e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.6.04 Wed. vol.392
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◆今月(6月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
   『未来事業の経営体質抜本的改革の方法』『非常事態に対応する!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
   『青梅から新発見のムメフラールとは』『血流改善効果あり!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       経営者は“聞くこと”から始めよう               
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】企業の思いをきちんと伝える   
  03:【公認会計士の一口講座】     工事進行基準の導入                        
  04:【経営相談 Q&A】       焼肉の一人前は何グラム?           
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┃01┃経営発展のヒント    『経営者は“聞くこと”から始めよう』
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 経営者というものは企業規模の大小に関係なく、概して個性的でアクが強いも
のだ。特に創業社長にその傾向が顕著にある。お山の大将になりたくて築城(創
業)したのだから、当然と言えば当然のことだが“自己を主張する”特性がある。

 だから、社長と社員たちとのやり取りを聞いていると、しゃべっているのはい
つでも社長だ。社員たちはそれを黙って聞いている。怒っていたり、励ましてい
たり、説明していたり、念を押していたり・・・・しかし、話はあくまでも“社
長⇒社員たち”に流れている。

 やがて、それまでうなづきながら聞いていた社員たちの目が段々と光を失い、
やがて焦点がさまよいだす。つまり、“こころここにあらず”現象だ。社長はそ
れを何とかしようとして、さらに声を激しくして語る。

やがて、社長は“こいつら本当に分かっているのか!?”と頭にくる。この繰
り返しが続く。社長は自分のペースに乗ってこない社員たちにいらいらするだけ
だ。

 コミュニケーションをより密にするための要素は、“聞く”63%、“話す”2
2%、“書く”11%そして“読む”4%と言われている。いかに“聞く”とい
うことがコミュニケーションをはかるために重要かということだ。

 そこで、社長が社員たちとよりコミュニケーションをはかるためには、“聞く
こと”を中心にすることだ。社長は社員たちにまず“テーマ”を与える。あとは
そのテーマに対する社員たちの考えや思いやアイデアなどを徹底して聞く側に
回ることだ。そして、最後に社長は社員たちから出たたくさんの彼らの思いを“ま
とめる”ことだ。これで社長と社員たちの思いがまさにひとつになる。

 私の未来事業では「聞くこと7、話すこと3」の割合を黄金分割としている。
なかなか守られないことが多いが・・・。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『企業の思いをきちんと伝える』
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銀行員の共通した習性は、融資取引において自分の銀行が不利になるようなこと
を決して自分からは言い出さないということだ。このような習性は、なぜか自然
に身に着けてしまうものだ。銀行担当者一人ひとりは、自分の担当する企業の業
績が良くなることを望んでいる。今は、資金繰りは厳しいが、この企業は他社に
はない、オンリーワンを持っている、何とかしたい、今、資金繰りが回るように
すれば、きっとすばらしい企業になるはずだ、と。

このように思う銀行員がいたとしても、銀行支店内でコンセンサスをとるときは、
難しいこととなる。支店の判断では、資金繰りが回るうちはそのまま融資の返済
をさせ、少しでも早く融資残高を減らさせるようにしようとの思いが強いはずだ。

貸出金利の下がり局面などは、顕著な例。企業側と貸出金利変動契約書を締結し
ている場合は別として、貸出金利が下がったとしても銀行側からは、引下げの話
など積極的にはしない。企業側から引下げの要請があって、はじめて、対応を検
討することとなる。

銀行は事前準備として、企業別に貸出金効率というものをはじきだし、銀行が望
む適正な金利を出している。支店の利益を上げるために、簡単に金利を下げたく
ない要因がここにある。短期プライムレートが、1%下がったとしても、なかな
かフルスライドで1%の引下げはしないもの。また、引下げ実行日を遅らせたり
することもする。

一方で、貸出金利上昇面はといえば、全く逆の対応。全取引先に金利引上げの交
渉をすることとなる。この金利引上げにおいては、ほぼ強制的に行われる。銀行
の対応はおかしい、金利を上げるときは直ぐにあげ、下げるときにはなかなか下
げないなどと言っても、通用しない。これが、銀行の習性なのだ。

このような銀行の対応に対しては、見栄を張らず、交換条件などがあれば、自分
の思いを銀行に伝えることが必要だ。当然、銀行とは利益相反となるがきちんと
思いを伝えることが必要。銀行が、企業のことを重要な取引先と認識しているな
らば、それなりの妥協点を見出してくるはずだ。

