e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.10.1 Wed. vol.409
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◆今月(10月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
  『あなたの会社の未来を創る―経営改革の策定と改革の断行は未来事業へ』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
  『1日2〜3杯のコーヒーで健康!』『コーヒーの意外な効力とは』   
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1.書籍名 「“会社が赤字?!”とわかったとき読む本」

2.出版社  PHP研究所

3.あらすじ 同じ会社の異なる部署で働く4人の若手社員が、ある日突然直
       面した会社の経営危機。彼らが選ぶのは、再建か、転職か、そ
       れとも独立か?それぞれのこれからの人生をより実りあるもの
       にするため苦悩し行動する姿やそれに対応する経営者のありよ
       うをドキュメント風に描いた。

 私はこの執筆をするに当たって「価値観」「経営理念」「将来設計」そして
「挑戦」をキーワードとした。自社を経営するに当たって、経営者は大事な社
員たちのこころにも、思いをめぐらせて欲しい。

◆吉岡憲章の新著『会社が赤字とわかったとき読む本』がPHPから全国
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】            覚悟はあるか? 
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】     不渡り?危険な1行取引   
  03:【公認会計士の一口講座】  中小企業の資金繰り対策費約4000億円
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┃01┃経営発展のヒント     『覚悟はあるか?』
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 私が経営再生の支援をしている企業においては、導入時とその後毎年1度
「経営改革戦略計画発表会」を行うことにしている。社員全員に対して今期の
経営計画を説明し徹底する場だ。

 先日この計画発表会を行った企業は女性の社長だ。先代社長のご亭主が不慮
の死を遂げ、好むと好まざるにかかわらず社長に就任せざるを得なかった。そ
れまで子供を抱えて専業主婦をしていた身にとって男ばかりの工場を経営する
のは大変なことであったろう。

 しかし、中小企業にとってもっとも大事なことは社長の経営力だ。どんな事
情があっても“経営の素人”では通じない。私は社長が大変な思いをしている
ことを充分理解しながらも、心を鬼にして様々な改革の実行を要求した。

 この会社も社長をはじめとして社員たちが一丸となって改革を進めてきたお
かげで、今期は待望の黒字に転換することができた。何年ぶり、いや10年以
上ぶりの快挙だ。

 計画発表会では社長が方針・計画を発表したあとで、社員たちによる“実行
宣言”というセレモニーがある。壇上の社長に対して社員代表が手をかざして
「社長の方針に従って、社員一同全力で実行します!」との主旨を高校野球の
ように宣言をする。

 いざ、社員代表が宣誓を始めようと挙手をした瞬間、社長がそれを制しなが
ら話しだした。「あなた方はこれから実行宣言をしてくれることになるが、こ
こで宣言をするということはそれだけ皆さんに責任が発生するということです。
単なるセレモニーではなく、絶対にこの計画を達成するのだとの覚悟が皆さん
にはありますか?このことを心にしっかりと刻んだ上で宣言してほしい」

 私はこれまでに数百回にわたって実行宣言に立ち会ってきた。しかし、社長
がこれほどの気持ちで宣言を受けた例はない。つい、2年くらい前までは“経
営のケの字”すら触れることがなかった女性社長が「計画を達成する責任と覚
悟」を自分自身にも聞かせるように語った決意は感動そのものであった。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

★★★★皆様のご意見をお待ちしております→mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『不渡り?危険な1行取引』
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今日の朝、銀行の対応についての相談があった。手形期日が9月中旬に到来して
おり返済条件となっている。金額は、10百万円。今までは、いったん返済をして
概ね3日後、再度融資をしてくれていたという。今回も、同じ手法での書換、実
行について、担当者とは話がついていた。しかし、昨日、突然、銀行の融資担当
者が来訪、融資の再実行は出来ないとのこと。再度、融資を希望するならば、き
ちんとした資金使途で申し込みをするようにとのことだった。ただし、審査が必
要となるので、時間がある程度必要とのこと。

