e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2007.6.20 Wed. vol.344
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◆今月(6月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
       『中小企業の経営発展のためにM&Aを有効に活用する』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
       『夏本番を前にたっぷりの夏野菜を』『ウォーキングの効果』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】         ちょっと変だぞ、コムスン批判  
     
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】  試算表の作成は経営の基本
 03: 【コンサルの視点】          “量”より“質”のDM活用を
 04:【経営相談 Q&A】         定年退職者の雇用について
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┃01┃経営発展のヒント    『ちょっと変だぞ、コムスン批判』
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 ここのところテレビ・新聞等では社会保険庁の年金記録漏れ5千万件事件に続
いて、訪問介護最大手のコムスンによる訪問介護員人数の虚偽申請に関するニュ
ースがにぎわしい。メディアが総力をあげて叩きまくっている。

 配下の事業所で実在する介護員を水増して報酬を請求していたとか、サービス
提供責任者が常駐してなく基準を満たしていないという内容だ。さらに、行政処
分されると連座制を採用され営業ができなくなるために、事前に該当事業所の廃
止届けを出していたそうだ。今、社会から最も注目されているコンプライアンス
欠如の典型例のようなもので弁解の余地も無い。

 私は折口氏とは直接の面識はないが、何年か前に折口氏が介護事業に乗り出す
と聞いた時に、彼の経歴と介護事業のギャップに強い違和感があったことを覚え
ている。「やっぱりな・・・」というのが今の気持ちだ。まるで事業の両極端に
位置するから「うまくいくはずは無い」と思ったのだ。

 ただし、介護事業だから儲けてはいけないということではない。公的助成金が
前提になっている事業で“儲けよう、もっと儲けよう”と思うことがそもそも間
違いということだ。経営者としては事業選択のときにこの点が重要なことだと思
う。

 一方、メディアの論調は“毎月何人かの新規客の獲得が問題だ”、とか“社員
に対して利益追求の縛りが強すぎる”・・・と声を張り上げている。
これでは、経営者が利益を追い求めることが罪悪だ、とばかりに聞こえてくる。

 冗談じゃない!経営者が利益を求めて何が悪いんだ。利益を求めずして何が経
営者か、新規顧客の開拓を一生懸命やってどうしていけないのか。
見当はずれもひどいものだ。悪いのは助成金をチョロまかす“下衆根性”だ。決
して利益を徹底的に追求することが悪なのではない。攻撃すべき焦点を取り違え
るな!

 こんな低次元なことよりも、社会保険庁の年金事件や無駄遣い、天下り人事、
働かない職員風土の方がはるかに悪質だ。厚生年金の半分は会社が負担している
ということを経営者は忘れてはならない。こっちの方に世の中はもっと怒れ。
(ただしコムスンを擁護しているつもりは全く無い。自業自得だからだ)

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『試算表の作成は経営の基本』
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業績の悪い企業の多くは、いわゆるどんぶり勘定で帳簿付けもいい加減だ。利益・
資金繰りなどには全くの無頓着で資金が足りなくなったら、融資の申しこみに慌
てて銀行に駆け込み、銀行から「何故、急に申し込みをするんだ、資金繰りはど
うなっているんだ」などと言われ、気分を害する。挙句の果てには、あの銀行は
冷たい銀行などと、言いふらす始末。

企業の決算書は1年に1度必ず作成、そして試算表は毎月作成するもの。試算表
は、法的に義務付けられたものではないが、自社の経営を省みるという観点から
はどうしても必要で毎月が赤字なのか黒字なのか、試算表がなければ判らない。

赤字ならば、赤字解消のための対策を講じることが必要。対策が遅れれば遅れる
ほど、赤字解消が遅れ赤字が拡大。試算表を作成することにより、経営者の意識
が変わり、尚且つ、赤字の状態が、目に見えて判り解消に役立つ。

銀行から融資を受けるにあたって、試算表は当然、提出すべき書類だ。融資を申
し込む前に、第一にすべきことは試算表の作成。

     銀行が融資をしたくない企業は、試算表を作成していない、
              そして、試算表を読めない経営者のいる企業。

逆に試算表で毎月の経営状況を把握して、対策を行うことが出来る企業には、融
資を積極的に行いたくなるはず。このような企業は自然に業績があがり、利益も
計上。企業業績も良くなり、資金繰りも好転。融資を積極的に行いたくなる対象
企業となる。

「売上を上げるために、忙しい」「会社にいて、経理関係のことをしていても一
銭の金にもならない」などという経営者が多数いる。そのような経営者のいる企
業の先行きは、厳しい現状が待っている。経営の基本は利益を上げること。その
利益が判らないということは、経営を放棄していることと同じで、業績をよくす
るには、毎月の試算表を上げられる体制を築くことだ。このことは、企業経営に
とって見れば当たり前なのだ。しかしながら、この当たり前のことが出来ない、
試算表の出来ない企業が多数存在するのも事実だ。

今一度、経営の原点に戻り、どんぶり勘定企業を脱するにはどうしたら良いのか、
こんなときにこそ、考える必要が出てきている。

          【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点 『“量”より“質”のダイレクトメール活用を』
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私事で恐縮だが、6月は私の誕生月だ。誕生日が近づいてくると、何となくうき
うきした気分になるのは、いくつになっても変わらない。

この華やいだ気分を、より一層盛り上げるものとして、様々なお店から届く、ダ
イレクトメールが挙げられる。その種類は、飲食店や美容院、日頃お世話になっ
ているクリーニング店など、多岐に渡る。「ハガキご持参の方に、素適なプレゼ
ントをご用意しています」などという言葉に誘われて、暫くご無沙汰していたお
店へ久々に足を運んだ、という経験をお持ちの方も、多いのではないだろうか。

このように、誕生日や結婚記念日など、「私のことを覚えていてくれた」「私の
ためだけに送ってくれた」と思えるダイレクトメールは、暖かい温もりを感じさ
せてくれる。これに、手書きのメッセージなどが付け加えられていたら、そのお
店に対するイメージは、よりよいものになるだろう。一方、誰に対しても全く同
じ文面の、画一的なダイレクトメールは、何となく事務的で、じっくり読もうと
いう気持ちを起こさせない。

近年、個人情報保護や環境保護に対する意識の高まりから、ダイレクトメールを
敬遠する消費者も増えているが、効果的に活用すると、お客様の心をがっちりと
掴む、貴重なツールとなるだろう。その数は、決して多くなくてもよいと思う。
ポイントは「不特定多数に向けてのダイレクトメール」ではなく「あなただけに
お届けするダイレクトメール」ではないだろうか。

そのためには、日々のデータ管理など、こまめなメンテナンスが必要になってく
るかもしれない。しかし、その一手間で、あなたのお店のファンが確実に増える
のみならず、将来的には、知人への紹介などを通じて、きっと無償の広告塔とな
って下さることだろう。

               【未来事業・アシスタントコンサルタント  直井 充江】

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┃04┃経営相談 Q&A   『定年退職者の雇用について』
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Q:先週のこの項で、定年間近な従業員のモチベーションアップについての話が
  ありましたが、私の会社では逆に人材不足のため、定年になった方々を
  雇いたいと考えています。その時に留意するポイントを教えてください。

A:定年退職年齢は60歳が一般ですが、今は昔と比べると65歳にしても不思議で
  ないでしょう。したがって、まだまだ働くことができる年代です。

  そのような人を雇う場合のポイントは、
 1.定年になってからもひろく進歩を求めている人
   過去の実績が活かせる人が良いことは言うまでもないが、中小企業に
   とっては狭い範囲の経験のみ振りかざして貰っても・・・

 2.実務を熟知した人
   概して、口で仕事をしてきたことが長い人ほど使い物にならない。駆使   
   とまでいかないまでも、自分でパソコンを扱えるくらいでないと・・

 3.過去の実績をひけらかさない人
   前の会社の自慢ばかりしている人は過去に生きている化石!

  ところでより大事なことは、雇う方の態度。
  使ってやるという気持ちでは、まずその人のノウハウを自分の会社に取り
  込めない。良いところをうまく引き出し、力を借りるくらいの気持ちで
  接すれば大いに役立つでしょう。

      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 乾 辰樹】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:keiei@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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