  何も言わないでいれば企業は銀行の申出を承諾してくれたと判断、
            銀行の言いなりになる企業と勘違いされてしまう。

一時的には、気まずい関係、煩い企業と写るかもしれないが、長期的・将来的に
考えることだ。何事も言うことの聞く企業、聞き分けの良い企業ではなく、ある
程度うるさい企業と思われる方が、銀行との取引には必要となる。

               【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃公認会計士の一口講座    『工事進行基準の導入』
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 企業会計基準委員会(ASBJ)は平成19年12月27日、工事契約に関する会計基準
および同適用指針を公表しました。その内容は下記のようです。

「工事契約に関して、工事の進行途上においても一定の要件を満たす場合には、
工事進行基準の適用が義務付けられる。平成21年4月1日以後開始する事業年度か
ら適用されるが、会計基準公表日以後、平成21年3月31日以前に開始する事業年度
から適用することもできる。」

この内容を平板に解説しますと、次のようです。
「工事契約会計基準では、工事の進行途上においても、その進捗部分について成
果の確実性が認められる場合には、工事完成引渡基準(中堅・中小企業の大半
は、現行これを売上計上の基準としている)ではなく、工事進行基準を適用する
こととなる。

但し、1、工事収益総額、2、工事原価総額、3、決算日における工事進捗度の
各要素について、信頼性をもって見積ることができることが要件(工事進行基準
では、工事収益総額、工事原価総額および決算日における工事進捗度を合理
的に見積り、これに応じて完成引き渡しまでの各会計期間の工事収益および工
事原価を損益計算書に計上するからである)となり、この要件を満たさなければ
工事完成基準を適用することとなる。」

*工事進行基準を適用するには、工事進捗度の各要素の見積もり精度向上
 のために社内体制を整備する必要があり、この点が中堅・中小企業には大き
 な負担となる可能性があるのです。

これだけですと、一部大企業のみに関係し、多くの読者である中堅・中小建設業
経営者の方々は「自分たち中堅・中小企業は関係ない」とお考えでしょう。が、
この「工事契約会計基準の改正」を受けて、平成20年度税制改正で所要の改正が
行われ、これにより中堅・中小企業の経営にも「工事契約会計基準の改正」が大
きな影響を与えることとなったのです。

その内容は次のようです。
「改正前においては、税務上工事進行基準が適用されるのは、1.工事期間が2
年以上であること、2.工事の請負対価の額が50億円以上であること、3.工事
契約において請負対価の2分の1以上が目的物の引渡期日から1年経過日後
に支払われる旨が定められていないことといった一定規模の長期大規模工事と
されており、それ以外は工事完成基準との選択適用が認められていました。

改正後は、1.工事期間要件は2年以上から1年以上に、2.請負金額要件は50
億円以上から10億円以上に、3.工事進行基準を適用できる長期大規模工事
以外の工事の範囲としては、改正前は不可であった損失が生じると見込まれる
工事も可能に と改正された。」

「請負金額10億円以上」という基準は、一部中堅・中小建設工事会社においても
受注可能な金額でありその場合には工事進行基準が適用されることとなるのです。
さらに、この改正は、いままで工事進行基準の対象外とされていた「受注制作の
ソフトウェアの制作」も対象とするように改正されました。

改正内容の実務的な対応が未だ定まっていないせいか、関連業界(建設業界のみ
ならず、ソフトウェア業界も)はちょっとした騒ぎになっているようです。

*未来事業では、この改正につき「未来ナビ」で詳しく解説する予定です。

            【未来事業  公認会計士  西山 太郎】

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┃04┃経営相談Q&A    『焼肉の一人前は何グラム?』
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Q:家族で飲食業を起業したいのですが、ファミレス、回転すし、焼肉屋、ラー
  メン屋・・と中々決まらず、やっと焼肉屋をやることになりあちこちの店を
  回っております。メニューを見ますと、家族それぞれ食べる量に相違がある
  にも関わらず「一人前」とあるのはどのように決まっているのですか?

A:焼肉の『一人前』とは、もともとは肉の種類などによらず、みんな100グ
ラムと決まっていたそうです。それが90年代に入り、チェーン店などの安売り
店が増えてからは、どんどんと量が減っていき、いまでは、70、80、90、
100グラムの4種類くらいに分かれております。

 大手の安売り店などは70,80グラムが一般的だそうです(月間焼肉文化編
集部)これは回転すしと、同じで「○×人前=皿の枚数」が基本だそうです。大
皿であっても同じ、一人前になるそうです。

 ある大手チェーンの例で説明しますと、例えば、カルビ、ロース、ハラミ、タ
ンなどは、80グラムで一人前、豚肉などは100グラムで一人前としているそ
うです。
          【未来事業 マネジメントコンサルタント 湯浅 和博】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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