経営者は、あわてふためいて連絡をよこしたという訳だ。このようなケースは良
くあることだ。手形貸付の書換継続は、銀行と企業との阿吽(あうん)の呼吸。
借りたお金は返済すべきという銀行の言い分は当然だ。今回の場合、企業を訪ね
てきたのは担当者の上司で融資の再実行を約束していた営業担当者は来ていない。

経営者は、融資を月末の支払手形決済資金に充当予定であったので,不渡りにな
ると大騒ぎだ。来訪してきた銀行のメンバーをみれば、今回の融資についてはな
かなか難しい、多分、支店長の判断であろう。もめてはいけないので、銀行から
2名来訪。本日の交渉経緯を、記録にとどめるのだろう。

経営者側は、今回の経緯をきちんと説明をしなくてはいけない。銀行は、融資を
約束していない、資金使途が不明瞭など融資を出来ない理由を説明するはずだ。
経営者側は、何を言っても銀行には通用しない。悪いことにこの企業、1行取引。
不渡り回避のために、最近の受注状況、回収状況などをきちんと説明することが
必要となる。

銀行もきちんと説明すれば不渡り回避のための方法を考えてくれるはずだ。今回
の場合、私も先方の銀行に行き、この企業の現状と先行きを説明。銀行にも、こ
の企業についての認識に誤解もあり、今回の融資、10回の返済条件付にて実行、
ことなきを得た。銀行担当者も、現状受注状況などわからず、また再実行できる
と安易に考えていたとのことだ。

今後、どの企業に対しても、銀行の対応は厳しくなるはずだ。企業側は、自己防
衛のためにも、銀行取引は地方銀行、信用金庫を含め、最低2行取引を行うこと
を勧めたい。
                  【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃公認会計士の一口講座 『中小企業の資金繰り対策費約4000億円』
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**総合経済対策での「中小企業の資金繰り対策費約4000億円」って?**

最近クライアントからの資金繰り相談=借り入れ相談の時に話題として出るのが
タイトルの「中小企業の資金繰り対策費約4000億円」です。

下記のような内容の新聞報道があったのです。

『政府が29日にまとめる総合経済対策の概要が明らかになった。中小企業の資金
繰り支援へ向け4000億円を拠出、一部を2008年度補正予算に計上する。10月に予
定する輸入小麦の値上げ幅の圧縮なども盛り込む。全体の事業規模は政府・与党
でさらに調整するが、11年度に国・地方の基礎的財政収支を黒字化する目標は堅
持する見込みだ。

資金繰り支援では、各地の信用保証協会による公的信用保証の充実が柱。政府は
中小企業金融公庫が同協会に保険金を支払うための準備金を積み増す。協会の保
証余力が膨らみ、「貸倒率が5%とすると、(金融機関はさらに)8兆円貸せる」
(伊吹文明財務相)。』 (8/29日本経済新聞より)

“8兆円貸せる” とはどういうことなのでしょうか

支援が4,000億円だから、5%で割り戻して8兆円という計算で、金融機関
から中小企業に8兆円が貸し出され、貸倒率が5%として貸倒額が4,000億
円の範囲ということのようです(正確には、保証機関である信用保証協会保険填
補率:80%を勘案し、「10兆円」と算定すべきですが)。
ここで思い起こすのは、あの悪名高き「特別保証」(下記参照)です。

『中小企業金融安定化特別保証制度とは、平成10年8月に閣議決定された中小企業
等貸し渋り対策大綱に基づいて創設された保証制度。政府は新たに総額30兆円の
信用保証枠を創設し、平成10年10月1日から平成12年3月31日までの期限付きで特別
保証制度を設けた。同保証の申込みに際し、信用保証協会の審査が必要であったが、
保証要件が緩和され事実上無審査であったため中小企業のモラル・ハザードを引き
起こしたとの批判も多い。』(ウィキペッディアより)

特別保証の30兆円に対し8兆円と規模は縮小されてはいますが、金融機関の貸し
渋り的な融資姿勢が散見されだした現状では、「干天に慈雨」と云えるのかもしれ
ません。 
                  【未来事業 公認会計士 西山 太郎】

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