e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.6.18 Wed. vol.394
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◆今月(6月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
   『未来事業の経営体質抜本的改革の方法』『非常事態に対応する!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
   『青梅から新発見のムメフラールとは』『血流改善効果あり!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       城は内から崩れる                       
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】資金繰りは銀行とよく相談する     
  03:【コンサルの視点】        情報を開示せよ!                       
  04:【経営相談 Q&A】       社員へ報・連・相教育の方法             
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┃01┃経営発展のヒント      『城は内から崩れる』
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 経営者はわが社をもっと成長させようと必死の思いで経営戦略を練る。売上げ
をあげ、シェアを拡大し、利益を求めていくためにあらゆることに挑戦すること
をいとわない。これが経営者の本質でもあろう。

 その願いを具現化するために、ライバル企業をマークし、商品を開発し、資金
も調達する。その結果、素晴らしい注文を受けることができた。これで、わが社
の将来も明るいものとなった、と社長の胸は期待で大きく膨らむ。

 早速、社内で関係幹部を集めて、“期待の受注”についての説明をする。しか
し、いつまで経っても幹部たちから盛り上がりが感じられない。“これはどうい
うことだ!”と思うから余計に口調が強くなる。

 そのうち、幹部の一人が「社長、この仕事はウチの技術力じゃムリですよ」と
言い出した。それを聞いたほかの幹部が「大体これをやるには人が足りませんよ」
と続いた。別の幹部が「今やっている仕事が遅れてもいいんですか?」

 つまり、“できない理由”の連続だ。できない理由を100回ならべても、で
きることにはならない。さすがの社長も頭に来て「ちったあ、こうしたらできる
ってことを言えよ!」と切れることになる。

 社長は頭を抱えて悩む。“どうしてウチの幹部たちはこんなに消極的なんだろ
うか”、“なぜ、彼らはチャレンジをしようとしないのか”とか“仕事は天から降
ってくるとでも思っているのだろうか”。

実はこのようにチャレンジしない気風がこの会社の“社風”なのだ。“どうし
てこのようになったのか?”とムクレてみたところで、これは全て社長自身の責
任に帰する。つまり、このような社風を許し、醸成してきたのは社長なのだから。

 いくら経営者がシャカリキになって旗を振ってみたところで、それを受けて真
剣に挑戦する社員がいなければそれは妄想と同じことになってしまう。つまり社
内における人財の育成をしなかったために、社長の思いもいざという時に内部か
ら崩れてしまうことになる。

 “人は石垣、人は城”という武田信玄公の思いが歌にまでなっている。まさに
チャレンジする気持ちのない社風の会社は、よいチャンスを前にして内部から崩
れていくことになる。経営が厳しい会社、いつまでも成長ができない企業は内に
原因があるのだ。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『資金繰りは銀行とよく相談する』
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最近の相談の多くは、資金繰りだ。本来ならば、きちんと毎月・毎期利益が出来
る仕組みをつくり、資金繰りを改善させていくことが最も必要なこと。しかし、
今月末、資金が足りない、どうにかして欲しいと言われれば、当面の資金の確保
対策ということになってしまうのだ。ただ、今月資金が足りない、手形決済が出
来ないといわれて、出来ることはいたって簡単だ。収入を多くするか、支出を減
らすかして手元資金をプールするしかない。

銀行に、融資の申し込みをしているが、なかなか返事がこないという。毎月、融
資を依頼し、どうにかここまで来た様子。資金繰り表を、確認のためにみると、
計画と実績は毎月、見事に乖離。銀行から借入をするために、修正を施している
のだ。資金繰りの修正はいたって簡単、回収のところをどうするかしかない。支
出はある程度、一定のはず。おのずと、回収部分、売上ということになる。ただ、
ここの部分で、修正を行い説明がつくのは3ヶ月が限度だ。

この企業、今月が丁度、3ヶ月目だ。ここ数ヶ月で、融資取引銀行も急増。以前
は2行だったのが、6行にまでなっている。この企業の経営者、銀行を欺くとい
う気は全くないが、口八丁手八丁、憎めない性格で銀行も何故か、言うことを真
に受けてしまう。その結果が、融資取引銀行の急増だ。新規銀行も中小企業融資
を増やそうとやっき。この企業にとって運が良いのか悪いのか、新規事業がマス
コミに登場したので各銀行は注目し、新規融資を行うという図式。資金使途は新
規事業に使ったことは事実であるが、大部分は既存事業の赤字補填なのだ。

