e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.12.3 Wed. vol.418
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◆今月(12月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
 『大嵐のように襲ってくる危機を乗り切るには』『未来事業の支援は三位一体』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
  『血行促進して毎日健康体、若さを保つ』『血行促進に効果のある食材は?』   
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 私はこの執筆をするに当たって「価値観」「経営理念」「将来設計」そして
「挑戦」をキーワードとした。自社を経営するに当たって、経営者は大事な社
員たちのこころにも、思いをめぐらせて欲しい。

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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        “思い”の強さだけ叶う
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】債権の査定条件緩和によりどうなる  
  03:【コンサルの視点】        松山観光にて−子規に寄せて
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┃01┃経営発展のヒント    『“思い”の強さだけ叶う』
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 私はこれまでに1千社を超える中小企業の経営再生のお手伝いをしてきた。巷
のコンサルタントが数を競うように“こんなに沢山の会社を立て直した”と吹聴
しているが、通常そんなにも多くの企業を立て直すことはできない。言い換えれ
ば“こんなに多くの企業再生の受付をしたか、相談に乗った”程度だ。

 私の信念は“経営の現場で経営者と一緒に汗水流して、具体的に取り組む”こ
と、すなわち徹底した“現場主義”だ。金融債務者区分でいえば、要注意〜破綻
懸念先の企業だ。こんな状態の1千社とはどんなものか想像いただけることだろ
う。

 これらの1千社のうち、1年で黒字に転換した企業が約7百社、2〜3年かか
ったケースが2百社、そして残りの1百社が残念ながら破綻せざるを得なかった。
 それでは、蘇ったこれら9百社と破綻した1百社を分けた分水嶺は何であった
だろうか。

 それぞれの固有の理由があるが、全体に共通していることがひとつある。それ
は社長の“思い”だ。「わが社を絶対に立て直すんだとの思い」「わが社をわが
子以上に愛するという思い」だ。この“思い”が強いほど短期間に目的を達成す
ることができるのだ。

 今、世界的な金融危機から始まった大不況が中小企業にむかって押し寄せてく
るだろう。その時にこそ「どんなに不況だろうと、わが社は立派に生き残らせる
るんだ!」との社長の強い“思い”があれば、何ごとも恐れることなど存在しな
い。それこそ、逆転反撃のチャンスとすることができるのだ。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

★★★★皆様のご意見をお待ちしております→mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『債権の査定条件緩和によりどうなる』
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金融庁が、11月7日に発表した中小企業向け債権の査定条件緩和により、経営
者は、簡単に返済条件の変更が出来る、リスケが出来ると大喜びだ。この施策は、
返済条件を柔軟に変えられることによっての、中小企業の資金繰り改善が目的。
金融機関側も、今までは、貸出条件を変更すると債務者区分の引下げ=貸倒引当
金の積み増しを求められていたが、その必要はないという措置だ。

この措置、毎月の借入金返済負担が重く、資金繰りに支障が出ている中小企業に
とっては朗報。しかし、リスケが出来るからと言って、安易に金融機関に申請を
することについては疑問だ。リスケの期間中は、追加融資が受けられないからだ。

社長:「銀行にリスケをお願いしたら1年間のリスケに応じてくれました。これ
で、資金繰りの不安からは逃れることが出来ます」と、大喜び。
私:「社長、きちんと資金繰り表を提出したの?」

資金繰り表を確認すると、リスケをしても月末の繰越残高がほとんどゼロに近い
ときが、1年間のうちに4ヶ月もある。このような月は、月中必ず資金が不足す
る。この企業は、12・1・2月は売上が伸びるが、その他の月は、厳しい。

私:「社長、売上が上がらない月の資金繰りは厳しそうだけど、どうするの?」
社長:「銀行からは、余った資金は通知預金などにしておくように言われている。
足りなくなったら、業者への支払いを待ってもらうよ」

業者への支払いを遅らせることを考えているなど、全く不謹慎だ。リスケは銀行
が支援できる最大で、最後の手段であることを理解しているのだろうか?安易に
考えて、困ったときには銀行が融資してくれると思っているのだろうか?ことの
重大さを認識しているのだろうかと思う。

取引銀行にしても、この企業を本当に支援したいと考えているのならば毎月の返
済をさせながら、必要資金の支援=融資を行う、結果として、前期比較の融資残
高は変わらない(リスケと同じ)という方式が良いのではないだろうか。確かに、
銀行の負担は増加。しかし、中小企業にとってみれば必要なことだ。

銀行にこの方式を認めてもらう前提は、企業が今後の展望を明確にすることだ。
来期は売上が上がる、利益が出る、1年待っていただければ、返済がきちんと出
来るなど、口頭で説明しても無理なこと。じゃあ、今まで何故出来なかったの?
ということになる。企業が提出する計画書が銀行に実現可能なものであると、理
解を得ることが必要だ。経営者は、企業再建のために、どうしたいのか。その真
摯な気持ちを、計画書に託すことが最低限必要なこととなる。

                  【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点    『松山観光にて−子規に寄せて』
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 手術から2か月が経過し、大好きな温泉浴が解禁になった。早速、休日に道後
温泉へ行く。日本最古、二千年以上の歴史があると言われる道後温泉の「道後温
泉本館神の湯」に入る。銭湯感覚だが、東西二つの浴室があり、壁面には神代の
時代をテーマにした陶板画、温泉の注ぎ口が付いている湯釜には万葉仮名で、山
部赤人の長歌が彫刻されている。関東にはない歴史の深さに感銘。

 やや熱めのお湯を堪能し、向かいの「道後麦酒館」に入る。温泉浴と同時に解
禁になったビールを「坊ちゃん(ピルスナー)」「マドンナ(アルト)」「漱石(ス
タウト)」の順にグラスで飲み上げる。実に旨い。

 良い気持ちになったところで、ガイドブックを頼りに「子規記念博物館」に向
かう。正岡子規、俳句や短歌の革新を志し、新体詩や写生文も意欲的に発表した
が、若くして結核を患い、その後脊椎カリエスに喘ぎながら、6年間も横たわった
まま、死の2日前まで随筆を新聞に掲載し続けた。
 
 3年ほど前のことになるが、夏目漱石ファンの友人に誘われて、子規の終の住
まいとなった東京根岸の「子規庵」に行ったことがある。友人の説明によると、
子規は大変な美食家かつ大食漢であったそうな。そんなことを思い出しながら展
示を見る。

 展示点数は実に豊富。私の独断でいえば、子規という男、実によく食べ、よく
見、よく描き、知識欲が旺盛で、ユーモアがあって、多分おしゃべりで、人の中
心にいつもいる親分肌の活動家。健康に恵まれていれば世界中を旅していたに違
いない。そんな思いを「子規博物館」の展示から受けた。
 
 彼のすごいところは、6年間も寝たきりになりながらその意欲、好奇心、知識
欲、精神力が衰えなかったこと。食への執着も生きる意欲の表れであろう。そう
長くは生きられないことも、日々の体力の衰えも感じていたに違いない。しかし、
それを超越して彼は知りたがり、食い、書きかつ描く活動を続けたのだ。

 このような状況で、肉体的苦しみを越えて、ライフワークを実行し続ける。入
院を経験すると、それがどんなにすごいことかがわかる。このような人が明治の
日本にいた。死の直前まで、自由に、激烈に、自分の活動を続けた人がいた。

 帰路に立ち寄った松山城の紅葉した森の木々を見ながら久しぶりに心に活力が
満ちてくるのを感じた。

           【未来事業 マネジメントコンサルタント 山田 喬】
               
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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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