e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006.11.22 Wed. vol.315
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆今月(11月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
       『個別原価管理の徹底―サンドイッチ現象からの脱却』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
       『新情報!コーヒーで高血圧の危険性が下がる』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】             インターネットは万能か?
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】  連帯保証人がいらなくなっても
  03:【コンサルの視点】          あなたなぁ〜らどうする?
 04:【経営相談 Q&A】         「利益率」の定義について 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃経営発展のヒント      『インターネットは万能か?』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 インターネットを利用して、営業を行ったり、材料の購買をしたりなどという
ことは、10年前には思いもつかなかったほどの大きな変化だ。これによって大
きな営業効果をあげた経営者もいれば、結果として逆効果となっている会社もあ
る。

 鈴木社長(仮名)は東北で観光旅館を経営している。その地域では歴史・由緒
のある旅館だが、宿泊客はここ数年完全な右肩下がりとなっている。
 特に最近は旅行エージェントからの紹介がほとんどなくなっており、インター
ネットを通じた予約客と通りかかったカップルが中心となっている。

 鈴木社長はどうも表に出て人と会って営業をするのが苦手のようだ。したがっ
て、旅行エージェントや法人営業に出かけるのも、何となく億劫だし気が進まな
い。社長室にとじこもって、もっぱらパソコンを前にしてホームページや旅館予
約サイトの充実をはかっている。
 
 いまの時代、よっぽどの旅館でなければ自前の客で部屋を埋められることはな
い。ましてや、インターネットだけで満室にすることは困難なことだろう。
やはり、攻略地域を絞って、その地域内の法人や団体を訪問し、対面営業をす
ることで、生の情報を伝えることもできるし、お客様のニーズを適格に把握する
ことができる。

 インターネット経由の集客に加えて、このように自分の足で稼いだ自前客、さ
らに旅行エージェントからのお客と組み合わせて、バランスをうまく取るように
する営業活動をすることが繁栄につなげるための基本だ。
 
 鈴木社長はインターネットの集客にばかりに偏り、自分自身が汗をかきながら
営業をすることを放棄したところに売上げが低落している大きな問題がある。

 バーチャルも結構だが、もう一度リアルの世界で対面営業をすることを真剣に
考えてみようではないか。
                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

◆―――◆ 『未来・経営ナビゲーション ご購読のご案内』!! ◆―――◆

  あなたが願う会社の姿とは?

  あなたの夢の実現に役立つノウハウを、当社のコンサルが豊富な実体験を
  基に執筆します。
  起業から再建、さらに発展まであらゆる局面において不可能を可能にして
  きた未来流経営戦略。

  ※購読料として、1,000円(一年分、送料込み)を頂戴いたします。

  ご購読希望の方は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

  1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
  ※ご希望の方は、「件名」に「未来ナビ 希望」 と明記ください

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『連帯保証人がいらなくなっても』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「先日、保証協会から連絡があって、次回からの保証には連帯保証人がいらない
と言ってきた。本当に助かるよ。連帯保証人は第3者でないといけないので、先
輩に頭を下げて頼んでいたんだ。次回からは頭を下げないで済むからね」

06年4月より、信用保証協会の保証人の徴求が原則不要、これは非常に画期的
な出来事だ。連帯保証人を探すことは、財務内容が劣化している中小企業にとっ
て、借入を難しくする。それは、このような企業の連帯保証を好んでする人がい
ないこと。そして、仲間うちに資力ある人がいないという2点が要因としてあげ
られる。

しかしこれにより、融資を受けやすくなったのかと言えば、多分、今まで以上に
借入が難しくなるのではなかろうか。銀行が連帯保証を求めていた目的は、ひと
えに貸倒リスクの回避。今までは、連帯保証人をつけて何とか融資を行ってきた。

しかし、今後連帯保証人がないとすれば、どうなるのだろうか?貸倒負担に影響
がないならばもっと前からこのような変更が行われていたはずだ。これはいわゆ
る時代の要請に答えただけであり、積極的には連帯保証人をはずすことには賛成
ではないと思われる。

