e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2008.02.20 Wed. vol.377
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◆今月(2月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
    『目標に向かってチャレンジする社風を作ろう―未来事業がお手伝い』
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 □経営者のための健康情報
    『男性にも冷え性があるのをご存知ですか』『ストレスと冷え性』
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        まず、目に見えることからやる
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 ある銀行マンからの連絡
 03:【コンサルの視点】           年賀状ものがたり
 04:【経営相談Q&A】           デミングサイクルについて     
              
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┃01┃経営発展のヒント    『まず、目に見えることからやる』
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 皆さんは“経営を良くしよう”と思ったら先ず何をするだろうか。経営の現状
を調べ、それに基づいて経営計画を立てる。それに従って対策を実行していく、
というような手順になるだろうか。

 その対策は、社員にもっと張り合いを持たせるために“人事評価システムを構
築する”“品質を良くするために品質保証制度を充実する”・・・ということを
拝見する計画書の中でよく目に付く。
 
まあ、そういうことになるだろうが・・・・、でも、これで良いだろうか?

 まず、このようにステップをきれいに並べて計画を策定し、いざ実行するとな
るとそれだけで3、4ヶ月は経ってしまう。その間、製造や営業の現場はそのま
まの状態で放って置かれることになる。つまり経営者は計画書の策定に夢中で頭
の中がビジーになっているからだ。

 利益を妨げているものはその状態で放っておけば腐ってくる。ますます経営の
足を引っ張ることになる。計画書を作りながらでも気のついたことはドンドンと
手を打っていくことだ。計画書ができてからでは遅すぎる。

 頭の良い(?)社長は、○○システムだとか、××制度というようなことを好
む傾向がある。“システム”とか“制度”は実際のアクションを積み重ねてでき
るものだ。そんなものを最初からやろうと思っても成果はいつまでたっても出な
いから「やめたー!」ということになる。

 スタートは“目に見えることから”やることだ。“汚い社内を徹底的にきれい
にする”“挨拶がきちんとできるようにする”“昨日までの売上が一目でわかる
ようにする”・・・・、こんなことは計画書ができてなくてもすぐにできること
だ。

 言葉で細かく説明するような施策は最初は要らない。誰にでも目に見え、説明
が要らないことからスタートをすれば経営改革などは自然に導入され、身につい
てくるものなのだ。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『ある銀行マンからの連絡』
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大手銀行の不良債権問題が一段落したと思ったら、サブプライム問題。3月決算
見込みを出さなくてはいけないのにもかかわらず、サブプライムによる損失対策
をしなくてはならない金融機関もちらほら。一概には言えないが、この影響を最
も受けているのは、メガバンクと保険会社だ。地方銀行は運用にまわす資金がな
いためにサブプライム問題は回避できたはずだ。

公共事業が縮小するなかにあって、地方は相変わらず、厳しい状態にある。05
年1月に金融庁は金融機関に対する検査結果に評定制度を導入することを発表。
これはいわゆる金融機関の格付け制度といったもの。この導入の目的は、地方の
不良債権処理の促進と言ったところだ。また、05年4月から始まった、金融改
革プログラムの目的は不良債権処理と同時に貸出を増やし地元企業の育成を行う
といったもの。地方金融機関の大部分は体力不足だ。たとえ体力があったとして
も、地域密着経営を目指しているために、法的処理をしたいと思っていても難し
い。「あの銀行が企業を潰した」となれば銀行離れがおこり、地方銀行にとって
みれば相当の痛手となる。

私が書いているメルマガを読んだある地方銀行に勤めている方から、連絡をいた
だいた。内容は、返済が苦しくなったらリスケの依頼を銀行にするように書いて
いるが、あまり奨励しないで欲しいとのこと。この方が勤めている銀行は、体力
がないと言われている銀行だ。

読者の方も私が書いているケースにおいて、リスケが一番良い施策であるとの理
解はある。しかし、判っていても出来ないジレンマを抱えている。リスケを承認
すれば企業の債務者区分のランクが下がり、金融機関は引当を積むこととなる。
しかし、引当を積みたいが体力はなし。引当をきちんと積まなければ、金融庁の
評定評価が悪くなる。結果的には、金融機関には引当を積む体力がなく、不良債
権に先送りするという図式だ。

金融機関の体力によって、融資取引の方針や再生スキームが変わってくることと
なる。

   経営者にとって必要なことは、取引をしている金融機関の
                経営内容をきちんと調べておくことだ。

そして、金融機関取引は一行に固執することなく、複数取引を行うことでリスク
分散を図る必要が生じることとなる。

               【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点      『年賀状ものがたり』
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 お世話になっているA社長さんに出した賀状が1月10日に返送されてきてしま
った。A社長さんからの賀状は私の手元に届いている。郵便番号も住所もお名前
も何度も確認したが、間違いない。これはミステリー。

 まず私の頭に浮かんだのは、昨年10月に民営化した郵便事業株式会社、やはり
民営化したので、責任感のない仕事をするのではないかということ。しかし、そ
れにしては年賀状の上部に青い四角のスタンプが押され、ご丁寧にも取り扱った
担当者の印が押されている。まことに不思議。

 思い込みもあるかもしれないので、家人に第三者の目で見てもらったところ、
家人曰く、「あなたの字があまり達筆なので読めなかったのでは?」と。もちろ
んこれはいやみ。私の字は金釘流で達筆の正反対。きれいな字ではないが、読め
ない字ではない。

 合点が行かないので、届いた賀状と戻ってきた賀状の二枚を持って郵便局に行
ってもらった。報告によると、近くの郵便局の局長さんが相手局の担当者に直接
問い合わせてくれた。その結果、この住所はA社長さんの自宅に間違いないが、
年賀はがきには鰍a社代表取締役と肩書きが入っている。以前はこのような郵便
も自宅に配達されていたが、半年前に会社名の入ったものは自宅でなく、会社宛
転送してほしいと局に申し出があった。住所変更の場合と同じく半年間は転送措
置をとっていたが、その半年も過ぎたので、差出人に送り返したとのことである。
まことに筋の通った話であった。

 A社長さんは公私のけじめをきちっと付けなければと思い、半年前に郵便局に
このような申し出をしたのであろう。このこと自体は、中小企業の経営者として
極めて重要なことである。私もコンサルをする上で、公私混同を戒めるべきとの
話をいつもしている。にもかかわらず、仕事を越えた個人的親しみのつもりで書
いた賀状に、鰍a社代表取締役と肩書きを入れてしまった。その矛盾に気づいた。
公私とは何か、肩書きとは何か、プライバシーとは何か、年賀はがきとは何か、
いろいろ考えさせられる出来事であった。皆様はどのように判断されるであろう
か?
         【未来事業・マネジメントコンサルタント  山田 喬】

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┃04┃経営相談Q&A     『デミングサイクルについて』
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Q:品質管理の分野で「デミングサイクル」が用いられていると聞いていました
  が、経営の面でも応用されていますか。

A:もちろん応用されています。「デミングサイクル」は品質管理だけではなく、
  経営の面やその他の管理にも応用されています。

  「デミングサイクル」とは、1950年代に品質管理の父といわれる『W・
エドワーズ・デミング博士』が、生産プロセス(業務プロセス)の中で改良や改
善を必要とする部分を特定・変更できるようプロセスを測定・分析し、それを継
続的に行う為に改善プロセスが連続的なフィードバックループとなるように提案
したものです。

「デミングサイクル」は当初品質管理の分野で使われましたが、その後経営の分
野や、他の分野でも使われるようになりました。

「デミングサイクル」は皆さんご存知のように

     Plan(計画)  Do(実行)  Check(評価)  Action(善)

のプロセスを順次実施するものです。最後のActionではCheckの結果から最初の
Planの内容の継続・修正等を行って、次のPlanに結びつけるものです。

 ところで経営者の皆さんは、仕事を行う時、このデミングサイクルを回して
いますか?

PDCAではなく、PPPFになっていませんか?
PPPFとはPlan−Plan−Plan−Forgetのことで、プランばかり立てていて、
実行する ことが忘れられてしまうことです。

 また、「デミング博士の14ポイント」というものがあって、その中に
   *組織体は競争力を維持するために常に向上し続けなければならない。
   *同じ組織体の異なる部門は同じ目的のために協調しなければならない。
 などがあります。

 経営者の皆さんも一度、上の観点で会社を点検されてはいかがでしょうか。

        【未来事業・マネジメントコンサルタント  津田 智幸】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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