e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.7.2 Wed. vol.396
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◆今月(7月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
  『赤字決算・債務超過・後継者いない等―経営全般の支援・指導は未来へ』
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 □経営者のための健康情報
  『土用丑の日・うなぎの日―その効果と意味』『今年は7/19、24日、8/5日』
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       秀でて実らざる者あり                       
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】銀行と長い付き合いをするには     
  03:【公認会計士の一口講座】     リース取引の会計処理が変わる?           
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┃01┃経営発展のヒント     『秀でて実らざる者あり』
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 経営者は“わが社の経営をどうやってよくしようか、どのように成長させよう
か”を考えて、悩む毎日を過ごしている。そのために経営書を読み、講演会に行
き、そして友人の経営者と議論を戦わせる。しかし、肝心のわが社のための具体
的な行動にはなかなか移らない人がいる。あくまでも話は話、知識は知識として
受け止めているからだ。

 わが社の問題点は何であるか、それにどう対処しなければならないかも、そし
て自分自身が何をしなければならないかも認識している経営者Aがいる。
 私は、彼に行動することを強烈に促す。彼は毎回「分かりました。実行します」
を繰り返す。やがて、どうにもならなくて行動の一歩を踏み出すことになる。

 彼はやっとのことで行動に入った。しかし、なかなか成果をあげることができ
ない。数値で問題点を追い込むことをしない。やることは表面的であったり、部
下に丸投げをしているに過ぎない。自分が先頭に立って顧客への売り込みや、金
融機関との交渉をするようなことは避ける。
 
 もう少しがんばれば目の前の壁も乗り越えることができるのに、「自分ででき
る範囲はここまで」とあきらめてしまって手を抜いてしまう。部下も社長のその
姿をみていてそれ以上のことはしないからいつまで経っても良くならない。
やがて、会社は“万事休す”となっていく。

 “苗にして秀でざる者あり。秀でて実らざる者あり”と論語にある。せっかく
芽吹いて苗にまで成長したのに、穂も出さずに止まってしまう人、穂を出したの
に実もつけずに終ってしまう人がいるということだ。
 
 上記の経営者Aは、せっかく行動をおこした(芽吹いて苗になった)のに、“あ
と一歩の努力”を惜しんだために成果を得ず、やがてそのまま枯れていくことに
なってしまうことは当然の理だろう。

 経営者にとって“あと一歩の努力”が、その先の成長か衰退するかの分水嶺と
なる。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『銀行と長い付き合いをするには』
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売上のことしか考えない経営者、通称「イケイケドンドン経営者」無理をして売
上をあげなくても良いのに、貪欲に売上を上げようとする経営者を言う。賞味期
限の誤魔化しなどは、ある意味、売上重視の考え方が生んだ悪しき例だ。隠蔽工
作が発覚した慣れのはては、倒産。売上を上げることより、きちんと利益を計上
しキャッシュフローを確保できれば全く問題ないのだ。売上一辺倒でいけば、必
ずどこかに歪みが生じてくる。結果として、経営管理や資金繰りに問題がおき、
気づいたときには経営破綻となる。「イケイケドンドン経営者」は勢いに任せて
突っ走るために、なかなかブレーキが効かなくなってしまうのだ。

「売上がドンドン伸びている企業は倒産しやすく注意」銀行員の仲間うちで、囁
かれる言葉だ。売上が横ばいの場合は、良くも悪くも経営が安定。しかし、商品
がヒットすると、ここぞとばかり売上攻勢。こうなると売掛が多くなり資金が不
足。また、在庫が過剰気味になるから在庫にかかる資金も必要になる。売掛と在
庫の増加で経営リスクは高まる。こういう状態になっても、さらにイケイケドン
ドン経営者は、「売上を減らすな」の号令のもと突っ走る。利益などの管理は蚊帳
のそと。結果、売上が伸びているのに、資金が足りなくなり、慌ててしまう。

銀行も、始めは増加運転資金で融資をしていたが、おかしいことに気がつき、融
資を渋るようになるのだ。「イケイケドンドン経営者」は、まだ、売上一辺倒。
資金が足りない分は、色々な銀行に融資の申し込みをする。すると何故か融資が
実行される。しかし、返済が始まると、売上が増えてはいるが利益がでていない
ために、キャッシュが創出できず、延滞開始という図式だ。

銀行も、ある時点までは融資支援するが、目に余るような拡大路線、売上市場主
義を取っている企業には、要注意のレッテルを貼り、注目をすることになる。銀
行が融資を行うのは、短期間の付き合いではなく、長期的な付き合いを望んでい
る。長期的な付き合いを行うには、毎期利益を出す体制を構築することが必要な
のだ。

    利益を創出するには、どのようにしたら良いのか。
              施策をきちんと立案し実行することだ。

この施策のなかに売上を確保することも管理部門を強化することも必要となる。
これらのことを、取引銀行へ説明をし、施策を共有化すること、これが、銀行
との長い安定した取引を行うことが出来るコツとなる。

               【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃公認会計士の一口講座  『リース取引の会計処理が変わる?』
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1. リース会計基準の厳格化

リース期間終了後に所有権が移転しないいわゆる所有権移転外リース契約(ごく
一般的なリース契約です)について、従来は会計上例外処理としてリース料支払
時の経費処理を認めていましたが、リース会計基準の厳格化により、平成20年4
月1日以降開始する事業年度からは一定要件に該当する所有権移転外リースは、
リース資産として固定資産計上しリース期間で残存価額ゼロでの減価償却費の計
上が要求されるようになりました。
当基準はいわゆる上場会社等に適用され、株式上場等をしていない中堅・中小企
業等は、「中小企業の会計に関する指針」(以下、指針という)に準拠するとなっ
ています。

2. 中堅・中小企業の対応

平成20年版の指針では下記のように規定されました。
「所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る借手は、通常の売買取引に係る
方法に準じて会計処理を行う。

ただし、通常の賃貸借取引に係る方法に準じて会計処理を行うこともできる。 こ
の場合においては、未経過リース料を注記する(重要性がないリース取引につい
ては注記を省略することができる)。」
どちらの処理でもいいように読めますが、実務に大きな影響を与える税務の規定
に大きな改正があったのです。

3. 税務の対応

税務上もリース会計基準の厳格化に呼応し、平成20年4月1日以降契約するリー
スについては、リース料総額が300万円以下等の少額リース契約を除き上記会計
基準に準拠した会計処理となりました。

また、従来、リース料支払時に抜出処理をしていた消費税は、今後、資産計上時
にリース資産額に見合う消費税(つまり全額を)を抜出処理することとなりまし
た。

以上のようなことから、中堅・中小企業においてもリース会計基準に則した会計
処理つまり「通常の売買取引に係る方法に準じて会計処理(リース資産として固
定資産計上しリース期間で残存価額ゼロでの減価償却費の計上)」が主流になると
予測されます。
                  【未来事業 公認会計士 西山 太郎】

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