e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006.10.04 Wed. vol.308
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 □吉岡憲章のコラム 
       『会社が成長するためには〜2つの核となるもの〜』
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 □経営者のための健康情報
       『食欲の秋―旬の食べ物の栄養とおすすめの食べ方』
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       成長のためには“着眼力”が決め手
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】節税対策は利益を減少させる
  03: 【公認会計士による一口講座】   中小企業の会計に関する指針  
 04:【経営相談 Q&A】       会議について
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┃01┃経営発展のヒント    『成長のためには“着眼力”が決め手』
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 先月末には5年余にわたった小泉政権から安部政権へと政治の世界も変わった
。個性から若さへの転換ということだろうか。スローガンも“改革なくして成長
なし”から“成長なくして未来なし”と前進したようにも感じられる。

 企業にとっても、改革は成長につなげる大きなステップだが、成長をすること
こそは経営者の願いそのものと言えよう。そこで、わが社を成長させていくため
にはどうするか、ということを考えてみよう。
 
 成長していくためには、現時点で中核となっている事業について検討すること
から始まる。それは、現在の事業自体をさらに深めて行くことと、今の事業の隣
接に新しい事業・業態・商品などを見出していくことだ。

 前者を“事業の深耕”、後者を“新事業の開拓”と表現する。これら“深耕と
開拓”の核となるものが“特長”だといえる。大きな特長を具備している事業ほ
ど成長の道が開ける。その究極的なものが“オンリーワン事業”だろう。

 多くの中小企業の経営者は「わが社でオンリーワン事業を実現するのはムリだ
」と思っている。「ウチのような小さな会社では技術はない、金はない・・・だ
から出来ない」と決めつけているからだ。

 しかし、オンリーワン事業・業態を実現させるのは、実は技術やお金ではない。
中小企業のオンリーワンには先端技術なんかは必要としない。それは大企業に任
せておけばよいこと。具現化するためには“着眼力”こそが決め手なのだ。そし
てこの着眼力は「お客様の目で見る」ことによってこそ養われると言えよう。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『節税対策は利益を減少させる』
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決算期が近づくと、業績の多少良くなった中小企業の経営者から「税金を払いた
くないから節税対策をしたい」との相談。2年前までは、税金の延滞や従業員の
給与も延滞をしていた企業なのに「喉もと過ぎれば、何とやら」の典型か。

「先日、担当者が来て、来期も利益が上がりそうだから、節税対策をしたほうが
良いと言われた。何か、銀行から商品の提案をしてくれると言うので待っている
ところ」「社長、節税ばかりしていると売上が落ちたときに融資を受けられなく
なるよ。大丈夫かな?」「先生、大丈夫。担当者は、これからもうちの面倒を見
てくれると言っているから」

節税することにより、利益は減少。銀行の融資審査の基本は、あくまで決算書。
融資するか、しないかの入り口は決算書にかかっているということ。決算書の内
訳で特にみるのは、利益面や自己資本。節税をすることにより、利益がなくなっ
たり赤字になったりした場合は、自己資本が減少することに。これにより、銀行
は融資に対して厳しい対応をすることは明白だ。

融資を受ける特効薬は自己資本を充実させること。銀行担当者のアドバイスを受
けるなど銀行との付き合いも最低限必要だが、決算書は企業の通信簿、事実を映
し出す。節税のために借入金により保険に加入すれば、資金繰りが厳しくなった
り借入枠が減ったり。節税は利益面の減少、自己資本の減少、最終的に融資審査
に影響することになる。

資金繰りに苦しんできた経営者にとってみれば、節税は一種のステータスか?

     しかし融資を受けやすくする近道は、利益を出すこと。

節税などと言うものは、融資が全く必要ない企業が考えること。甘い言葉に惑わ
されず、地道に利益を積み上げること、それが最終的に銀行からの信用を勝取る
ことになる。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃ 公認会計士による一口講座   『中小企業の会計に関する指針』
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 日本税理士連合会、日本公認会計士協会、日本商工会議所および企業会計基準
委員会は平成17年8月に「中小企業の会計に関する指針」を作成し、大企業に
較べ遅れていた中小企業の会計の近代化を図ることとしました。

 さらに、日本税理士連合会では上記の「指針」の流布を促進するため、適用状
況を確認するための書類として、「中小企業の会計に関する指針の適用に関する
チェックリスト」を作成すると共に、融資判断資料として決算書類を重視する金
融機関に上記「指針」を適用した決算書類の優遇的取扱いを求めていました。

 金融機関もその有用性を認め、多くの金融機関において上記チェックリストを
活用した融資商品が取り扱われるようになり、また信用保証協会においても保証
料率の割引の際の必要書類として利用されるようになりました。

 私も何件かチェックリストを添付した融資を経験しましたが、事務的に大変な
作業でもなく(基本的には、顧問の税理士・会計士の先生にチェックリストの作
成を依頼するだけです)、これで「融資が実行されやすくなる」「金利・保証料
が安くなる」なら大変メリットがある というのが素直な感想です。

詳しくは、日本税理士会連合会のHPに掲載されていますのでご一読ください。

※ 日本税理士会連合会のHPの該当頁URLは下記
http://www.nichizeiren.or.jp/taxpayer/chusyo.html

      【未来事業マネジメントコンサルタント・公認会計士 西山 太郎】

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┃04┃ 経営相談 Q&A       『会議について』
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Q: 会社が経営的に行き詰まっておりますので、みんなの意見を収集しようと
   会議に頼ることが多いのですが、なかなか効果が得られません。
   どうしてでしょうか?

A: 会議についての注意点は、様々なところで指摘されていますが、今一度
  私の経験から述べますと、
  1.事前に準備をきちんと行うこと。
    良くあるケースですが、会議が始まってその議題になってから書類を
    取りにいくことがあります。会議の参加者には、議題および話をさせる
    内容を事前に伝えて、準備をしっかりとやらせておきましょう。
  2.会議時間は事前に設定し、予定内に終わらせること。
    ダラダラと3時間も4時間もかけた会議は疲れるだけです。
    人間が緊張を持続出来るのはせいぜい2時間程度であり、それ以上は
    無駄な時間と自覚しましょう。
  3.会議の結論を必ずだすこと。
    結果を出さないで終了する会議は、これも時間のロス。
    議長である社長は、必ず時間内に当日の会議での結果を導いて終わらせ
    ましょう。
  
以上が重要なポイント。その他、会議に参加する人数は少なく、参加者に一言は
話をさせる、等々ありますが、効果の出る会議のやり方という点では上記3点に
特に気をつけて下さい。

     【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 乾 辰樹】
         
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