経営者のための健康相談室



      みらい本舗
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経営者の皆様に役立つ健康(食生活)情報を集め、管理栄養士の視点でお話させて頂くコーナーです。


【経営者のための健康情報Vol.155】



★ 春は苦味を盛れ ★




 もうすぐ春本番です。冬から春への移り変わりは心身ともに不調が起こりやすい時期であり、それは春という季節の特徴と深いつながりがあるためです。
三寒四温を繰り返し徐々に春に向かい、暖かくなったときに自然界の植物は上へ上へと伸び、動物たちは冬眠から目覚め外へと動き出します。
私たち人間も暖かい陽気に誘われ、外出したくなったり、体を動かしたくなったりと活動的になりますね。しかし、体がうまく順応できていないと「頭痛・めまい・目の症状・だるい・花粉症・喉の不調・肩こり・イライラ・短気」などさまざまな症状が出やすくなってきます。

                                        管理栄養士 吉岡 美保









【冬の間ため込んだ老廃物を排出する季節】
季節も冬から春へと移り変わり、体もメンテナンスが必要になる時期です。
本来、春は冬に溜め込んだ老廃物を排出し、身体の巡りを整えるデトックスの季節とされています。
デトックス力の高い野菜が春に旬を迎えるのも、体に今必要なものだからなのです。

【春のサプリメント野菜・山菜】
山菜は、寒い冬の間に土の中で命を育むような強い植物で、新芽などは特に成長のための栄養が凝縮されています。
(代表的な春の野菜・山菜)
あざみ・あしたば・アスパラガス・うど・うるい・かたくり・からし菜・キャベツ・行者にんにく・グリーンピース・クレソン・こごみ・さやえんどう・じゃがいも・セロリ・ぜんまい・そらまめ・たけのこ・玉ねぎ・たらの芽・つくし・菜の花・のびる・パセリ・ふき・みず・水菜・山わさび・よもぎ・ルッコラ

【春は苦味を盛れ】
昔から、「春は苦味を盛れ」と言い伝えられており、「夏は酸味、秋は辛味、冬は脂肪と季節ごとに自然の恵みを食べよ」ということがいわれています。
山菜の苦みが冬にため込んだ余分な老廃物を出し、血液をきれいにする働きがあるのです。冬眠から目覚めた熊が、最初に口にするのがふきのとうと言われているのも、芽吹きパワーを利用して眠っていた体を目覚めさせるためでしょう。山菜は食物繊維が多く、ビタミン・ミネラルも豊富な自然食品です。春先の疲れやだるさを取り去り、暑い夏を乗り切る身体を作ってくれます。ついつい不足しがちな栄養素をサプリメントに頼ってしまいがちですが、旬の食べ物こそ栄養がつまった自然のサプリメントといえます。
また、春の山菜にはどれも特徴的な苦みがあり、それがおいしさでもあるのですが、実はこの苦みには、ポリフェノールやフラボノイド、タンニンといった、抗酸化力の高い成分が、とても豊富に含まれているのです。また、胃腸の働きを促したり、血行を促進したりする成分や、ストレスの改善に効果が期待できる成分も含まれています。
冬の間は寒さに負けないように、なるべく体を動かさず、栄養を蓄えて冬を乗り切ろうとしますが、春になって体が目覚めてくると活動的になり、肝臓の働きが活性化されてきます。気温が上がるとともに新陳代謝がどんどん活発になってきて、これを助けてくれるのが、春の山菜に含まれている苦み成分なのです。

【苦みの正体は 「アク」。でも、取りのぞきすぎないように】
山菜の苦みの成分の正体は「アク」です。でも、この「アク」にはポリフェノールなど、抗酸化作用が高い成分が豊富に含まれているので、山菜を食べるときはアクを抜きすぎないように気をつけましょう。
ゼンマイやワラビなど、アクが強い山菜は、灰を振りかけてから熱湯を注いで一晩おき、水をかえてからゆで、さらに水につけてアクを抜きます。コツは、ゆですぎないことと、水にさらしすぎないこと。山菜に含まれる水溶性のビタミン類や、独特の苦み・香りが失われないようにすることです。
アクが弱い山菜は、さっと湯通しするか、塩を入れた湯でゆでて水にさらします。天ぷらや薬味にするときは、そのまま使います。
山菜は油との相性がいいので、天ぷらや炒め物にして食べるのが一般的です。
最近では定番メニュー以外にも、さまざまな食べ方が紹介されています。タラの芽とベーコンをオリーブ油とにんにく・唐辛子で炒めたペペロンチーノ、フキノトウの炊き込みごはん、ウドの豚肉巻きなど。市販のホットケーキミックスにギョウジャニンニクやコゴミを入れ、粉チーズを混ぜ込んで焼くパンケーキなどもあります。冬を乗り越えたパワーを蓄えている山菜、自然の恩恵を今こそ堪能しましょう。













 
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  管理栄養士 吉岡 美保

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