそ集中しなければいけないのです。でもヘルムスマンは船の針路や
他の船との関係、風の変化、潮や波の状態、セールの具合そしてクルーたちの作
業状態・・・など、さまざまなことに気を配り操舵をしなければならないんです
よ。ということはひとつことに集中していたら周りが見えなくなって、とんでも
ないことになってしまうからです」

 私はこの話を聞いて“なるほど、言い換えればヘルムスマンは経営者そのもの
だな。それこそ社長はひとつのことに集中してこだわり続けると全体が見えなく
なり、わが社の進路さえ見失ってしまうことになってしまう”。中尾先生説に思
わず“同意!”とわが膝を打った。

 経営者にとってもっとも大事なことはあらゆる状況を把握・予測してわが社の
進路を過たないこと、そしてクルーである社員たちが集中して自分の仕事に取り
組めるような環境を作るということに尽きるだろう。

 ゴールデンウィーク明けにつき少々楽しい切り口から展開させていただいた。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】


追)文中の“葉山セーリングカレッジ”につきましては、下記URLにアクセス
ください。ご参考までにどうぞ。
   ↓      ↓
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★★★★皆様のご意見をお待ちしております→mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『緊急保証制度は倒産を止めない?』
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全国の保証協会が中小企業向け融資に100%保証を付ける緊急保証制度の保証承
諾金額が、4月30日までに、速報ベースで10兆円を越えたという。昨年10月から
始めた制度であるが6ヶ月で大台を越えた。保証承諾件数は、約487千件、金額
は10兆172億円。政府は制度への需要の高まりを受け保証枠の拡大等制度の拡充
を実行、保証枠を6兆円から30兆円。無担保保証限度額を80百万円から2億8千万
円に引き上げた。

社長:「資金繰りが苦しくなり、緊急保証制度を銀行を通じて申し込みをしたと
ころ、銀行から連絡があって保証協会が保証しないという。理由は、昨年提出し
た計画書が実績とあまりにも違うので、ダメだと言うんだ」

この中小企業は保証協会付での融資金額が多く昨年、銀行の要請で計画書を作成
提出。確かに、計画と実績の乖離があるのは事実だ。

私:「社長、銀行の担当者にお願いして現状を保証協会に説明してもらったら?
あるいは、銀行の担当者と一緒に保証協会へ説明に行くようにしたらどうかな」
社長:「銀行の担当者は、保証協会がダメだと言うんだから銀行ではどうしよう
もない。保証協会付の融資はあきらめてくれ、と言っているのだ。」

銀行担当者は、100%保証協会保証だから銀行は何も言うことが出来ないとの思い
があるのだろう。自分の担当する企業に対して愛着がないのだろうか、企業を育
てようとは思わないのか。金融機関は、昨年からの景気悪化を受け単独での中小
企業向け貸出リスクを取りにくくなっており、保証協会保証制度の活用を進めな
くてはならない事情は理解できる。しかし、

   全て保証協会へ丸投げとはいかがなものだろうか。
       銀行風土なのだろうか?担当者の資質の問題なのだろうか?

東京商工リサーチ調査によると2008年度の企業倒産件数は、前年比12%増16,146
件で6年ぶりの高水準とのこと。今回の緊急保証制度は倒産の勢いを止めるまで
には至っていないようだ。保証協会では審査の迅速化と不良債権の抑制と言う両
立を求められているのだろう。こんなときこそ、取引銀行の企業に対する支援体
制・方向つけ、あるいは担当者の思いが必要となってくるのではないだろうか。

100%保証協会保証だから銀行が口を挟む余地が全くないとの姿勢ではなく、
企業のことは取引銀行が全て把握している、担当者が一番知っている、との積極
的スタンスをとることが求められている。景気悪化の中、企業の経営体質改善努
力は当然として、取引銀行も積極的に企業の資金繰り改善に関与することが必要
となってきているのだ。
                  【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点    『職場の責任者をその場で叱れ!』
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 会社において指導的立場にある人は、叱る勇気が必要だ。
「叱る」と「怒る」とは違う。ただ感情の高まりで相手を責めるのは「怒り」だ
け。叱る態度は、相手を理解する冷静さがなければならない。

 部下を叱るということは、マネジメントでは、重要な位置づけにある。最近は
若手の管理監督者は部下を叱らなくなった、その理由は上司・部下の関係が、友
達関係に近くなったからかもしれない。さらには、部下に対して愛情を持って接
していないからではないか。

 たとえば、よく遅刻する社員に対して「何やっているんだ、だらしがないヤツ
だな」といった叱り方はしないことだ。「もう5分早く出勤するように」という
ように行動を指摘することだ。そして「なぜ、叱ったか」ということを具体的に
わかりやすく説明することが大切だ。
 
 ある職場で、物が乱雑に置かれていたために、部品が頭に落ちてきて怪我人が
出た。たまたま通りかかった社長がそれをみていて、職場の責任者に「君の職場
は乱雑になっているから今回のような怪我人が出るのだ」と叱った。そして職場
の責任者と巡視しながら、この棚がここにあるのは不適ではないか、この資材は
処分しなければならないのではないか・・・・もっと職場環境を徹底的に整備す
るように指導を行ったのだ。

 もし、社長が現象面だけを取り上げて、それのみ注意していたら同じことを繰
り返すことになるだろう。その社長が指摘したように職場が乱雑になった原因が
あるはずだ。ただ単に製品を山積みにするのではなく、物の積載高さを1.5m
以下と制限し、誰でも見渡せるようにする。そして安全に運搬できるように区画
線を設けるなどの工夫が必要だ。

 一週間後にその会社に行くと、真正面の掲示板に「安全は 目でヨシ 手でヨ
シ 声でヨシ」の標語が掲示されていた。そして職場に入ると不要間仕切りは撤
去されていた。メイン通路には区画線が引かれ、置場表示と高さ制限がされて見
通しのよい職場になっていた。

叱るときのポイントは3つある。
     一つ、愛情を持って叱れ。
     二つ、その場で叱れ。
     三つ、職場の責任者を叱れ。

 叱ることは、相手のためになるという強い信念からだ。相手が叱ったことをわ
かってくれて、行動が変わればきっと役に立つということを信じて叱るのだ。こ
の職場の責任者のようにすぐに改善し行動に移すことが大切なのだ。

          【未来事業・マネジメントコンサルタント 石黒 和男】

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