信用保証協会は、リスクを犯してまで今回の新制度を取り入れようとはしない。
多分断り方はこのようになるだろう。「今回の借入については、総合的な判断し
た結果、保証することはできません」今までは保証してくれていたのに何故急に
との疑問も湧くが、それなりの理由をつけられては、中小企業は弱い。

    これにより「銀行借入がいつでもできる企業」と
             「どこの銀行からも相手にされない企業」との2極構造

が進んでいくことになる。保証を受けられることが難しくなることを予想して、
当面は企業業績を上げることと借入をしすぎないこと。必要以上の借入により財
務内容が悪くなり、経営危機に陥る企業が多くなっていることを忘れてならない。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃コンサルの視点    『あなたなぁ〜らどうする?』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

        〜「社長さん、あなたならどうする」の第2弾〜

 人にはいろいろなタイプがある。その中のひとつが、現状維持タイプと改革タ
イプである。

 そのために会社が左前になっていると言えるのであるが、私が訪問している会
社の経営者、あるいは幹部を見ると前者、すなわち現状維持派が圧倒的に多い。

 最近の例をあげると、社長の両腕ともいえる2人の幹部がいる会社がある。

A幹部は、比較的若い。難点は社内における業務経験が浅く、社員からの信頼も
それほど厚いとはいえない。しかし、会社を変えねばならないと考えていること
については誰にも負けず、会議でも口角泡を飛ばして進言する。

B幹部は、定年迄にあと少しという大ベテランで、会社の隅々、ねずみの穴まで
知っている人。仕事に精通しているため頼りにされている。会議では、Aさんの
意見を物知り顔に聞き、やんわりと否定、あるいは注意する。しかし、会社を
良くするための意見はほとんど聞けない。

 社長はやはり現状維持タイプで、なかなか積極的にはAさんの意見を取り入れ
ようとはしない。

 さて、会社が傾いているときに、経営者のあなたはどちらを選びますか?
私の意見は言わずもがなですが・・・・

       【未来事業・マネジメントコンサルタント  乾  辰樹】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃04┃経営相談 Q&A    『「利益率」の定義について』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q:受注生産品を行っております。工場原価に管理費及び利益相当分として30
  %を上乗せし販売しておりますが、なかなか想定した利益相当分30%が取
  れません。どのように改善したらよいのでしょうか、教えてください。

A:はい、それは利益率(貴社の管理費及び利益相当分を以降、利益率と呼ばせ
  ていただきます)の算定方法に間違いがあります。お問い合わせの利益率算
  定方法は、

  例えば、7万円の工場原価の商品に、30%の利益を乗せるということを、
    7万円×(1+30%=130%)  =9万1千円 ・・・販売価格  
    9万1千円−7万円(=工場原価)=2万1千円 ・・・利益率
  という考え方をされています。

  しかしながら、正確な利益率算定の計算式は、次の通りです。
  即ち、 7万円÷(1−30%=70%) =10万円 ・・・ 販売価格
      10万円−7万円(=工場原価)=3万円 ・・・利益率

  前述の利益率(30%)2万1千円に比べ、正確な利益率(30%)は、9千円
  も一単位当り多くなります。因みに前述の利益率は、

  「2.1万円÷9.1万円=23%」となり、決して30%ではありません。 

  このことを、日頃余り経理関係の情報に触れることの少ない「営業マン」に
  も周知徹底し、誤解を解き、30%の利益率を確保しましょう。

 7万円で製作したものを、30%の利益をとるには、9.1万円で販売するのでなく、
 10万円で販売することを!

      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 石井 照章 】

◆――――◆ 『トロール船式会社発展法 小冊子』無料進呈! ◆――――◆

  吉岡憲章の『経営者』として、また『コンサルタント』としての、
   生きた経験が詰まった『トロール船式会社発展法』小冊子。
  メルマガ読者の方にプレゼントいたします。

  申込み方法は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX をご記入の上
 ※ご希望の方は、「件名」に 「小冊子 希望」 と明記ください

◆お問い合わせ・お申し込み◆――――――――――――――――――――――

 お問合せやお申込は必要事項をご記入の上、下記へご連絡ください。

 1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
 
  こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:keiei@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

Copyright (c) 2003-2005  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket