e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.11.05 Wed. vol.414
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆今月(11月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
 『厳しい経済環境下、経営者のやるべきことは』『未来事業の支援は三位一体』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
  『手洗いとうがいをしっかりやれば、風邪予防には一番効果あり』   
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

   ◆――◆吉岡 憲章プロデューサー 会心の新刊 発売中◆――◆

★書籍名★ 「“会社が赤字?!”とわかったとき読む本」

★出版社★  PHP研究所

 私はこの執筆をするに当たって「価値観」「経営理念」「将来設計」そして
「挑戦」をキーワードとした。自社を経営するに当たって、経営者は大事な社
員たちのこころにも、思いをめぐらせて欲しい。

吉岡憲章著書紹介公式サイトができました。クリックしてください!
全国を駆ける吉岡が飛び出してきて皆様にご挨拶いたします。

ぜひ、下記URLよりご購入下さい。
    ↓    ↓    ↓
http://books.miraihonpo.com

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        隘路にそろう 
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 銀行資産の時価評価の停止とは
  03:【コンサルの視点】         全人的視点に立つ、ということ  
  04:【経営相談Q&A】          新入社員教育について
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃経営発展のヒント      『隘路にそろう』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 ある中小企業の社長が言った。「ウチは月商3千万円を続けています。今度新
商品Aを出す予定です。この商品は月1千万円売れると思います。したがって、
今後は月4千万円になりますよ。」さらに続けた。「Aの次に新商品Bを発売し
ます。これも1千万円くらい売れるでしょう。したがって、3ヵ月後はウチの売上
は5千万円は固いでしょう。」と胸を張った。

 やがて、3ヶ月が経過した。この会社の売上は確かに伸びたが3千5百万円程
度だった。社長は首をかしげて「こんなわけはないんだが・・・」

 売上が思ったほど伸びないわけは何ていうことはない。営業部門の販売力がな
いということ。新商品AとBが発売されても、営業マンが顧客にこれらの新商品
を説明しきれずにただ置いていっただけ。顧客は折角の商品の魅力を理解できず
そのまま店頭に置いただけ。通常商品と変わらぬ扱いだ。これでは社長の思惑通
りに売上が積みあがるわけがない。

 逆に営業がいくらいい仕事を取ってきても、製造力や開発力がなければ売上に
つながらない。生産や開発が充分な対応ができないことで、折角受注しながらも
顧客からの信用を失墜してしまうことになる。

 営業力にしても製造力や開発力にしても誇れるほどの優れたものがあるのは素
晴らしい。しかし、経営は全体のバランスが大事だ。バランスが取れていないと
結局はもっとも弱いところのレベルにしか結果は出てこないことになる。つまり
業績は部門や工程の“隘路にそろう”ということだ。

 したがって、もし社長の経営力が弱ければ業績はそこまでしか行かないことに
なる。こんなことにならぬよう社長自身を磨くことを決して怠ってはならない。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

★★★★皆様のご意見をお待ちしております→mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『銀行資産の時価評価の停止とは』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

銀行などの救済措置として、資産の「時価評価の停止」が決定されたようだ。銀
行が保有する資産を評価すると、損失が出て、自己資本が不足。これにより信用
危機を招くことになってしまうので、時価評価を停止しようということだ。なん
て、安易な発想だろうかと思ってしまう。

時価評価を避けるために会計ルールを変えたところで、一時的な時間稼ぎになる
可能性しかないのだ。株式や不動産証券化商品を取得価格で当面、評価しておく
なら、損は出ない。また、これらを売却した場合、市場が冷え切っているから損
が出るので、資産の売却もしないだろうという、発想ではなかろうか。時価評価
回避によるメリットがあるのは、一時的に責任を免れたい銀行だけ。

時価評価停止をするならば、融資審査についても、時価評価をやめるなど全審査
方法を変えなければいけないはずだ。銀行は実態的な資産状況を把握するために、
全ての資産を時価に引きなおすはず。不動産、株式もしかり、全てだ。

