e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2007.10.17 Wed. vol.360
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◆今月(10月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
       『自社の「企業価値」を高めるためにはどうすればよいか』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
      『具だくさんの味噌汁で朝食をしっかり』『疲労回復にバナナ酢』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        利益の足を引っ張る有償支給材料  
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 資金繰りが厳しい時
 03:【管理栄養士のちょっと一言】    地産地消を考える         
 04:【経営相談 Q&A】        従業員教育に関する助成制度    
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┃01┃経営発展のヒント    『利益の足を引っ張る有償支給材料』
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 下請け企業の社長に対して「この品目の売上高はすごいね!?」とたずねると
「いや、有償支給材がほとんどですよ」と苦笑する。しかも、売上高の8割、9割
を有償支給材が占めていることが多い。これでは悪質みやげ屋の底上げよりも中
身が薄いことになる。
 
 請求書を出しても有償支給材の代金はきちんと相殺されてしまう。売り買いで
発生するタイムラグによって資金を浮かすことすらできない。有償支給材であっ
ても在庫をするための倉庫は必要だし、といって管理のための管理費もとれない。

 さらに生産中に破損したり不良品が発生した場合にはもちろん売上代金から該
当金額を差し引かれる。自社で材料手配をしないから購買手数料や管理費はゼロ
であることも当たり前だ。こんな状況では本来確保できるであろう利益の足を引
っ張ることになるのは言うまでもない。
 
 このような状況の中においてこれらの問題を解決するためには次のような方法
がある。
1.莫大な有償支給財を損なわないためにも、工程品質の向上活動を徹底的に行
  う。
2.売上高の管理を2段階で行う。つまり第1ステップは有償支給材を含まない
  生産高をベースにする。これによって、生産工程で傾注しなければならない
  労働効率の向上などの本来行わなければならないことをクローズアップさせ
  注目することができる。第2ステップは有償支給も含めた売上高の管理であ
  ることは申し上げるまでもない。
3.下請け企業にとってはなかなか難しい面もあるが、自社でできるだけの資材
  調達が可能な能力をつけることだ。購買力は交渉力、情報力、資金力によっ
  て構成されるが少し長い目で見て、購買範囲を少しずつ広げ購買力をつけて
  いくことだ。これがやがて脱下請けへとつながっていくことになる。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『資金繰りが厳しい時』
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最近多くなってきたのが、資金繰りの相談。テレビや新聞などのマスコミ報道で
は、各企業が新入社員の採用を増やしたり、ボーナスを支給したりと、景気回復
を盛んに報道。しかしながら、中小企業の現状はと言えば、その様な実感は全く
なく、毎月の資金繰りに追われているのが現状だ。

中小企業の社員からはここ数年支給されてなかったボーナスの要請。もらえない
となると、転職するケースも多く発生している。中小企業にとって、経営の前提
は人材、人がいて成り立つというもの。人材確保のためには、銀行からは借入が
出来ないため、経営者はやむを得ず金利の高い商工ローンから借入れる。また、
資金繰りのため、金利の低い銀行融資をして返済にあてたり、買掛金や税金の支
払を遅らせるケースもある。

経営者として一番必要なことは、今後資金繰りが円滑に回るにはどうしたら良い
か、冷静に考えること。今後の回収と支出の計画をたて、いつになったら苦しい
資金繰りが解消するのか、検討をすること。このような企業の場合は、業績の悪
さから、銀行から融資は受けられない。

どうしても、解消の目処が立たない場合は、銀行に融資の返済を緩和してもらう
ことを依頼する(リスケ)。但し、銀行の場合リスケを認める期間はせいぜい6
ヶ月から1年以内だ。この期間の追加融資は不可。銀行にリスケを認めてもらう
には、リスケ後の事業計画を立て、きちんと説明をすること。リスケを銀行に依
頼するのは勇気がいる。しかし企業存続のためには、経営者としての決断が必要。

前提条件としてリスケをすることで一気に資金繰りが改善し、会社の再生に向け
て進めていくことができる場合のみだ。この期間に経営を立て直し、一定期間の
後には、正常な取引に戻すのが条件。銀行がリスケを認めるということは、今後
の企業の立ち直りを期待し認めているということなのだ。

  資金繰りの厳しい状態が続くようならば、現状を、冷静に
       分析すること。そして、銀行にリスケの依頼をすること。

決断が少しでも遅れると、再生が遅れることを肝に銘じ、行動することが必要と
なる。

          【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃管理栄養士のちょっと一言    『地産地消を考える』
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「地産地消」とは「地元生産ー地元消費」を略した言葉で、「地元で生産された
ものを地元で消費する」という意味で特に農林水産業の分野で使われている。

旅行先でよく見かける「道の駅」も地産地消の一つで、地元の名産品などがずら
りと並んでいて、併設されたレストランでそれらを食事することが出来たりする。
我が家も旅行好きでよくドライブに出かけては、必ず道の駅に寄って地元名産品
に舌鼓をうつ。

古来より「四里以内で食をとれ」「身土不二」などと言って、自分と同じ気候風
土で育った食べ物が体によく合うと言われていた。消費する場所が遠いと鮮度が
落ちる。自分の地域のものなら新鮮で自分の舌に合うはずという考えだ。

そう言えば、我が家の近くにも「農産物直売所」があり、地元で取れた新鮮な野
菜はすぐに売り切れてしまう人気である。
我が家の娘達も切ったそばからつまみ食いをするほど、甘くて、みずみずしくて、
おいしい。

また、全国各地の学校給食でも「地産地消」の取り組みが進んでいて、「食育」
を支える一つになっている。

そういえば、私の幼い時には、よく「今日は○○さんとこで取れた野菜だよ」と
食卓でも話題になっていたなぁと思う。この「地産地消」は食卓においしさと安
心、それに楽しさをもたらしてくれる大事なものではないかと考える。

そして、もっと大きな意味で食・生産・エネルギー・環境問題等、様々な問題を
解決する足がかりになっていくのではと考える今日この頃である。

              【未来事業・管理栄養士     吉岡 美保】

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┃04┃経営相談 Q&A     『従業員教育に関する助成制度』
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Q:今期は人材開発に力を入れたいと考えています。従業員の教育に関する助成
  制度にはどのようなものがありますか?

A:代表的な制度を2つご紹介します。
  1.キャリア形成促進助成金
    従業員のキャリア形成のために必要な職業訓練の費用や、能力開発のた
    め休暇を与える際の従業員の賃金などに対し、一定の割合で助成金を受
    け取ることができます。詳しくは各都道府県の「雇用・能力開発機構」
    (http://www.ehdo.go.jp/loc/1.html)にお問い合わせください。

  2.人材投資促進税制
    従業員の能力開発に関わる費用を一定割合で税額控除できる制度です。
    業種・規模問わず全ての企業に対し適用され、外部講師への謝礼金から
    教科書代まで幅広い費用が対象となります。詳しくは、経済産業省人材
    参事官室(03-3501-2259)にお問い合わせください。

      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 太田 眞彦】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:keiei@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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