e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2007.4.25 Wed. vol.336
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】      楽天ゴールデン・イーグルスが楽しい  
      
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】  金利スワップ商品購入のお誘い
  03:【コンサルの視点】               1位にならない戦略  
    
 04:【経営相談 Q&A】                資金繰りと損益
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┃01┃経営発展のヒント   『楽天ゴールデン・イーグルスが楽しい』
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 プロ野球が開幕して1ヶ月近くを経過して、何となく力関係も見えてきた。つ
まり両リーグとも強いと言われているチームが上位を占めている。ただ、その中
で楽天ゴールデン・イーグルスがこれまでのダントツの最下位定着から脱したよ
うな活躍をしている。

 私は長島・王時代のその前の川上・青田時代真っ只中が少年時代だったため、
野球というとジャイアンツしか存在しなかった。野球をするときにはいつも子供
ごころに自分を巨人のメンバーに置き換えて楽しんでいたような気がする。

 しかし、サラリーマン時代を卒業して独立し、中小企業の中に身を置くと、ジ
ャイアンツは、それこそこの世の恵まれた大企業やその体制のシンボルのような
存在に見えてきた。この上ないブランド力とグループ全体の総合的なバックアッ
プで業界全体を理不尽に牛耳ってしまう。いわゆるマーケティングでいうところ
の典型的な「強者」の存在だ。それ以来、私のなかにはアンチジャイアンツ的、
言い換えれば「在野的な考え方」が醸成されてきたように思う。

 一方、楽天ゴールデン・イーグルスは3年前に野球界のひずみを一身に受け、
ほとんどが世の中から名前も知られていない選手ばかりで誕生した。言い換えれ
ば中小企業の町工場が創業されたようなものだ。チームの成績も予想通り3割に
も満たない勝率でこのまま行けば倒産状態であった。(もちろん経営的には黒字
を出して別の意味での評価ができるが)

 私はそんなチームがどのような戦略で立上げ・再建をするのか、私が唱える経
営改革・発展の業務に大変参考になると思って注目をしていた。親会社が打った
手は、創業は“真面目な現場監督”で世の中から同情を買いながらイメージアッ
プ作戦。次の立上げ期には“クセが強い、現場もよく知っている老獪な現場監督”
をあてた。

 この老獪監督は、わが身が大した補強もできない「弱者」の立場であることを
認識し、選手たちをなだめたりすかしたり、脅したりしながら勝つ経験を通じて
OJTを主体にしてやる気を出させるような指導をしている。これはまさに中小企
業がとるべき“少ない投資で効果を出す”施策のセオリーのようなものだ.
(ただし、このチームの親会社に対しては価値観を共にするものは何も見当たら
ない)

 やがて、最下位にしがみついていた成績も少しずつ浮上して他社(他軍)を脅
かすような存在にまでなってきた。私は力と体制を背景にして力を振るう世の中
に対して、個性的に挑戦する中小企業が好きだし、これからも悩める中小企業を
応援し続けたいと思う。
                   【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『金利スワップ商品購入のお誘い』
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「最近、貸出金利が上がってきましたが、これからも金利上昇の可能性が充分あ
ります。金利が上昇するリスクに備えて、金利スワップ商品を購入したらいかが
でしょうか。コストは高くなりますが、金利上昇リスクが抑えられるならば、リ
スク管理の面では良いことではないでしょうか。社長の会社ぐらいの規模ならば、
このような商品を購入すべきですよ」

このような銀行からの中小企業への「お誘い」が最近多くなった様子。中小企業
が目的をもって、自発的な意思で購入するならば全く問題はなし。しかしながら
多くの中小企業は、金利上昇リスクに対する不安要素は残るものの、安くはない
危険負担料を払うだけの余裕のある企業は少ないはず。危険負担料は、数百万円。

この企業の払う数百万円の危険負担料は、現在銀行が競って増加させようとして
いる手数料。だからこそ、銀行は売込みに必死。いかに自分の担当している企業
に購入させるのか、それだけを考えているのだ。

このような金利スワップ商品は銀行もリスケを負っている。だから、声をかける
顧客の絞込み、対象先は十分に検討し、危ない先には売り込まない。銀行の収益
だけを考えているから、万が一があった場合は、銀行の健全性にまで影響する。

       この様な話が来る企業は、銀行から見た評価は悪くなく、
                    認められているということだから、自信を持っていい。

銀行の要請を断ったら、融資をしてくれないかも知れないと心配する経営者も多
いのが、そのような心配は全くない。あまりにもしつこく言ってくるようだった
ら、この一言「そんな有利商品ならば、当然、あなたも個人的に買っていますよ
ね」あなたの会社は銀行から選ばれた企業なのだから、何事も自信を持って銀行
との交渉に当ることだ。

          【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点      『1位にならない戦略』
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「残念ながら今回は1位になりそうです」
「残念です。おかげさまでアーティスト生命が短くなりました」

若者を中心に人気のヒップホップバンド「ケツメイシ」とレコード会社スタッフ
との会話である。

2005年2月、彼らの14枚目のシングル『さくら』が発売された。そして初めての
1位獲得が確実になった。冒頭の会話は、このときのものである。

誰もが1位になることを目指して競い合うなかで、レコード会社もミュージシャ
ンも1位になることを嘆いている。これはなぜだろうか。

それは一度にパッと売れるよりも、そこそこのヒットでいいから長く生き残り、
いつまでも自分たちの音楽をファンに届けたいからなのだそうだ。そのために新
曲の発売日を強力アーティストと合わせるなどして、あえて2位以下になるよう
にしてきたのだ。

ビジネスの世界でも、このような常識にとらわれない発想をすることが重要だ。
他人と同じことをやっていたのでは、ダメなのでる。
ゼロベースに返って、自社の戦略や商品について考えてみてもらいたい。思わぬ
ヒット商品が生まれるかもしれない。

         【未来事業・マネジメントコンサルタント 太田 眞彦】

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┃04┃経営相談 Q&A       『資金繰りと損益』
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Q:会社が低迷しており、資金繰りのことばかりが頭にあります。今の時期は
  とりあえず利益を度外視してでも収入をはかるべくがんばっていますが?

A: 資金に詰まってくると陥りがちな考え方です。

  しかし、あなたの会社を今後も続けようと考えているならば、ますます
  会社の経営状態を悪化させている、言わば逆の道を歩んでいると言っても
  過言ではありません。よく言われる自転車操業も、赤字採算という重荷が
  荷台に乗っているとますます厳しくなり息が続かなくなります。

  経営は、「入るを図って、出ずるを制す」ことが重要ですが、この場合に
  考えることは、まず「出ずるを制す」ことが先決です。
  経営が不振で資金に詰まるということは当然のことながら会社の経営が
  赤字になっていることですから、まず黒字に変えるにはどうすれば良いか
  という視点をはずさずに経営する必要があります。

  そのためには、売上ばかりに頼っているとますます泥沼に入るであろうこと
  は理解いただけるでしょう。

           【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 乾 辰樹】
       
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