e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2007.6.13 Wed. vol.343
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆今月(6月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
       『中小企業の経営発展のためにM&Aを有効に活用する』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
       『夏本番を前にたっぷりの夏野菜を』『ウォーキングの効果』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】         物が先か、お客が先か?     
  
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】  複数の融資銀行との取引が必要
 03: 【コンサルの視点】          諦念と決断、見切り千両
 04:【経営相談 Q&A】    定年間近な従業員のモチベーションアップ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃経営発展のヒント    『物が先か、お客が先か?』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 「こんな物を作りたいんですけれど、どうやって売ればいいでしょうかね?」
とか、「どうしてこんなに良い物なのに売れないんでしょうか?」と聞かれるこ
とがしばしばある。なるほどそう思ってみるとその商品は悪くはない、というよ
り物としては素晴らしい。

 「ところで、この商品は誰に売ろうとして作ったの?」と訊ねると「・・・」
と、しかとした回答がないことが多い。つまり、どのようなお客様に売りたいの
かはっきりしないままに商品化したり、仕入をしていることになる。折角苦労し
た商品をお客さまが評価してくれない、だから売れないということだ。

 売る立場になるとできるだけ多くのお客さまに買っていただきたい、と思うの
が通常だ。つまり、あんなお客さまにもこんな客さまにも買ってほしい、という
のでは必然的にその商品の個性や特長をぼやかすだけになる。誰にでも良いと思
われる商品は言い換えれば“誰からも評価されないもの”に通ずる。

 商品を開発する時には、まずこの物は“誰に売るのか”を先に設定することが
原則だ。そして、この“誰”をできるだけ絞り込むことだ。絞れば絞るほど商品
に特長が出てくる。しかし、経営者の本音は「できるだけ多くの人に売りたいの
にこんなに絞り込んで大丈夫か?」ということだ。この不安な気持ちを切り捨て
る先に成功が待っている。

 お客さまを絞り込み“お客さま像”を明確にすると、デザイン付けやセールス
ポイントの設定が容易になる。このように“物よりもお客さまが先”が商品開発
や選択の原則だということを頭に刻むことが何よりも重要だ。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
◆――◆吉岡 憲章著 最新作 「社長の器」 全国の書店にて販売中◆――◆

・タイトル  「社長の器」(会社を伸ばす社長、つぶす社長の見分け方)
・出版社   PHP研究所
・定価    1,200円(本体)
・発売    全国書店店頭、アマゾンなどのITショップ

[参考]

吉岡憲章著「社長の器」の詳細につきましては、下記URLをアクセスください。

アマゾン    http://www.amazon.co.jp/
PHP     http://www.php.co.jp/bookstore/              
 

◆―――◆ 『未来・経営ナビゲーション ご購読のご案内』!! ◆―――◆

  あなたが願う会社の姿とは?

  あなたの夢の実現に役立つノウハウを、当社のコンサルが豊富な実体験を
  基に執筆します。
  起業から再建、さらに発展まであらゆる局面において不可能を可能にして
  きた未来流経営戦略。

  ※購読料として、1,000円(一年分、送料込み)を頂戴いたします。

  ご購読希望の方は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

  1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
  ※ご希望の方は、「件名」に「未来ナビ 希望」 と明記ください

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『複数の融資銀行との取引が必要』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

融資を受ける場合、企業の規模・借入金の必要額にもよるが複数の銀行からの融
資を検討することが必要。従来は、融資は「メイン銀行」から、という意識が強
く他の銀行からの融資は裏切り行為、との認識があった。確かに、「メイン銀行」
へ企業の動き、設備計画や人事問題など諸々について相談することは大事なこと
だが、資金調達を円滑にするためには、複数の融資銀行との取引も不可欠なもの
となってくる。

複数の銀行との融資取引は、業績悪化時の、いわゆるリスク分散。一行取引で、
融資を断られた場合、あわてて新規取引銀行に融資を申し込んだとしてもあとの
祭りだ。新規銀行は、一見顧客として警戒し、気分を悪くする。複数の融資取引
銀行がある場合、一つの銀行から融資を断られても、別の銀行へ融資を申し込み
ことができ、一見客として扱われるより銀行の対応は良い。

またこの場合、銀行間の競争が発生し特に貸出金利が期待できる。一行取引の場
合は、銀行の独占状態であり金利競争は発生せずに、貸出金利は高止まり。

融資を受けている企業は、銀行から定期的に借入残高一覧表の提出を求められる
。この目的は、それぞれの融資銀行の融資スタンスのチェック。特に、急激に融
資残高が減少している銀行があった場合、他行は警戒を強める。借入残高一覧を
提出する場合、残高に変化がある場合は銀行に余分な警戒感をもたせないために、
説明をきちんとすることが必要となる。

「メイン銀行」には、常に企業の経営に関することを報告し相談をすること。企
業側は「メイン銀行」と思っていても銀行側は融資先の一つとしてみていない。
このことを防ぐためにも、

   企業側の努力が必要で融資に関する相談はもとより、
            人事問題など、いの一番に相談すべきだ。
 
銀行にまだまだ頼らざる得ない企業にとって、日頃からの銀行との接触が必要な
こととなる。
          【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃コンサルの視点    『諦念と決断、見切り千両』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、ある旅館が長年の歴史に終止符を打ち、廃業するというニュースがNHK
のローカル放送(静岡)で流れた。その旅館の建物は80年くらい経っているが、
外観は伊東温泉のシンボル的な建物になっており、大正時代の匂いを漂わせる木
造3階建だ。以前、私の年老いた母を連れて宿泊したことがあり、また機会を設
けて行きたいと思わせる温泉旅館だった。

廃業の大きな理由は後継者がおらず、女将の体調も今ひとつであることが原因ら
しい。経営不振でないことが大きな救いだが日本の味がまた一つ失われるような
心情になる。この旅館の廊下は建物は古いにもかかわらずピカピカに磨かれ光り
輝いていた。スリッパで歩くと滑りそうなくらい磨き上げている。長年米糠でこ
すり乾拭きしないとこんなに光らない。建物は古いが清潔で落ち着く。

食事も泊まる人の年代を考慮し『量』を希望する方、『質』を希望する方ときめ
細かく確認している。海に近いので魚料理が売りで金目の煮つけが印象に残って
いる。私の母は目玉のぐるりをうまそうに食べていた。料理も部屋食と称して朝、
布団を上げた後、埃が舞っている状況で食べさせるような無神経なことはせず1
階に部屋単位で独立して食事が出来るようにしつらえてある。そこから眺める川
沿いにある、わずかな植栽もキチンと手入れが行き届いていた。

90歳を大きく超えた大女将は元気らしい。しかし事業にとって一番重要なゴーイ
ングコンサーン(継続)の根幹である若き継承者がいないことはこのような旅館
経営では致命的なのであろうか。朝から晩まで24時間365日手抜きの出来ない
旅館業は女将の体力、精神力、知恵に負うところが大きい。手作りの接客は大ホ
テル経営と当然一線を画したものには違いない。血肉を分けた後継者がいれば親
である女将の生き様を見ること自体が事業継承になる。

事業継続は単に経営資産を受け継ぎ顧客を受け継ぐだけでなくその根幹にある経
営者魂、女将魂の継承がきちんとできるかどうかにかかっている。欲を出してそ
の辺の継承がきちんとできないまま事業継続しても早晩違った形で行き詰まるこ
とは目に見えている。事業継承者は育つものではなく意識して育てないと育たな
い。廃業と決めた今の経営者の決断は苦渋の決断かもしれないが反面勇気ある大
きな決断でもある。欲を出し、もがいて事業継続し借財を膨らまして苦しむより、
きれいに事業を幕引きし、誰からも惜しまれて終幕するのも1つの選択だ。しか
し悲しいかな、欲深さから普通それが出来ないのが人間の性なのだ。

              【未来事業・マネジメントコンサルタント 廣澤 耕一】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃04┃経営相談 Q&A   『定年間近な従業員のモチベーションアップ』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q:2007年問題が話題になっていますが、当社でも定年間近な従業員が多くいま
  す。彼らの中には、定年後が気になって仕事に身が入らない人も見られます。
  どうしたらよいでしょうか。

A:会社として、定年後の第2の人生にスムーズに入れるように協力してあげる
  とよいでしょう。次の3つについてやってみましょう。

1 継続雇用
   平成25年4月からは、原則として65歳までの雇用が義務となります。早
   めに対応してみてはいかがでしょうか。
2 起業
   企業家向けの研修を開きます。起業には公的な支援策が多く用意されて
   いますので、その具体的な活用法を示すと喜ばれます。
3 第3の道
   第3の道としては、ボランティア、コミュニティビジネス、教育サポー
   ター、農林漁業への就業などがあります。それぞれの関連機関の紹介や
   経験者の講演会などを行なうとよいでしょう。

      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 太田 眞彦】

◆――――◆ 『トロール船式会社発展法 小冊子』無料進呈! ◆――――◆

  吉岡憲章の『経営者』として、また『コンサルタント』としての、
   生きた経験が詰まった『トロール船式会社発展法』小冊子。
  メルマガ読者の方にプレゼントいたします。

  申込み方法は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX をご記入の上
 ※ご希望の方は、「件名」に 「小冊子 希望」 と明記ください

◆お問い合わせ・お申し込み◆――――――――――――――――――――――

 お問合せやお申込は必要事項をご記入の上、下記へご連絡ください。

 1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
 
  こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:keiei@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

Copyright (c) 2003-2005  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket