e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2007.10.03 Wed. vol.358
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◆今月(10月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
       『自社の「企業価値」を高めるためにはどうすればよいか』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
      『具だくさんの味噌汁で朝食をしっかり』『疲労回復にバナナ酢』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        成せば為る 成さねば為らぬ・・  
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 返済の見直し―リスケジュール   
 03: 【コンサルの視点】          いまこそ改革せよ!        
 04:【経営相談 Q&A】        総資本対経常利益率について    
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┃01┃経営発展のヒント    『成せば為る 成さねば為らぬ・・・』
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 経営改革を進めている社長はたびたび厳しい場面に直面する。たとえば資金繰
りのめどが立たない、売上の右肩下がりに拍車がかかった、人員が集まらずに新
事業を立ち上げられない、設備が急に故障して生産を続けることができない・・。

 様々な検討をしてみるがどうもよい方策が見つからない。出来そうな施策はあ
まり効果が期待できないし、効果のありそうな手はかなり思い切った方法で実行
を躊躇する。といってこのままでは今の状況がさらに悪くなるだけなのは分かっ
ているが・・・。という状態を誰もが心あたりがあるはずだ。

 しかし、経営改革をするということは、“従来のやり方を否定し、社内の革命
を起こすこと”だ。これまでのレベルを少し良くすることではない。したがって
施策の切り口も自ずとこれまでとは違う、経験もしたことのない挑戦をせねばな
らないことが多い。

 未経験のことに立ち向かうのはかなりの勇気がいる。“やろうか、やるまいか。
大丈夫だろうか、どうだろうか・・・”と思い熟慮熟慮の不断行となってしまう。
そして後で“あの時やっておけば!”と“あとの祭り”の後悔をすることになる。

 私にもそのような時もある。その時に私は次の言葉を思い出す。
「成せば為る 成さねば為らぬ為る業を 為らぬと捨つる 人のはかなさ」との
武田信玄公の言葉だ。

 意を決して一心不乱に取り組めばできるものを、やるまえから難しいとあきら
めてしまう人のこころの弱さを言っているのだろう。

 どんな局面に立っても、それを乗り越えていく決意と覚悟と実行力が経営者に
は求められるのだ。
                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『返済の見直し―リスケジュール』
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銀行から融資を受けた場合、返済計画に基づき返済をするのは当たり前のこと。
しかし、返済できるのは計画通りのキャッシュフローの確保が前提で経営者の多
くは、返済が難しくなるとどうしたら良いのかと思い悩むが、中々銀行に相談出
来ない。そして、金利の高い商工ローンなどに手を出す。

返済が出来ないような状態に陥るようならば、良い意味での「返せないものは返
せない」という開き直りが必要で、業況が厳しくなった建て直しには、毎月の返
済金額を組みなおす、リスケジュールは有効な手段だ。リスケジュールが認めら
れた後は、業績向上に貢献できるはずだ。

返済が困難になった経営者が行うだろう行為は、高い金利の融資を受けたり、決
算操作により銀行から融資を受けるなど。しかし、これらの行為は後々経営に重
くのしかかり、経営者として決して行ってはいけない。

特に理解しておいて頂きたいことは、同じ返済が遅れるにしても、リスケジュー
ルと延滞は全く違う行為であること。一番の違いは銀行の同意を得られているか
得られていないか。

 銀行の同意を得ているのが、リスケジュールで、得ないで行う行為が延滞。

銀行へリスケジュールの交渉に行っても、直ぐには「ハイ、結構です」とは言わ
ないはず。銀行から借りた資金は必ず返しますという姿勢を見せ、粘り強い交渉
が必要。企業としては、業況が非常に厳しいが、リスケジュールを行うことによ
り業容が安定し返済が出来ることを示す、計画書を作成することが必要だ。リス
ケジュールを行っている間は、当然追加融資は不可で、再び、受けられるように
なるには決められた返済を再開することが必要となる。

リスケジュールの期間中に行うことは、わき目を振らず業績回復につとめること。
銀行が注視する点は、経営者が中心となって経営改善に努めているかということ
のみ。リスケジュール期間中に、返済がないからと言って安心し何も行動を起こ
さないと、銀行の対応も厳しいものになることを決して忘れてはならない。

          【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点          『いまこそ改革せよ!』
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先日、あるクライアント先のNさんより「改善」と「改革」はどのような違いが
あるのかと質問を受けた。Nさんにタバコは吸われますかと聞いてみると、一日
40本ぐらいとの答えが返ってきた。

そこで従来からの喫煙という路線は変えずに、20本にするというのが改善であ
り、タバコのニコチン・タールは人体に影響を与えるから禁煙にして、ゼロにす
るのが改革というと「なるほど」と理解を示してくれた。

このように現在の延長線上から、そこから悪いところを見つけ出し、これを改め
て行くやり方は改善のアプローチだ。

この活動は、P(計画)D(実施)C(検討)A(処置)の輪を回すことで一定
の成果は出すことができるが、ボトムアップ活動のため、現状からなかなか脱皮
できずスモールチェンジとなることが多い。

一方、改革のアプローチは現状を将来から見ると必ずギャップが見えてくる。
このギャップを埋めるためには、現状の姿を改めるやり方が必要不可欠だ。その
ためには現状を否定した「ゼロベース発想」を全面に押し出すことが必要となる。

この方法だと今までの路線からまったく新しいことにチャレンジすることにより
ビックチェンジとなるケースが多い。いまこそこのビックチェンジすなわち経営
改革が、企業にとって求められているのだ。

政治の世界でも同じことが言えるのではなかろうか。いまの日本では、「改善」
と「改革」のどちらが望まれているのか。

すべての分野を問わず、いま、日本で望まれているのは、年金改善、財務改善、
教育改善ではない。

  年金、財務や教育の根本を改めようとする年金改革、財務改革、
                     教育改革ではないだろうか。

         【未来事業・マネジメントコンサルタント 石黒 和男】

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┃04┃経営相談 Q&A   『総資本対経常利益率について』
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Q:収益性分析指標の総資本対経常利益はどう理解すればいいのですか?

A:総資本対経常利益率は収益性を分析する上で、最も重要な指標です。
  通常なじみのある利益率は売上高に対する利益率ですが、総資本対経常利益
  率はこれにさらに総資本の回転効率を加味した指標です。総資本がいかに効
  率よく利益を生んでいるかを表現しています。

  公式では 総資本経常利益率=経常利益/総資本 さらに
  =(経常利益/売上高)×(売上高/総資本)
  =売上高経常利益率×総資本回転率と分解できます。

さらによく説明しますと、

・総資本回転率は『使っているすべての資金』からいくらの『売上』を上げてい
るかの総資本の活用効率を示しており、売上高経常利益率は『売上』からいくら
の『利益』が得られているかの売上利益効率を示します。

・「2つの指標は大きいほど良いのですが、総資本回転率が小さくなるのは
1、売上高が小さい場合
2、総資本が大きい場合で、特に2、について注意深く見直しが必要です。

・在庫が多すぎないか?(棚卸資産回転率)或いは過剰な設備投資や不動産が無い
か?(固定資産回転率)また売掛金回収が恒常的に遅れてくると総資本回転率は
悪くなります。

・売上高経常利益率にはよく気を配っていますが、総資本回転率を見逃している
場合があるので、注意して経営改革の方向を決めてください

      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 吉岡 純夫】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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