e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.9.10 Wed. vol.406
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◆今月(9月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
  『企業物価7.1%UP!―経営改革の策定と改革の断行は未来事業へ』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
  『食欲の秋―腹八部目を守ろう!』『長寿の秘訣―沖縄食材の活用!』   
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】  「“会社が赤字?!”とわかったとき読む本」            
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】銀行とは一体何なのだろう              
  03:【コンサルの視点】        小布施町の魅力―その観光戦略     
  04:【経営相談Q&A】         設備点検を継続的に実施するには                      
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┃01┃経営発展のヒント 『「“会社が赤字?!”とわかったとき読む本」』
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 会社の経営が厳しくなり赤字に転落した時の経営者の心の中は、まるで断崖
絶壁から落ちたようになる。この先“わが社はどうなってしまうのだろうか”
とおびえ、不安な毎日が続く。せめて社員たちにはこの気持ちがさとられない
ように懸命に強気を通す。

 一方、社員たちの気持ちも複雑だ。本当にウチは赤字になってしまったのだ
ろうか。もし、赤字になったら自分達はどうすればよいのだろうか。一体自分
の将来はどうなってしまうのか。それなのに、社長は何も言ってくれない。
 
 今回、こんな社員たちの視点に立って、彼らの気持ちの動揺や行動、さらに
将来あゆむ道についてをテーマとして上梓させていただき、来週9月18日に
発刊させていただく。

1.書籍名 「“会社が赤字?!”とわかったとき読む本」

2.出版社  PHP研究所

3.発刊日  平成20年9月18日 全国書店
 
4.あらすじ 同じ会社の異なる部署で働く4人の若手社員が、ある日突然直
       面した会社の経営危機。彼らが選ぶのは、再建か、転職か、そ
       れとも独立か?それぞれのこれからの人生をより実りあるもの
       にするため苦悩し行動する姿やそれに対応する経営者のありよ
       うをドキュメント風に描いた。

 私はこの執筆をするに当たって「価値観」「経営理念」「将来設計」そして
「挑戦」をキーワードとした。自社を経営するに当たって、経営者は大事な社
員たちのこころにも、思いをめぐらせて欲しい。

 ぜひ、ご購読、ご高覧いただき多くのご意見・ご指導をいただけることをお
願い申し上げたい。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

★★★★皆様のご意見をお待ちしております→ mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『銀行とは一体何なのだろう』
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業暦25年に及ぶ中小企業から、相談があった。15年ぐらい前、銀行から、工場を
併設した本社を購入したらどうかとの提案。経営者も自社ビルを持つのが夢であ
り、購入を決意。事業計画については、銀行が作成し、それに加えて融資金額は
100%融資、自己資金なく購入したという。このような話当時は良くあるケース、
銀行は競って融資合戦を行っていた時期だ。

現状、業績低下。そのようになった今でも、経営者は「借りたお金を返さなけれ
ばいけない」との思いから、返済はどうにか続けているという状態。会社からあ
がるCFだけでは、返済出来ない、そのため、個人での借入を開始。しかし、つ
いに返済に行き詰まり、会社清算を覚悟、銀行に相談に行くと―。

銀行融資担当者からは

   「そうですか、会社をしめるんですか?それが一番ですね。
      私どもも、それが一番良いと思っていました。今のままでは、
             負担だけ多くてどうしようもならないですからね」

この企業には、渉外担当者も訪問しており、実情については把握していたはずだ。
それなのに、銀行のこの発言、いったい何なんだろうと思ってしまう。渉外担当
者の危機意識欠如の問題なのか、銀行方針は「この企業を潰す」なのだろうか?

銀行は、返済も進んでいることから、不動産処分をすればロスはないと判断した
のだろう。しかしなぜ「会社清算を考えるはまだ早い、銀行も支援するからもう
少し頑張ったらどうか?」などのアドバイスをしないのだろうか。

この企業の決算分析や、経営者ヒヤリングを開始。すると粉飾は決算なし、銀行
返済延延滞なし、税金延滞なしだが従業員に給料を遅延している。銀行返済をし
なければならないのでと説明して遅延しているとのことだ。経営者は従業員から
慕われており、何とかして以前の状態の会社に戻し、そのために社員は何でも協
力すると言っているそうだ。

銀行に元金返済猶予のお願いと今後の事業計画を説明すると、融資担当者はこの
ような依頼は企業から全くなかったと言い出す始末。支店長からは直ぐ検討しま
しょうとのことば。銀行の役目とは、いったい何なんだろうか。景気が不安定な
時期、今まで以上に銀行と企業が手を携えてともに進んでいくことが必要となっ
てきているのだ。
               【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点   『小布施町の魅力―その観光戦略』
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 夏の休暇に小布施町を訪ねた。小布施は江戸時代以前から栗の産地で、栗菓子
が名産品。晩年の葛飾北斎が4回にわたり、当地の豪商高井鴻山の招きにより小
布施を訪れており、北斎の肉筆画を集めた美術館もある。長野県下では軽井沢と
並んで、年間の観光客の多い町とも聞く。その一人となって町の魅力を探ってみ
たかった。