経営が不安な企業に対して、銀行は計画書を求めている。その計画書で、最も注
目されるのが中期計画だ。経常利益がプラスになるのはいつなのか?実質債務超
過はいつ解消になるのか?有利子負債(銀行借入金)が完済されるのはいつなの
か?この3点がポイントとなる。これらのことを、全てクリアーして初めて、銀
行支援を受けることへの検討の遡上にのるのだ。そのなかで、今回、問題となっ
ているのは実質債務超過についてだ。全ての資産を時価で評価した場合、自己資
本はどうなのかということだ。決して簿価ではないのだ。同じことを評価するの
に評価する方とされる方で全く違う評価をすることは常識的に考えてもおかしい。

本来は、銀行であっても企業であっても時価評価することが必要なことだ。時価
評価を一時的に停止したとしても、全く解決にならないはずだ。

    実態を隠して、都合の良い見せ方を容認していることになってしまう。
         企業決算ではご法度となっている「決算調整」
                   に類似しているのではないだろうか。

業績の悪い企業への融資審査が甘くなることは決してないはずだ。企業側は従来
通りに利益を確保することが必要となる。これは、余りにも、付け焼刃的な対応
をすることに対しての私からの警鐘だ。

                  【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃コンサルの視点    『全人的視点に立つ、ということとは』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 体調を崩し、10日間程入院した。入院した病院は明治39年の設立、病床数482
床、都市型の大病院。常勤医師数160名。そのほか研修医も積極的に受け入れて
いるようで、実に多くの医師・看護師・薬剤師・事務員が働いている。

 この病院の医療理念「○○病院は 全人的視点に立ち 最新・最良の医療を提
供し 社会に貢献します。」とある。全人的の意味が分からず、家人に意味を聞
く。家人曰く、「悪いところだけでなく、精神的な部分も含めて、全身の悪い箇
所に注意を払いながら治療をするってことじゃないの。」「あっ、そうか。」と
は言ったもののなんとなく引っかかる。辞書を引くと「全人=知・情・意を調和
してそなえている人」(大辞林)とある。

 知の部分。本来の意味からはちょっとずれるが、この病院では、徹底したイン
フォームドコンセント(説明を受けた上での同意の意味)が行われている。説明
の前に「特殊な手術ではなく、難しい手術ではない。」との前置きはあるが、約
10項目に亘るリスクの可能性を聞いていると、本当に大丈夫なのかと不安にな
る。更に手術に同意した旨の署名・捺印をした文書の提出が求められる。本来の
インフォームドコンセントは患者への十分な医療情報の提供、患者の理解と信頼
を得るという目的で行われるものであろう。しかし、医師の説明を聞いているう
ちに、病院の自己防衛のために、病院の都合で行っているとの印象を持ったのは
私だけであろうか。逆にいえば、ここまで病院を追い込んだ責任は患者側にもあ
るのかもしれない。

 情の部分。患者の取り違え防止のため、手術室入室、点滴や検査の際、フルネ
ームで患者自身が名乗ることが義務付けられている。手術を受ける際には当然の
ことと思って、了解していたのだが、入院が長くなるにつれて、人格が無視され
るように思えてきた。特に手術後感染症が出てしまい、40度を超える熱が三晩続
いた時など、点滴を取り替える度に氏名を名乗るのが、誠に苦痛であった。わが
ままなもので、TPOが変化することによって、人の気持ちも変わる。

 このように述べてくると、いかにも私がこの病院に不満を持っているように思
われるかもしれないが、そんなことはない。手術についても、治療方針について
も基本的には満足している。しかし、やはり入院という特殊な体験の中で不満が
出る。客観的に見ればほとんどが患者側のわがままなのだろうが、入院生活とい
う特殊な環境の中で、患者のひがみもあると思うが、不満が先鋭的に出てくるよ
うだ。病院経営における顧客=患者の満足を向上させることは人の感情というも
っとも厄介な部分に深く関わらなければならない難しさにあるように思う。

          【未来事業 マネジメントコンサルタント 山田 喬】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃04┃経営相談Q&A     『新入社員教育について』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q:4月に新入社員が入社して半年が経ちましたが、まだまだ社会人としての訓
練ができていません。社会人として恥ずかしくないビジネスマナーを教育してい
ますが、不十分のようです。社会人としての基本を教育して頂きたいのですが。

A:ビジネスマナーは社会人として早急に身につけなければなりませんが、新入
社員でなくても十分身につけているとは言えない人もいるようです。新入社員だ
けでなく、社員は会社の外に出れば、会社を代表してお客さまに対応しなければ
なりません。特に新入社員の時期を過ぎると、お客さまと同行する機会が多くな
ります。
それでは、「お客さまと同行する場合」のビジネスマナーについて述べましょう。

・新幹線などの乗り物ではどうするのがよいでしょう。

進行方向の窓側が上席になります。ただし、3列の席もあるので出入りの容易な
通路側が良いというお客さまもいますので、希望を聞いて柔軟に対応すること。

・タクシーの場合はどうでしょう。

上席は運転手のうしろです。4人で座る場合、2番目はうしろの席の運転手の反対
側、3番目が最上席と2番目の間、4番目が助手席になります。
ゴルフなどで接待者の自家用車に乗る場合はどうでしょう。この場合の上席は助
手席になります。マイクロバスなど大勢で乗る場合の上席は乗降口に近い窓側の
席になります。上席の基本はこの通りですが、その場その場で臨機応変に対応す
ることが大事です。

・電車に乗るときはお客さまを先に乗せます。降りるときも同様にお客様を先に
降ろします。駅のホームで電車を待つときは、肩が当たらないように10cmくら
い離れて横に立ち、カバンなどは邪魔にならないように反対側の手で持ちます。
お客さまが大きな荷物を持っている場合などは積極的に「お持ちしましょうか」
と声をかけると良いでしょう。

・エスカレータやエレベーターに乗る場合はどうでしょう。

お客さまの目線より下にいるのが基本です。上に行く場合はお客さまを先に乗せ
ます。下に行く場合は、「お先に失礼します」と言って先に乗ります。エレベー
タに乗る場合は先に入り、操作盤の前に立ってお客さまに奥に進んでもらいます。
エレベータを待つ間やエレベータの中でシーンとしているのは気まずいものです。
この場合は仕事と関係のない話題を話すのが良いでしょう。「ゴルフはなさいま
すか?」「ご趣味は何ですか?」など、プライベートな話をすると親近感がでま
す。エレベータを降りるときには先に降ります。

・目的地まで一緒に歩く場合もあるでしょう。その場合は真横ではなく心もち斜
めうしろを歩きます。前から人が歩いてきたり、自転車に追い抜かれるときには、
さっとお客さまのうしろに入って一列になります。曲がり角では心もち一歩前に
出て、「こちらです」と案内します。間違っても携帯電話でゲームをしたり、音
楽を聴いたりしてはいけません。

・これから冬に向かいますが、コートはいつ脱いで、いつ着れば良いでしょう。

目的の場所に着いたら、入り口の前でコートを脱ぎます。そして、裏返しにして
縦に三つに折り、腕にかけて入ります。そして受付に行くようにしましょう。
お客さまのところを出るときは、コートは外に出てから着ます。外に出る前に着
るよう勧められたときは、素直に着た方が良いでしょう。その場合、マフラーな
どは手に持った状態で外に出ます。

以上がお客さまと同行する場合のマナーです。ぜひ基本的なマナーに従って対応
するように指導し、早く一人前のビジネスマン/ビジネスウーマンに育てて頂き
たいと思います。

         【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント  津田 智幸】
               
◆―――◆ 『未来・経営ナビゲーション ご購読のご案内』!! ◆―――◆

  あなたが願う会社の姿とは?

  あなたの夢の実現に役立つノウハウを、当社のコンサルが豊富な実体験を
  基に執筆します。
  起業から再建、さらに発展まであらゆる局面において不可能を可能にして
  きた未来流経営戦略。

  ※購読料として、1,000円(一年分、送料込み)を頂戴いたします。

  ご購読希望の方は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

  1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
  ※ご希望の方は、「件名」に「未来ナビ 希望」 と明記ください
          
◆――――◆ 『トロール船式会社発展法 小冊子』無料進呈! ◆――――◆

  吉岡憲章の『経営者』として、また『コンサルタント』としての、
   生きた経験が詰まった『トロール船式会社発展法』小冊子。
  メルマガ読者の方にプレゼントいたします。

  申込み方法は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX をご記入の上
 ※ご希望の方は、「件名」に 「小冊子 希望」 と明記ください
◆お問い合わせ・お申し込み◆――――――――――――――――――――――

 お問合せやお申込は必要事項をご記入の上、下記へご連絡ください。

 1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
 
  こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

Copyright (c) 2003-2008  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket