e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.6.11 Wed. vol.393
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◆今月(6月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
   『未来事業の経営体質抜本的改革の方法』『非常事態に対応する!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
   『青梅から新発見のムメフラールとは』『血流改善効果あり!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       会社が大事か、自分が大事か               
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】決算調整は絶対やってはいけない   
  03:【コンサルの視点】        欲しいと思わせる商品の条件                       
  04:【経営相談 Q&A】       簡単な段ボール箱の在庫管理方法          
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┃01┃経営発展のヒント    『会社が大事か、自分が大事か』
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 経営改革の指導にあたるときに、私は経営者に対して「あなたはいざという時、
会社が大事なのですか?それとも自分が大事なのですか?」と訊ねることにして
いる。我ながら意地悪な質問だと思いながらも・・・。
社長は少しためらいながらも、大概は「いや、それはもちろん会社です」と答
える。

さらに「社長はどのような会社にしたいと思っているのですか?」と聞くと、
これまた「社員たちの給与を上げてやりたい」とか「資金繰りがもっと楽な会社
にしたい」と多くの社長は答える。

「本当ですか?それならばなぜあんな高級外車に社長は乗っているのですか?」、
「どうして赤字なのにそんなに役員報酬を取っているのですか」とまた質問をす
る。
「私が役員報酬を多く取っているのは、会社が万一の時にいつでも出せるように
しておきたいからです」と社長は答える。

「それって、逆じゃないの?会社にゆとりが出たら役員報酬を増やすというのが
順序じゃないだろうか」と私は諭すことになる。さらに
「高級外車を処分して、役員報酬をそれなりの金額にすれば、社長が望むように
社員たちの給与も上げられるし資金繰りもかなり改善されるんじゃない?社長」

ここで、ハッと気がつく社長がいる。この社長の会社はすぐに黒字に転換するこ
とは想像に難くない。
しかし、わかったような、わからないような、相変わらずノラリクラリとこれ
までと同じことを続ける社長もいる。

後者の社長がやがて、刀折れ矢尽きたように駆け込んでくる。
「何とかわが家だけでも処分しないでよい方法を教えてほしい」という主旨の要
望を受けるが、私はこの様な場合は断固として支援をお断りする。

 経営者にとっては、わが社を守ること、イコールわが身を守ることだ。この当
然なことが理解できなければ経営者の資格はない。たとえ大企業の社長であって
も信用を失墜し社会的に葬られることになる。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『決算調整は絶対やってはいけない』
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3月決算を終えて、決算書を銀行へ提出。実際は利益が上がっていないのに、上
がっているがごとく、提出する企業が多いものだ。しかし、資金繰りは正直で毎
月、運転資金が不足し、はじめのうちは、増加運転資金の名目で借入を行いどう
にかしのぐことになる。

このような企業に限って、経営者は強気だ。今まで、銀行は面倒を見てくれてい
るのだから、これからもみてくれるはず、3月の決算も約束通り利益を上げたの
だから文句はないはず、など、勝手な解釈をする。挙句に事業計画書を銀行と一
緒に作成し、予定通りの利益が出ているのだから、文句を言われることはないと。

利益操作は至って単純、在庫調整と減価償却。この結果、借入金残高は急増、借
入銀行は増え、残高は年商以上となる始末。一般的に適正な借入金は年商の3分
の1と言われているのを考えれば、いかに危険な状態か、わかるはず。このよう
な企業、場当り的な借入が災いし、融資を受けている銀行が増え、借入金の返済
本数が増加、それに加えて外部的要因ではあるが、業況が悪化。毎月の返済が出
来なくなり延滞が始まるという図式だ。

このような強気の経営者、なかなか自社の窮状を相談できる人がいないものだ。
悶々と悩む日が続き、ついに銀行に相談。銀行も銀行で、なぜ事実を言ってくれ
なかったのか?このような状態となっていることなど全く知らなかったなどと言
い出す。こんな銀行の発言は自らの分析能力のなさを披歴することとなるが、こ
れも銀行の立場を考えれば仕方のないことか?銀行も決算修正を知りながらもな
かなか言い出せないことも、ある程度理解できることだ。

     経営者は決算調整など、絶対行ってはならない行為で、
         銀行に対して真摯に反省をし経緯をきちんと説明する

ことが必要だ。そして、今後の業況や資金繰りを正しく把握し銀行に報告するこ
と、銀行にお願いすることは何なのか、願いがかなったならば将来どのようにな
るのかをきちんと説明することだ。企業も銀行に甘えることなく、自社で立てた
計画は責任をもって達成することが必要。企業が銀行から与えてくれる時間は、
有限であることを胆に銘じ、会社経営を行うことが必要となってくる。

