経営者のための健康相談室



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経営者の皆様に役立つ健康(食生活)情報を集め、管理栄養士の視点でお話させて頂くコーナーです。


【経営者のための健康情報Vol.160】



★ 土用の丑湯 ★





 2017年の夏の土用丑の日は 7月25日(火)と8月6日(日)です。
土用といえば、うなぎをはじめ「う」のつく食べ物や力をつける土用餅、土用しじみなどを食べる食養生がおなじみですが、身体をケアする「土用の丑湯」「土用湯」にも注目です。

 「丑湯」は、夏バテ防止や疲労回復のために土用の丑の日に入るお風呂を指します。
今と違ってお湯を沸かすのも大変な時代、毎日入浴することができず、入浴はそれだけで特別なことでした。ドクダミや緑茶などいろんな薬草が使われたそうです。また、丑湯には、1年365日湯治(温泉地に長期間滞在して行う温泉療法のこと。)と同じ効果が得られるとも言われています。
現代でいうと植物療法やタラソテラピーになるでしょう。

 枇杷の葉や桃の葉などの薬草湯や海の潮に浸かり養生する海水浴(夏バテ防止や病気除けのために海水浴をする『丑浜』といわれます)があります。薬草は土用の丑の日に摘むと薬効が高いといわれ、実際にゲンノショウコは現在もそのあたりの期間に効能が高まると考えられています。昔の人は体感的にそれを知っていたのか、理にかなった習わしといえます。

 今は薬草が手には入りづらいので、お茶として薬局で売られているものを使うと便利です。桃の葉、枇杷の葉、ヨモギ、ドクダミも揃います。ドクダミは消炎作用や美白作用。ヨモギはリフレッシュ、抗菌、冷えや肩こり。桃の葉、枇杷はあせもや消炎作用があります。

                                        管理栄養士 吉岡 美保


【土用の丑と神様仏様】

 土用の丑は、宗教や神様仏様との関係も深いです。真言密教による加持祈祷(手で印相を結んで護摩を焚き、真言を唱えてお祈りをすること。)で、夏の土用の頃にお寺にきゅうりを持って行き、これにお経を書いてお祈りをし、悪いものを封じ込める『きゅうり封じ(封事)』、病気を持っている人が、きゅうりに自分の名前と年齢を書いてお寺に持って行き、お祈りをしてもらったら、きゅうりを持ち帰って畑の隅に埋め、きゅうりが腐ってしまったら病気が良くなるという『きゅうりふせ(きゅうり加持)』などが有名です。

 他にも、土用の丑の日に、参拝者が梵字が印された祈願用のお札に願い事を書いて瓜に貼り、瓜を取り囲む大数珠をたどって般若心経を唱えて祈祷してもらい、祈祷後本堂前に掘った穴に瓜を納めて、病気や災い、悩みなどを封じて1年の無病息災、家内安全、商売繁盛を願う『瓜封じ』や、神社や寺院などに籠って無病息災などを祈る『土用祈祷』、大数珠を回しながら百万遍念仏を唱える『土用念仏』などがあります。
                    








 
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  管理栄養士 吉岡 美保

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