e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2009.1.28 Wed. vol.425
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◆今月(1月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
     『世界的経済大恐慌の大津波を乗り切る!』『未来事業の支援は三位一体』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
   『今年こそ食生活習慣を見直そう―夜遅い食事は肝脂肪になる!』  
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 私はこの執筆をするに当たって「価値観」「経営理念」「将来設計」そして
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】          さらに1割の追及が危機を救う     
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】 生き残るためにやるべきこと                
  03:【公認会計士の一口講座】     セーフティネット保証での借入状況 
  04:【経営相談Q&A】         設備状況をあらわす指標について                  
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┃01┃経営発展のヒント   『さらに1割の追及が危機を救う』
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 「百年に一度の大不況などというフレーズはもう聞き飽きた」と前々回のメル
マガに書いたところ多くの皆様から「まさにその通り」と同感のご意見をいただ
きさらに意を強くした次第である。私の本音のひとつは、わが社の経営が厳しく
なったとしても、そんな理由は“将来、何の言い訳にもならない”というところ
にある。

 今から17年前にいわゆる金融バブル崩壊による大不況が始まった。その後、
破綻したり、厳しい経営に追いやられた経営者のほとんどは、追い込まれた要因
の第一に“バブル崩壊”をあげた。そして、この理由は10年経っても最大の倒
産理由となっていた。

 しかし、この根底にある要因はバブル崩壊を甘く予測したことにある。という
よりも“成り行きにまかせた”と言ったほうがよいかもしれない。

 もし、このバブル崩壊に関連してわが社の売上げが2割減る危険性があると思
ったら、それだけ減少しても大丈夫な経営体質にすればよい。これで現状利益を
維持できたのだ。

 もう一歩進んで、この機会に3割減っても大丈夫な体質になるように改革を断
行すれば、その差の1割は利益になる。こうすれば成長をしていたことになる。
つまり、ピンチをチャンスとすることができたのだ。

 そこに、バブル崩壊のときでさえ、経営を厳しくした真の原因はそれを真剣に
予見しなかった社長自身にあると申し上げている所以がある。もし、予見してい
たとすれば改革を断行する実行力がなかった、ということだ。

 ますます厳しさを増すであろう今回の大不況がわが社にどれほど影響を与える
かを、楽観的な気持ちを捨てて厳しく見つめてほしい。その予測よりもさらに1
割悪くなっても大丈夫な経営体質にするような改革施策を実行することだ。

  この1割の追及が、この機会に“わが社が成長する企業の仲間入り”ができる
かどうかのキーポイントとなるのだ。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

★★★★皆様のご意見をお待ちしております→mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『生き残るためにやるべきこと』
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3月決算を控えて、各金融機関の営業店は本部目標達成のために、必死になって
いるはずだ。なぜなら達成するか否かによって、人事評価に影響が出てくるから
だ。金融機関の人事評価は概ね9月と3月の年2回。3月は総合評価となり特に
人事評価に影響が出る。そのために全責任を持っている支店長は、毎日報告され
る進捗に一喜一憂する。支店の業績が上がっていれば、本部に対する発言力が強
くなり自分はもとより部下の評価も良くつけることができるからだ。

毎期、行われる本部目標を大きく分けると2つ。預金獲得と融資量の増加。預金
獲得について、最もオーソドックスなのは定期預金の獲得。しかし、低金利のた
めになかなか集まらないと嘆く銀行員が多い。ひところ注目をあびた、投資信託
も株価が不安定のために、資金の行きどころがなく、結局は確定利回り定期預金
に集まるはずなのだが、なかなか集まらない。

問題なのは融資量の増加目標だ。貸し剥がしだ、貸し渋りだと騒がれながらも、
現場である営業店は融資を増加させなければならない。しかし、銀行本部は倒産
先を出したくないから営業店からの融資申請においても、なかなか認可しないの
が現状だ。不渡り先をだし、赤字になっても金融庁は助けてくれない。融資はど
んどんしなくてはいけない、しかし、倒産先を出し赤字となれば経営責任を取れ
と言う。これでは、どうしたら良いのかわからないというのが、現状であろう。