               【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点    『欲しいと思わせる商品の条件』
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  梅雨の中休みの休日、文京区にある白山神社の「あじさいまつり」にでかけ
た。白山神社は都営三田線の白山駅で下車、駅から3分のところにある。境内は
思ったほど広くはなかったが、鉢植えも含めて色もとりどり、様々な種類の紫陽
花が咲き乱れていた。「歯痛をなおす」ご利益があるという白山神社に参拝。

 今回、大の苦手の早起きをして、あじさい見物に出かけた本当の目的は別のと
ころにあった。それは『吾が盃』を買い求めること。『吾が盃』はワープロの変
換ミスではない、文京区に住まいのあった夏目漱石の作品「吾輩は猫である」に
因んで名付けられた木製の「ぐいのみ」。天然木に漆を塗り、その表面に金色の
尻尾を立てた猫が背伸びをしている図柄が描かれている。

 この『吾が盃』実は文京区観光協会が名所の絵葉書などとともに区の限定品と
して製作し、市販はされていない。総合庁舎内の売店に置いたところ、好評で瞬
く間に完売。追加注文中だが区のイベント会場でのみ、わずかに入手できると聞
いた。そう言われれば余計欲しくなるのが人情。主催者のテントでそれを見つ
け、にんまりとして買い求める。目的達成だ。まことにたわいのない話だが、な
んとなくうれしい。お値段も手ごろの1,300円。

 物余りの昨今、正直言って、酒と食べ物以外で本当に手に入れたいと思うお手
ごろ値段のものはそうはない。欲しいと思わせる商品の条件についてこの経験か
ら考えてみた。

 まず、第一にどこか特定の場所に行かないと買えない。どこにでも売ってい
る、どこでも手に入るものではないこと。第二にターゲットを明確にし、それに
あわせたTPOで販売すること。この商品ならば、定年前後で時間的余裕ができ
た世代の集まる場所(観光スポットやお祭り・イベント)で売る。あるいは父の
日に時期に合わせて売り出す方法が有効か。第三にヒストリーや曰く・因縁がそ
のターゲットである世代に興味をもたれること、等々を考えてみた。読者の皆様
はどのようにお考えであろうか?

           【未来事業・マネジメントコンサルタント 山田 喬】

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┃04┃経営相談Q&A    『簡単な段ボール箱の在庫管理方法』
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Q:当社では製品を段ボール箱に詰めて出荷しています。段ボールは製品に合わ
  せて作成し、寸法40x50x30cmを主に約30種類です。段ボールの在庫管理
  はやりにくく、手がまわらないのが現状です。良い方法はありませんか。

A:汎用品でなく御社専用の段ボールでサイズも比較的大きいので管理が大変で
  すね。しかし、管理しなければ場所を取り、必要な時に無い等業務に支障を
  きたします。手間をかけずに管理する方法をご紹介します。

 第1段階:事前調査
   1)段ボール箱の種類ごとに発注伝票や納品書から 使用量/月を調べる
   2)段ボール箱ごとに実績や業者の方に確認して納期を調べる
   3)発注ロット数の実績や業者の方に確認して最低受注ロット数を調べ。
 第2段階:発注方法の決定
   (例)使用量:200枚/月、納期:1週間、発注ロット数:200枚
   発注方法は、在庫が100枚になった時点で200枚発注する発注点方式
 第3段階:在庫の保管方法
   ラックに本棚形式で2枚の仕切板(ブックエンド)を用いて縦置きで保管
   し、発注点の仕切板の場所に発注札を置いておく
   (例)使用する方向を左から右とし、発注点に発注札を置く 
      入荷品は右端に置く
 第4段階:日常の運用
  1、左端から取り出して使用する
  2、発注点の仕切板まで取り出した作業者が直ぐに発注担当に発注札を渡す
  3、発注札を受けた発注担当は、直ぐに発注する。
  4、入荷段ボールは右端に置き右端から100枚の位置に発注点仕切板を移動

第3段階までの準備が出来れば、日常の運用は極めて簡単です。一度、関係者
で話し合うことをお勧めします。             

         【未来事業 マネジメントコンサルタント 眞田 孝雄】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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