新規事業は確かに夢はあるが利益を出し貢献するのは、数年先の話だ。しかし、

  新規事業の話をしないと融資を受けられなかったのも事実だ。
    この企業、資金回収を増やすためには、儲からない仕事も積極的に受注。

当面の資金を確保してきたが、結果的には、当然資金が回らなくなり、今回の相
談になるということだ。このような状態になってしまったら、銀行の協力なしで
は再建はなし。銀行には、一刻も早く事実を話すこと。相当厳しいことを言われ
るかもしれないが、企業存続のためには、避けては通れない。そして決して開き
直らないこと。銀行の支援なしでは、企業存続はあり得ないということを、肝に
銘じることが必要だ。

               【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点     『情報を開示せよ!』
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 船場吉兆、ミートホープ、赤福など、食品業界では企業不祥事が相次いで見つ
かった。牛肉の産地偽装に加えて、客の食べ残しの使い回しまで発覚した船場吉
兆は、ついに廃業に追い込まれた。

赤福では、食品の安全を脅かす問題こそ起きなかったが「作りたて」のみずみず
しさを売りものにしていたにもかかわらず、店頭で売れ残った商品について、餅
と餡を分離して再利用するなどの「うそ」をついたことが、問題になった。

お客様にうそをついて売りつけることは、時には「詐欺」と呼ばれかねない。
安全性の面を一方的に伝えるのではなく「どこに」「どのような形」で危険があ
るのかについても、情報開示することが求められている。

だが、そうした情報開示こそ、食品業界が最も遅れていた部分ではなかろうか。
この日曜日に地元のレストランに行ってみると、店長が「当店は安全・安心に取
り組んでいます」とPRしていた。しかし、実際に「どのように安全に取り組ん
でいるのか」質問しても、具体的な返答がなかった。

安全の取り組みひとつとっても、外部に対して的確な説明ができないことは、
「技を見て」技術が継承されていくことのみに徹し、安全は二の次になった結果
ではなかろうか。

企業においても、業績や利益計画の目標数値を開示するのは、経営改革戦略計画
が成功するかどうか左右するといってもよい。
それは社員が会社の状況を知ることで、目標を共有するようになるからだ。

今の状況がいいのか、悪いのかもわからないのに「経営改革を進めよう」と社長
が口でいうだけでは、社員は戦う気にならない。
「赤字だから経営状況を教えたくない」という社長の気持ちもわかる。しかし、
社員が社長と経営理念を共有していて「自分たちががんばらなければ」と思って
くれさえすれば、何の心配もいらないものだ。

一部の経営陣だけが経営状況を知るのではなく、社員全員に経営数字を開示し、
全社一致協力体制を築くことが、経営改革戦略計画を成功させるカギである。

          【未来事業・マネジメントコンサルタント 石黒 和男】

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┃04┃経営相談Q&A    『社員へ報・連・相教育の方法』
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Q:社員教育で「報連相」の重要性を教えていますが、新入社員だけでなく中堅
  社員にもなかなか根付きません。ポイントを教えて下さい。

A:会社は個人ではなく組織で仕事をしています。それを理解させるポイントを
  3つお話します。
 
〔相手〕 報告は上司や上部組織に対し、自分が担当している職務に関し行うも
ので、連絡は横のつながりや下方向を含むあらゆる情報伝達です。 情報を共有
する事で、組織は大きな力を発揮出来ます。 組織では「相手」が重要な意味を
持ちます。課長に指示された業務の報告を、課長を飛び越えて部長にすると組織
も人間関係も乱れます。仕事に行き詰まった時も同じで他の人に相談すれば課長
は「まず俺に相談しろ」と怒るでしょう。仕事の達成責任は担当者だけではなく
直属上司が共有している事を理解させましょう。

〔タイミング〕 そうは言っても社内ではいろいろな人と様々な機会で接触しま
す。話す順番を100%守る事は不可能です。そこで重要なのが「タイミング」。頻
繁に上司と情報交換すれば、順序が狂う弊害が最小限になり、相互の信頼関係も
増します。タイミングにはもっと重要な側面があります。定期報告や結果報告で
は不十分で「報連相」は結果を変えられるタイミングで行う事が必要です。部下
に要求するだけでなく、経営方針、重点施策などの下方向への連絡も密に実施し
ましょう。

〔教育〕 「相手」と「タイミング」の重要性を繰返し説明しましょう。そして
これを間違えた社員には、上司が直ちに叱ってください。どんなルールでも根付
かせるには、そのルールと意義を上司が理解し、「教育」すること。これが必要
条件です。
         【未来事業 マネジメントコンサルタント 橋本 裕二】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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