e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.9.3 Wed. vol.405
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆今月(9月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
  『企業物価7.1%UP!―経営改革の策定と改革の断行は未来事業へ』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
  『食欲の秋―腹八部目を守ろう!』『長寿の秘訣―沖縄食材の活用!』   
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       放下著(ほうげじゃく)       
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】担当者との相性が悪いときは     
  03:【公認会計士の一口講座】     中小企業事業経営者アンケート                 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃経営発展のヒント      『放下著(ほうげじゃく)』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 多くの経営者は自社の厳しい経営を立て直すために必死だ。いかにしてムダを
省くか、売上を確保するか頭を悩ます毎日が続く。そのうち資金繰りが回らなく
なってくる。

 資金繰りを心配しないで済むときの社長ほど楽しい仕事はない。自分のやりた
いことがドンドンできるし、誰からも批判を受けることはない。しかし、ひとた
び資金繰りがうまく行かなくなった時、途端に社長の気持ちは地獄に落ちる。

 心配で夜も眠ることができなくなる。起きていても資金のことが頭の中を占領
する。この先一体どうなってしまうのだろうかと倒産の影におびえる。ストレス
で心臓がドキドキ、冷や汗が出てくる。俺はうつ病だと人目を避けてこもってし
まうわけにもいかない。

 やがて、私にSOSを発信することになる。
「先生、何とか会社が立ち直るように、資金繰りが回るように指導してください」
「それじゃあ、社長の全てをかけて改革に挑戦しなければいけませんよ、大丈夫
ですか?!」
「分かりました。でも私の自宅だけは何としても守りたいのですがお願いします。
それにこれ以上役員報酬も下げられると生活ができなくなってしまいますので・」
「なに言ってるの社長!会社が潰れてしまったら家や生活費どころじゃないんだ
よ。あなただけが困るのではなく、社員たちも生活できなくなるんだよ!」

 禅語に放下著(ほうげじゃく)という言葉がある。つまり“いっさいを捨て去
るとすべてが生き返る”という意味だ。地位も肩書きも財産・・・すべての執着
を捨ててこそ本来の自分に戻れるし、その後どう対処すればよいのか見えてくる。

 なかなかできないことだが「それほどの覚悟を持った社長を周囲がそのまま捨
てておくことはない、かならず皆から本当の協力を得ることができるから」と私
は言葉を強くして申し上げることにしている。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

★★★★皆様のご意見をお待ちしております→ mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp

◆―――◆ 『未来・経営ナビゲーション ご購読のご案内』!! ◆―――◆

  あなたが願う会社の姿とは?

  あなたの夢の実現に役立つノウハウを、当社のコンサルが豊富な実体験を
  基に執筆します。
  起業から再建、さらに発展まであらゆる局面において不可能を可能にして
  きた未来流経営戦略。

  ※購読料として、1,000円(一年分、送料込み)を頂戴いたします。

  ご購読希望の方は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

  1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
  ※ご希望の方は、「件名」に「未来ナビ 希望」 と明記ください


◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『担当者との相性が悪いときは』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

中小企業の資金繰りが、急激に悪化。上場企業においても、倒産が続発。金融機
関は、9月中間決算を控え引当金額の策定時期、多方面において金融機関の動き
が激しさを増す時期が到来。それにともない、中小企業の資金繰りに影響がでる
ことは必至だ。

経営が苦しくなった場合、上場企業は民事再生など法律に守られ粛々と手続きが
行われる。金融機関も民事再生なら仕方ない、と債権放棄や引当などにおいて、
割り切れる。しかし、中小企業に対してはどうかといえば、債権放棄など考えら
れない、自分の担当のときには倒産を出すことはできない、という思いが強いの
だ。それならば、もっと融資に対して理解を示し、協力的であっても良いのだが、
中々そうはいかない。

先日、メインバンクに中小企業経営者と訪問、現状を説明し、リスケを依頼した。
この企業、業者と税金の未払いが多額に及ぶと同時に、年間の得られるCFから
は、約定返済も出来ない、そればかりか利息も払えない始末。担当者からは「こ
んなに、ひどいとは思わなかった。何故、こうなる前に、報告をくれなかったん
ですか?急に言われても、うちの銀行としても対応出来ないですよ。他の銀行に
は相談に行かれましたか?」それに対して経営者は「資金繰りについて、厳しい
ことは、説明していたはず。他の銀行に相談に行ったら、メインをないがしろに
したと言われた。」との発言。