 83才になっていた北斎がなぜ江戸から遠く離れた交通不便な場所を4回も訪
れ、この地に多数の肉筆画を残したのか大きな謎。高井鴻山が下にも置かないも
てなしをしたのであろうが、北斎も鴻山を「旦那さま、旦那さま」と呼んで慕っ
ていたそうである。また、鴻山が明らかに北斎を模倣して描いたと思われる絵も
多数あり、鴻山が北斎に心から傾倒していたことも窺われる。日本画のような創
造性の分野においても、人が好きであること、人を好きになることが、偉大な作
品を制作するベースになるのだと、「北斎館」「高井鴻山記念館」を訪れて思っ
た。

 昼食の時間になり、北斎館近くの造り酒屋の直営店に入る。ところが、満席で
予約帳に記入して45分位待たされるとのこと。それでも蔵元の新酒が飲めるとい
うので、45分我慢することを決意。順番が来たら携帯電話に連絡を入れるサービ
スがあり、携帯の番号を登録すると、約40分後に電話の呼び出しがあった。無駄
に待たせないサービスが嬉しい。

 造り酒屋の酒蔵を改造し、蔵人が酒の仕込み中に食べた「寄り付き料理」を供
すると銘打った和風レストラン。中に入ると、土蔵独特のひんやりとした感じが
心地よい。装飾は酒蔵を意識して、レトロ。一方、キッチンはオープンキッチン、
厨房設備は大能力の新しい機器が金属光沢を光らせている。昼食メニューは魚1、
肉が2の計3コースから選ぶシステムだ。まず、食前酒に大吟醸の新酒がお猪口
に1杯でてくる。左党はたまらず、追加の冷酒ということになる。味は洗練され
ており、田舎料理というよりは都会的。造り酒屋の直営店ではあるが、レストラ
ンの運営は明らかに専門店のノウハウが生かされていると思う。サービス・接客
もマニュアルが整備されている感じで、安心した時間が過ごせる。

 そしてこのことはレストラン一軒だけの印象ではなく、街全体の雰囲気になっ
ている。古い邸宅を一軒残すだけでなく、町並み全体を歴史を感じさせる景観に
揃え、小さいミュージアムを配し、巡回バスを走らせる。素材だけに頼らないシ
ステマチックな環境整備とサービス向上への努力が、観光客の滞在時間を有意
義、好印象にしていた。

       【未来事業 マネジメントコンサルタント  山田 喬】

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┃04┃経営相談Q&A   『設備点検を継続的に実施するには』
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A社長:当社では設備点検を日常点検と月点検を実施することになっています。
    決めた当初は実施していたのですが、実施されなくなりました。設備の
    ところに点検表を置いているのですが、記載されておりません。きちん
    とやりなさいと言うとその時はやるのですが、後は実施している形跡が
    ありません。作業者が設備点検を継続して実施するようになる良い方法
    はありませんか。

M先生:日常点検はどのようなことをどのようにしているのですか。

A社長:外観、オイルタンクの湯量、ベルトの張り具合、コンベアの損傷等で
    10〜20項目程度を作業開始前に各自が時間を見つけて行います。
    その結果は、点検表に記入されます。

M先生:点検時間を取っていないなかで、点検項目も多く大変ですね。これでは
    作業者もいつも問題ないのだから、今日ぐらいは点検しなくても良いだ
    ろうと考えてしまいます。日常点検は、これだけは毎日チェックすべき
    項目だけとし、点検表に頼らずに短時間でできる内容であることが継続
    して実施するには必要です。このためには、点検しやすくする工夫も大
    切です。例えば、ボルトの緩みをチェックするには合いマークをつけて
    おけばいつでも一目で緩みの有無が分かります。

A社長:その他の項目はどうすれば良いですか。

M先生:設備の故障履歴等を参考に点検項目のインターバルを決めると良いと思
    います。項目ごとに週、月、3ヶ月といったインターバルを決めます。
    月点検を定着させる為には実施する時間を設けて行うことも有効です。
    この時、結果を上司がチェックしてフィードバックすることが大切です。
    点検が効果的に行われるようにするには、次の3点が重要です。
     1、 設備劣化を防ぐ活動をおろそかにしない。(やる気を起こさせる)
     2、 時間を与えず点検だけを押し付けない。(やれる場を作る)
     3、 点検できる能力を身に付けさせる。(やる腕を持たせる)
    また、トラブルが発生して設備が長時間停止した場合や修理費が発生し
    た場合、設備停止による生産量減少額や修理費を金額で明らかにして点
    検の重要性を理解してもらうことも重要です。

          【未来事業・マネジメントコンサルタント 眞田 孝雄】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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