一方で、企業は融資を求めている。融資を受けないと、倒産してしまうと騒ぎ出
す。銀行も保証協会付融資ならば本部も文句を言わないだろうとの思いから、保
証協会へ申請、しかし保証協会もなかなか認可をしない。保証協会は「銀行は、
融資をできないところばかり協会へ持ってくる。保証をしないと、協会が悪いと
いうが、延滞している先に対して保証をすることができない。」

立場が変われば、言いたいことは多々あるだろう。しかし、大切なことは、

   今、保証協会も含めた銀行が支援をすれば、企業が生き残る
       ことができるのかどうかの冷静な判断を行うことではないだろうか。

企業の本質は利益をあげることだ。今は赤字であっても、今後、利益を上げるこ
とができる施策を説明することが必要だ。このことを金融機関に説明し理解を受
けることが一番必要なことなのだ。

                  【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃公認会計士の一口講座   『セーフティネット保証での借入状況』
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寒風吹きすさぶ経済状況の中、中堅・中小企業にとってはまさに“救世主”とな
っている政府の中小企業向け金融緊急支援策である「経営安定関連保証」=セー
フティネット資金の保証状況は、平成20年12月31日現在の全国で 件数:
17万件 保証額:3.9兆円(1件当たり2294万円)に達しているようだ。

この制度は来年3月31日までであり、現行の保証枠は6兆円(12/31現在で約
65%の消化)、追加支援策として14兆円も予定されており、全体で20兆円
が中小企業向け緊急支援対策資金として用意されている。

既にこの制度により借入を実行された経営者の方も多いだろうが、これから実行
する方々のためにこれまでの状況からした実務的なFAQを掲載することとする。


・無担保保証枠8000万円全額が保証されるのか。
  保証協会の審査により決定された保証枠内でしか認められない。各地の保証
  協会で微妙に対応が異なるが、「月次平均売上高の1ケ月分前後(8000
  万円が上限)」とされている場合が多いようである。
・別枠保証であるので、一般保証枠での借入残高があっても問題ないのか。
  制度としては別枠であるが、保証協会内部では一般枠と合わせたところでの
  判断となっている場合が多いようである。
・現在借入残高がある一般枠での保証につき「条件変更」をしていることが影響
  するのか。
  変更後にきちんと返済履行しているのであれば問題はないと考えられるで
  あろうが、実際には”門前払い”となっている場合が大半のようである。
・企業グループを形成している場合、”1社ごとの判断”となるのか。
  同族会社系では”1社ごとの判断”とはならず、グループ全体での保証枠で
  判断している場合が多いようである。
・保証協会による保証があっても銀行が融資してくれない場合があるとの噂は。
  残念ながらその噂は真実である。今回の金融危機は大企業をも巻き込み、大
  企業の資金需要が旺盛になっていることが影響しているようである。大手銀
  行に融資を断られ、それまで付き合いのなかった地元に密着した地方銀行・
  信用金庫等に駆け込んでいる中堅・中小企業が多いようである。

                【未来事業 公認会計士  西山 太郎】

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┃04┃経営相談Q&A    『設備状況をあらわす指標について』
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A社長:先生にご指導いただいて設備のメンテナンスを実施してきた結果、故障
    が少なくなったように感じております。これを数値で評価し、目に見え
    るようにしたいと思いますが良い方法がありますか。その結果を、点検
    表に記入していきます。

M先生:平均故障間隔(MTBF)と平均修理時間(MTTR)を指標にすると
    良いでしょう。これは、設備の動作時間と停止時間を記録しておき、一
    定期間ごとに集計して算出します。算出方法を例で説明します。

【計算例】
1、動作と停止例
  動作(36H)→ 停止(1H)→ 動作(14H)→ 停止(1H)→ 
  動作 (15H) → 停止(0.5H)→ 動作(31H)→ 停止(1.5H)
2、動作時間合計
  36+14+15+31=96H
3、停止時間合計
  1+1+0.5+1.5=4H
4、停止回数合計
  4回
5、負荷時間合計
  96H+4H=100H
6、平均故障間隔(MTBF)
  96H÷4回=24H/回
7、平均修理時間(MTTR)    
  4H÷4回=1H/回

【この設備の状況】
  24Hに1回故障しており、修理に1時間かかっている。

継続的に指標を算出して管理すると良いでしょう。
             
         【未来事業 マネジメントコンサルタント 眞田 孝雄】


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