以前から「今の担当者は細かいことばかり言う。何度説明しても理解してくれな
い」と数回にわたり愚痴を聞いていた。多分、両者はいわゆる相性が悪かったの
だろう。担当者に言わせれば、あの経営者は全然言うことを聞いてくれない、資
金繰りが厳しくなったのは言うことを聞かない経営者が悪い、となる。

中小企業の多くは、金融機関に命綱を握られている。確かに、あの担当者に当っ
た企業は大変だな、と思う。しかし、そんなことを言っていても前に進まない。
このような担当者に当った場合、

   銀行へのお願いごとは全て書類にすることだ。書類にすれば、
                 上司に報告しなければならないはず。

ただし、銀行にリスケなどをお願いすることは異例なこと、自分の経営判断が間
違っていた、と言うことを謙虚に反省し、一刻も早く経営体質を健全な形に戻す
ことが最も重要であることを忘れてはならない。

               【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃公認会計士の一口講座   『中小企業事業経営者アンケート』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

***会計処理等に関する中小企業事業経営者アンケートに関して***

中小企業庁は、平成20年7月10日、「会計処理・財務情報開示に関する中小
企業経営者の意識アンケート調査」の集計結果を公表した。この調査は、中小企
業の会計ルールに関する一連の取組についての認知度・浸透度をはかるとともに、
中小企業における会計処理の実態及び情報開示や管理会計への意識を把握するこ
とを目的とし、毎年実施されているものである。今回から数回に亘り、このアン
ケート集計結果の中から読者の皆様の興味を引きそうな箇所を紹介したい。

1.回答企業の属性
◆売上高  
10億円以上50億円未満:37.0% 50億円以上:16.3% 5億円以上10憶円未満:
15.3%と売上高5億円以上の企業が約70%
◆社歴  
30年以上:63.9% 20年以上30年未満:14.0% と社歴20年以上の企業が約80%
◆資本金  
1000万円以上3000万円未満:36.3% 5000万円以上1億円未満:20.6% 3000万
円以上5000万円未満:19.1% と資本金1000万円以上1億円未満の企業が約80%
◆業種  
製造業:25.5% 卸・小売業:23.7% サービス業:14.7% 建設業:12.2% 
とこれらの業種で約80%
◆従業員数 
101人〜300人:26.9% 51人〜100人:25.1% 21人〜50人:21.4% 
11人〜20人:7.2% と従業員数11人から300人の企業が約80%
◆借入依存度(銀行借入総額÷総資産額にて算定) 
0%〜5%未満:28.9% 5%以上10%未満:5.8% 10%以上25%未満:13.0% 
と健全企業が約50%、 25%以上50%未満:21.2% 50%以上75%未満:14.0%
とやや健全性を欠く企業が約35% と合計で約85%

このような属性を有する企業に対し 「直近3年の損益状況」 につき質問して
いますがその結果は次の通りです。
・黒字基調で、黒字幅は増加傾向       : 21.4%
・黒字基調だが、黒字幅は減少傾向     : 37.5%
・収支は概ねトントン           : 19.7%
・赤字基調ではあるが、赤字幅は減少傾向  : 9.3%
・赤字基調であり、赤字幅は増加傾向    : 5.7%
・無回答                 : 6.4%

黒字基調の企業においても黒字幅減少傾向にある企業が増加傾向にある企業より
約16ポイントも多く、アンケート実施された時期を勘案すると(19/3期決算ま
での3年)既に平成19年前半より景気は踊り場に達していたのではないかと考
えられます。政府・日銀発表よりも早く中小企業を取り巻く経営環境は悪化して
いたようです。
              【未来事業・公認会計士 西山 太郎】

◆――――◆ 『トロール船式会社発展法 小冊子』無料進呈! ◆――――◆

  吉岡憲章の『経営者』として、また『コンサルタント』としての、
   生きた経験が詰まった『トロール船式会社発展法』小冊子。
  メルマガ読者の方にプレゼントいたします。

  申込み方法は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX をご記入の上
 ※ご希望の方は、「件名」に 「小冊子 希望」 と明記ください
◆お問い合わせ・お申し込み◆――――――――――――――――――――――

 お問合せやお申込は必要事項をご記入の上、下記へご連絡ください。

 1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
 
  こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

Copyright (c) 2003-2008  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket