e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2005. 12.21 Wed. vol.270
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        対症療法で終らせない
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 銀行にモノ言う経営者になろう
 03:【コンサルの視点】         社員教育の大切さについて
 04:【経営相談Q&A】         正社員の解雇問題
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┃01┃経営発展のヒント  『対症療法で終らせない』
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 経営をしていると、毎日のようにゾッとするような問題が当たり前のように発
生する。その都度目の前に起きたトラブルを解決するために、バタバタと動きま
わる。もちろん後回しにしてしまうことも多いだろうが・・・。

 なかでも、経営者にとって脂汗をかくほどの問題は資金繰り、冷や汗がでるの
が失注(受注を失うこと)、心の底にズーンと残りボディブローのように後にな
って効いてくるのが人事問題だろう。

 「資金繰りがやばいぞ」と思ったら、入出金予定を再度確認し、それでも厳し
ければ金融機関に相談、ということになる。金融機関から「他に担保になるもの
は?」とか「この支払を遅らせたらどう?」というような様々なやりとりの後、
やっと融資を受けられてホッとする。

 思っていた受注が取れなくなったら、すぐに先方の幹部と会って「何とか予定
通りお願いします」、「もし価格が合わないのでしたら値引きしますから」・・
と頼み込んで、やっと失いかかった注文を取り戻すことができ「良かったなー」
と胸を撫で下ろす。

 ところが本当の問題は、経営者がこのように“ホッとして、胸をなでおろす”
ところで終ってしまうことにある。確かに問題点を収めることはできたが、この
解決は「対症療法」をしたに過ぎない。また近いうちに同じようなことが発生
することは間違いない。

 資金繰りについては、この先6ヶ月間の月次資金繰り計画を策定してみる。翌
月繰越できる残高がマイナスになったら、そのときに「会社は終る」。だからマ
イナスにならないように、早く「入りを図って、出るを制する」対策を具体的に
実行しなければならない。つまり経営改革戦略計画を策定し、実行することだ。

 受注に不安があるのならば、営業戦略計画を考えてみることだ。わが社の営業
の確かな柱を何本かしっかりと立てなければならない。その顧客に対して、トッ
プセールスをはじめとする計画的なメンテナンス、フォローをすれば、顧客から
信頼を得ることができよう。

 問題が発生したら、その解決を通して再発防止ができるような対策を進めるこ
とが大事だと思う。これによってわが社の経営体質が大きく好転することになる
のだから。ユメユメ「対症療法」に終らせてはいけない。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『銀行にモノ言う経営者になろう』
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 最近の銀行の変化、それは地域重視・支店重視から収益重視・格付重視へ。銀
行との取引は、益々ビジネスライクになり、ギブアンドテイクの世界になってい
る。

 銀行の担当者、特に若い担当者は「あなたの会社は、破綻懸念先ですよ。業績
が好転しないことには、お宅にはこれ以上の融資は無理ですよ」「お宅は業績が
悪いので、銀行は引当を積む必要があります。そのために、金利を上げさせてい
ただければなりません」など、抵抗なく言う。このような銀行の変貌に対して、
中小企業経営者の戸惑いは大きく、今後安定した資金調達ができるのか不安をも
つ人が多くなっている。

 中小企業経営者に今、必要なことは発想の転換。「モノを言える経営者」にな
ることだ。経営計画の作成や「相対取引」精神をベースとした「モノを言える経
営者」になることは、中小企業経営者にとって自己防衛の第一歩。金融機関の形
態や対応がいかに変わろうとも、そして直接金融のテンポが早まろうとも、それ
らの動きにスムーズに対応できる仕組みや体力をつけることが必要となるのだ。

 メガバンクの誕生により、中小企業の取引が徐々にシフトされ、中小企業向け
貸出比率が上昇。中小企業に対する銀行審査も、格付けを重視する。

 中小企業が銀行借入に成功する近道は、信用格付を注視しながら
      実現性の高い経営計画を作成し、きちんとした管理を行うこと。

 そして、銀行に対して従来のような遠慮や気遣いをすることなく、自社の強み
を積極的にアピールにするなどして、本音の付合いを始めることが必要となる。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃ コンサルの視点  『社員教育の大切さについて感じたこと』
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 最近、外出の機会が増えてきたのに伴い、お店の販売員の接客態度に疑問を呈
することも増えてきました。

 先日ある有名パン屋(若者向けのグルメ雑誌に、味で評判との事で、そのとき
も買い物客でほぼ一杯でしたが)で、カレーパンを買おうとして手を伸ばしたと
ころ、パンの表面が妙に油っぽく、加えてパンの陳列用トレイの下も油がかなり
滲んでいる状況でした。

 さっそく、お店の女性店員にその件を伝え、どうしてそのような状況なのかを
質しました。彼女は、厨房が作ったので変なものではない、との回答をくれまし
た。しかし、ひょっとしたらミス製品ではないのかと、ちょっと厨房に聞いてく
れないかと問いかけたところ、無言で厨房に戻り暫く待たされましたが、それか
ら何食わぬ顔で厨房から戻り、また販売に復帰しました。待たされた私には何の
説明もありませんでした。

 本来なら、彼女は店の上司に本件を報告し、客に対する回答なりの指示を受け
指摘した客に経緯なり、状況を説明しなければならないと私は考えます。また、
彼女では無理だと判断する上司であれば、上司本人が客に対応するというのが常
識的な方法です。このお店は、残念ながら社員(近頃は、アルバイトが多いです
が、例えアルバイトといえども社員には違いありません)教育にかける時間とお
金をかけないことで、私の家族8人という顧客を喪失すると同時に、販売店の命
である信用をも失う結果となったわけです。

 会社経営の皆様も、このような陰口をたたかれているかもしれません。どうぞ
社員の日ごろの行動や言質に十分目配り・気配りをされて、上記販売店の二の舞
にならぬよう気をつけてください。

 逃げた魚は大きかったと後悔する前に、朝礼などで日頃から繰り返し教育して
ください。きっと後日大輪の花になり、戻ってきます。世の中見捨てたものでは
ありません。

                  【未来事業・マネジメントコンサルタント  石井 照章】
         
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┃04┃ 経営相談Q&A  『正社員の解雇問題』
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Q:大阪で中堅の食品卸業をする社長です。
  以前からいる有能な営業マンが病気で倒れたため、急遽、新聞広告で営業マ
  ンを募集し、即戦力になると思われた32歳の男性を正社員に決めました。
  ところが、1ヶ月たっても新規開拓もなく、既存店からは、あれは営業マン 
  ではないなどとクレームの日々です。
  すぐにでも、解雇したいのですが可能なのでしょうか?お教え下さい。

A:雇用問題は、いったんこじれると時間と労力がかかります。
  特に、正社員として採用する場合は気をつけなくてはなりません。
  今回の例ですと、以前働いていた会社に照会し、営業としての能力はどうで
  あったのかを、はっきり聞くべきでした。また、急で余裕がなかったのかも
  知れませんが、3ヶ月間見習いにするなど、手段はあったはずです。
  
  いったん、正社員として採用した以上、会社側に責任が生じます。
  遅刻、欠勤が多い、目に余る言動が見られる・・・などは例外として、その 
  社員に適した部署への配置転換を行うなど、会社として誠意をもって雇用義
  務を果たしていることを周りに分からせたうえで、それでもなお、無理であ
  れば、労働基準局に解雇の相談に行かれたらどうでしょうか。

  その前に、本人と十分話し合う事が前提となります。

     【解答者:未来事業・マネジメントコンサルタント  油木 愛三】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
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