e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.10.15 Wed. vol.411
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◆今月(10月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
  『あなたの会社の未来を創る―経営改革の策定と改革の断行は未来事業へ』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
  『1日2〜3杯のコーヒーで健康!』『コーヒーの意外な効力とは』   
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 私はこの執筆をするに当たって「価値観」「経営理念」「将来設計」そして
「挑戦」をキーワードとした。自社を経営するに当たって、経営者は大事な社
員たちのこころにも、思いをめぐらせて欲しい。

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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        ついに来た大不況に立ち向かおう 
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 貸し渋りへの対応策  
  03:【コンサルの視点】         経営ビジョンは赤福から学べ!
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┃01┃経営発展のヒント   『ついに来た大不況に立ち向かおう』
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 私は本年初のメルマガ372号に、「今年の景気は“ことのほか厳しい”と思
おう」と題して次のような提言をさせていただいた。

「昔懐かしいスタグフレーションというフレーズまでがそのまま受け入れざる
を得ないような感じがする。
 私は、地方に出かけるたびに地方都市における店舗のシャッター現象がドン
ドン進行していることに心痛める。それにも拘らず、抜本的な地方における経
済対策をしなければならない政治も政局を中心としたやり取りで終始し、いく
ばくかの躍動感も期待感すらない。今年は中小企業にとって運命を左右するほ
どの大変な年になる。このことを覚悟しておこう」という主旨だった。
 
 まさに、この私の予言のように、アメリカ発の大不況の波がわが国に押し寄
せてきた。日経平均株価も8000円を割るのではというほどに落ち込んだ。
9月の大型倒産(10億円以上の負債)も36件とこれまでの倍以上に及んで
いる。

 金融機関もこれまでと違った対応の仕方になるだろう。これまでも建設業や
不動産業に対する融資姿勢は大変厳しいものがあったが、これからは経営状態
をとことん見極めた上の中小企業支援となることは目に見えている。

 しかし、こんな中でもキラキラと輝いている中小企業も沢山あることも認め
よう。このような会社の社長は地域における不況も行政の怠慢も、そして今回
の大不況の津波をも問題にしないほどの“わが社の売りもの”を磨きあげるこ
とに熱中している。

 わが社は経営者が守る以外に誰も守ってくれない。自分が信ずる方向に向か
って突き進んでいくことだ。あれこれ迷っていると高波にもまれて沈没してし
まうことになる。まずこの押し寄せる波よりも早く改革策を実行することだ。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

★★★★皆様のご意見をお待ちしております→mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『貸し渋りへの対応策』
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 大和生命が倒産、株価が5年4ヶ月ぶりの安値の8,206円。2008年9月中間連結決
算の業績予想を下方修正した地方銀行が9日時点で、上場87行のうち3分の1にあ
たる31行。地域経済の疲弊に加え、大口の貸出先だった不動産や建設会社の経営
破たんが続出し、不良債権処理費用が急増したことによるものだとのこと。 破
たんした米大手証券リーマン・ブラザーズ向けの債権がある地銀も多く、損失計
上は確実。11月の中間決算発表に向け、さらに下方修正が増えそうだ。

銀行の利益組成の仕組みは、至って簡単。取引先から低利で預金を預かり、その
預かった預金を高い金利で貸し出し利鞘を稼ぐというものだ。貸出をした企業が
倒産すれば、預金として預かった資金を取引先に返すことが出来なくなる。余裕
資金を、浮気心を出して金利が少し高い海外に投資し、失敗すれば融資をしたく
ても貸す資金がなくなる。そのため融資をすることが出来なくなってしまうのだ。

金融庁は、不良債権を出さないように、金融機関に融資審査厳正の通達を配布。
金融機関は、当然、金融庁の言われた通り厳しい審査をするはずだ。この結果が、
いわゆる貸し渋りだ。しかし、これは全くおかしな話で、融資審査の原則は、ど
んな状況になっても変わらないはず。確かに原材料の高騰などにより業況が変化
したり、業種的に不況業種といったものもあるが、これは特殊な例だ。貸し渋り
自体は金融機関側の問題だ。原則は、貸した資金が約束した通りに返ってくるの
かということであり、金融機関に貸し出す資金があるのか、ないかは全く問題だ。

       こんなときだからこそ、中小企業は冷静に
            自社の企業実態を見直さなければいけない。

利益が出ていないからと言って、安易に数字をごまかし利益を出すような行為を
行うことはご法度。赤字が計上されたら、原因を分析することだ。そして、対策
を立てること。そのことをきちんと銀行に説明をすることだ。銀行が最も嫌がる
ことは、突然、資金が足りない、融資をしてくれということだ。事前にきちんと
説明をして、銀行からアドバイスを受けている企業に対しては、それなりの対応
をしてくれる。貸し渋りは、銀行側の事情ではあるが、それに対してきちんと対
応をすることは、企業側の責任であることを忘れてはならない。

                  【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点『経営理念と経営ビジョンは一貫性を!赤福から学べ!』
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10月9日の神戸での講演の帰りに「赤福」を買った。赤福といえば301年前
の宝永4年に創業した和菓子の老舗だ。

赤福の経営理念「赤心慶福」は「赤子のようないつわりのないまごころを持って、
自分や他人の幸せを喜ぶ」という素晴らしいものだ。
しかし、昨年10月の消費期限の不祥事で社会的制裁を受けたことは、間違えた
経営ビジョンによる“3つ売るより1つを残すな”と一貫性がなかったことが一
因であった。

包装紙を開けてみると伊勢だよりと言うしおりが入っていた。その挿絵は毎日変
えていることを聞いて大変感激した。包装紙、折箱、しおりの3箇所に日付も印
刷されていて、消費期限の改ざんを防ぐ意気込みが感じられた。さらに、さじの
カバーにもお客様相談室のコメントが添えてあり、お客様の満足度向上に努めて
いることがよく分かった。

赤福が大きく変った点はこれだけでない。活動レポートによれば、内部監査室を
設け、お客様相談室・品質保証部を新設したことだ。

そして、今年の5月8日に本社工場で「食品衛生7S」活動のキックオフ大会を
行い、従来の5Sに洗浄・殺菌を加え食の安全・安心に関する品質保証のしくみ
を確立したのも大きいのではなかろうか。

この10月11日からは宅配も始め、我々にとってはいつでも買える楽しみがで
きた。赤福の原点は「赤心慶福」だ。この思いを胸に、赤福餅づくりに精進して
ほしい。

多くの中小企業の経営理念・経営ビジョンに接して感じるのは、まったくないか
内容が貧弱で一貫性に欠けて、陳腐化して時代に合わないものとなっているもの
が多い。

経営理念は社長の熱き思いを言葉にすることだ。そして経営理念が明確になって
いれば、社員を同じ方向に向かせることができる。

経営の壁にぶつかったとき、何をやってもうまくいかなかったときには、原点で
ある経営理念に戻ることだ。経営理念なき戦略や目先の利益追求は、会社を内側
から崩壊させてしまう。したがって、経営理念は模倣や語呂合わせで作ってはい
けない。自分の会社だけのものを創らなければならない。

経営ビジョンは経営理念に基づき数年後こうなりたいという会社像を設定し、
「業界の地位」「売上」「シェア」などを表現するとよい。

経営理念と経営ビジョンの一貫性は会社の存続にとって欠かせないものである。

         【未来事業 マネジメントコンサルタント 石黒 和男】
               
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