e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。 |
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃ やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に! ┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓ 経営プロデューサーレポート ┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃ 2008.12.10 Wed. vol.419 ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今月(12月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− □吉岡憲章のコラム 『大嵐のように襲ってくる危機を乗り切るには』『未来事業の支援は三位一体』 →→→ http://www.mirai-j.co.jp/ □経営者のための健康情報 『血行促進して毎日健康体、若さを保つ』『血行促進に効果のある食材は?』 →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm ◆――◆吉岡 憲章プロデューサー 会心の新刊 発売中◆――◆ ★書籍名★ 「“会社が赤字?!”とわかったとき読む本」 ★出版社★ PHP研究所 私はこの執筆をするに当たって「価値観」「経営理念」「将来設計」そして 「挑戦」をキーワードとした。自社を経営するに当たって、経営者は大事な社 員たちのこころにも、思いをめぐらせて欲しい。 吉岡憲章著書紹介公式サイトができました。クリックしてください! 全国を駆ける吉岡が飛び出してきて皆様にご挨拶いたします。 ぜひ、下記URLよりご購入下さい。 ↓ ↓ ↓ http://books.miraihonpo.com ◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 01:【経営発展のヒント】 戦闘状態に入れり 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】保証協会付融資でも銀行は厳しい 03:【コンサルの視点】 派遣切りの前に「経営管理の輪」をまわせ 04:【経営相談Q&A】 新入社員教育について −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃01┃経営発展のヒント 『戦闘状態に入れり』 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大変な不景気が押し寄せてきている。われわれ中小企業はまさに産業界の先 兵となって、不届きな不況の波と刃を交えなければならない。弱腰になり背を 向けたとたんに蹂躙されてしまうことになるからだ。 アメリカにおける自動車の売れ行きはビッグ3で昨年比40%程度の減少、 わが国の自動車メーカも30〜40%は減少している。これでは右肩下がりと いうよりも“絶壁を転がり落ちる”と表現した方がよい。まさに今から18年 ほど前に始まったバブル崩壊の再現を感じさせる。 あのバブル崩壊を経験し、勝ち残った会社はどのようにその時立ち向かった のだろうか? それぞれの会社ごとに独自の対応策をとったことは明白であるが、勝ち残っ た企業に共通していることは「バブル崩壊下における厳しい先行きを予測し、 それ以上の対応をした」ということだ。つまり「バブルが崩れるスピード以上 の速さと決断力でわが社の改革を実行した」ということだ。甘く見て動きの遅 かった会社は滅んだ。 貴方の属する業界や地域の景況予測が、前年比2割ダウンすると予測するな らば、3割の改革に即刻取り組むことだ。すなわち、売上が3割落ちても耐え られる体質に徹底したムダの廃除をすることだ。そうすれば、その差の1割は 逆に利益となる。今こそ社長の先見性と実行力が問われる時だ。 今から67年前の1941年12月8日は、わが国が真珠湾攻撃を行い太平 洋戦争が始まった。 「我が軍は戦闘状態に入れり!」この時に躊躇し、立ち止まる余裕などはない のだ。 【経営プロデューサー 吉岡 憲章】 ★★★★皆様のご意見をお待ちしております→mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp ◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆ ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『保証協会付融資でも銀行は厳しい』 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「運転資金が足りないので、銀行に保証協会付融資の申し込みをしましたが、断 られました。協会に相談に行ったときには、大丈夫なようなことを言われたんで ・・それで、また協会に相談に行くと、銀行が融資をしてくれないとどうしよう もない、銀行に相談に行ってくれと、言うんです。」 保証協会付融資にまつわる相談が、多くなっている。最近の中小企業支援策の一 環として、盛り込まれたのが保証協会付融資の拡大。従来の保証制度は、責任共 有制度。保証額の20%は、銀行リスク負担。しかし、今回の緊急支援策は銀行リ スクはなし、100%保証協会保証。これにより、各銀行は競って保証協会付融資 獲得運動に突入するはずだった。協会が100%保証してくれるなら、銀行は何も 心配することがないのだから。 しかし、現実はといえば、簡単に融資が実行されないのだ。申込をした企業の様 子を聞くと、相当資金繰りが厳しく、また不渡りを受け、なおかつ毎月赤字の連 続。多分、銀行はこの企業に対して相当厳しく見ているのだろう。もしかしたら あと1年はもたないだろうと、判断している可能性もある。 保証協会付と言えども、融資をするのは銀行、焦げ付きを出したくない。そうな ると、保証協会へ代弁請求をだすことになってしまう。銀行にとってみれば、保 証協会付融資もしたい、しかしあまり代弁請求もしたくないと言ったところだ。 企業から言わせれば「保証協会付融資なのに、何故融資してくれないのだ」「保 証協会の承認がおりているのに、何故駄目なんだ」「中小企業を助けると言って いるのに、銀行は嘘をついている」とこうなる。この代弁請求が厄介だ。保証協 会は、銀行ごと、支店ごとに、件数、金額ともにデータをとっているのだ。 あまりに代位弁済が多い銀行、支店に対しては、保証審査を 厳しく見られてしまう、そして、融資審査は甘いと見られてしまう。 銀行は、現状の企業の業績について、相当厳しく見ている。一時的に保証協会付 融資で支援を行い、年末の資金繰りをクリアーしたとしても、抜本的な解決にな らないと思っている。銀行に支援をしたい企業と思わせるのは、銀行がなるほど これなら、利益が出ると思わせる具体的施策を提出すること、そしてそれに基づ き業績を上げることが必要だ。その場限りの資金繰り対策だけでは、銀行は継続 支援をしてくれない。 【エグゼクティブ・コンサルタント 奥山 孝司】 ◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆ ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃03┃コンサルの視点 『派遣切りの前に「経営管理の輪」をまわせ』 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まるで坂をころがるように、働く現場が危うくなってきた。 「僕たちにも2009年を迎えさせて下さい」「寮から追い出さないで下さい」 「どうかホームレスにしないで」派遣者の叫び声が耳元に毎日のように聞こえて くる。「あなたにはもう仕事がない」職場でこう告げられる人たちが、日を追う ごとに増えているのだ。 製造業では数百人から千人規模の人減らしが相次いでいる。来春までに、派遣 社員の3万人以上が失業するという。国内外の景気がかってない速さで悪化して いる。今では製造業の雇用調整が機械・電機など自動車以外に広がり始めている。 このような経営危機に陥ったときに真っ先にやらなければならないことは、経 営理念との照合を行うことが大事なことだ。そして、いついかなるときも、絶体 絶命のときも、決してその経営理念を曲げてはならない。 こうしてまず自ら経営理念と照合し、その後衆知を集めて最終的な結論を出し たら、あとは勇気をもって決断し、実行に移すことだ。ここでのポイントは、素 早く、ダイナミックに行い、継続すること。目標達成するまで、決めたことを継 続することが成功のカギとなる。 このように、経営Planとして「経営理念との照合」を行い、そしてDoと して「衆知の収集」を実施し、Check「自分との比較」を行い、Actio nとして決断、実行して「経営管理の輪」のスピードを早めて回していくことだ。 経営者は派遣切れの前に、まず緊急にすべきことを洗い出し、年内にもできる 限りの手を打つべきだ。今こそ「経営管理の輪」をまわすことが、派遣切りを防 ぎ、経営の危機脱出につながる。不況の坂を止める特効薬はない。 【未来事業 マネジメントコンサルタント 石黒 和男】 ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃04┃経営相談Q&A 『新入社員教育について』 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Q:4月に新入社員が入社して半年が経ちましたが、まだまだ社会人としての 訓練ができていません。社会人としての基本を教育して頂きたいのですが。 A:ビジネスマナーは社会人として早急に身につけなければなりませんが、新入 社員でなくても十分身につけているとは言えない人もいるようです。最近は、 メールやFAXなど会社の外に出なくとも、お客様と接触する機会が増えて います。今回は「FAXする場合やメールする場合」について述べましょう。 1、FAXする場合、送付書を必ずつけます。その中にはあて先、送付日、送信 枚数、送信者などを明記します。 あて先は会社名・部署名を省略しないこと。株式会社を鰍ニ書いたりしますが、 それも本来は失礼なことです。本文中でも同様です。相手も苗字だけでなく、フ ルネームで記載します。また、漢字を間違えないように相手の名刺を確認しなが ら、記入するのが良いでしょう。 よく「○○部長様」と書く人がいますがこれも駄目です。「社長」や「部長」や 「課長」などは敬称ですので、それに「様」をつけてはなりません。この場合に は「殿」をつけて、「○○部長殿」とします。送付の日付は必ず記載します。 2、つぎにメール送信の場合について述べましょう。 TO・CC・BCCの使い方に注意しましょう。 通常のメール送信には「TO」を使います。「CC」「BCC」は複数の人に同 時に送信する場合に使います。「CC」の場合、全員のメールアドレスが表示さ れますので、誰に送られているかメールを受け取った人全員に分かります。「B CC」は送信先のメールアドレスが表示されませんので、不用意に人のメールア ドレスを知らせてしまうリスクが低減できます。ビジネス上の連絡に向いている ことになります。 メールの場合は、挨拶文は不要です。「お世話になっております。○○社の△△ △△です。」など簡潔な挨拶と誰からのメールか分かるような文章で始めます。 メールは必ずしもすぐにチェックするとは限りません。急ぎの用件の場合はメー ルを送った後、「メールを送信しました。○月○日までにご確認いただけますで しょうか」などと電話でも伝えます。 就業時間内に届いたメールには、返信に時間が掛かる場合でも、その日のうちに 「ご連絡ありがとうございます。社内で調整して改めて回答させていただきます」 など相手に読んだことが分かるような簡単な返信を送る習慣をつけましょう。 ぜひ基本的なマナーに従って対応するように指導し、早く一人前のビジネスマン /ビジネスウーマンに育てて頂きたいと思います。 【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 津田 智幸】 ◆―――◆ 『未来・経営ナビゲーション ご購読のご案内』!! ◆―――◆ あなたが願う会社の姿とは? 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