INDEX
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1.朝日の誤報問題を斬る!   吉岡 憲章
2.使う人の立場に立つ     山田 喬      
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 おはようございます!
 経営プロデューサー 吉岡憲章です。ご存知“常識破りの再建請負人”です。

 さて、先週は朝日新聞社が過去にやってしまった誤報について社長が釈明とお
詫びをした報道でテレビや新聞を賑わせましたね。
 
 今回問題となったのは、東日本大震災による東京電力福島原発における事故後
の東京電力の対応について「東京電力の現地担当者たちが逃げた」という主旨の
誤報をスクープしたのはご存知の通りです。

 ミスをしたのですから謝るのは当然ですが、今回はどうもすっきりしません。
というのは、朝日新聞社は今回のミス報道を本音では“シメタ!”と思ったので
はないでしょうか。なぜなら、“慰安婦誤報、誤誘導”という今回よりはるかに
大きな誤報と誤行動に対して謝罪せよ!と各方面から攻撃を浴びていたのです
から、まさにうってつけの“めくらまし”ができたのです。

 慰安婦問題報道の本質的誤りについては、ついでに誤ったようなものでそれも
潔さがまったく感じられませんでした。子供たち孫たちの将来を考えると彼らの
世代までこんな恥辱的な思いをさせたくないと強く思います。
 
 戦前の朝日新聞は「大政翼賛」の最たるものでした。戦後は逆ぶれして「反戦
平和の旗手」を目指したのですが、度を超して今のような反日反政府と思われる
新聞になってしまいました。

 戦後、教育界や芸能界に広がった社会主義的思想下で育った自称インテリ層が
好んで読む新聞で、先生、公務員、俳優、評論家など、そこそこの収入があり、
余り手を汚さない職業の人が読者には多いということを聞いたことがあります。

 以前のサンゴ礁やらせ記事にしても、今回の二大誤報にしても朝日新聞として
世論を誘導する方向を決めてから、それに合わせて適当に断片的情報をつなぎ合
わせていくという手法を使用しているのでしょう。

 ジャーナリズムとして腐ってしまったこの状態では、いくら他をカッコよく批
判しても「そんな資格があるか、自分の頭のハエを追え!」と反発を受けること
でしょう。政党に例えると“他人に厳しく自分に甘い、何でも反対、机上の空論”
のお蔭で、ほぼ絶滅危惧種となっている社民党のような先行きを歩むのでしょう。

 企業としては、朝日新聞を反面教師として次のことを頭に置いてはいかがでし
ょうか。

1.自社の行動が本当にお客様の役に立っているのか見直す
2.お客様のニーズを十分把握し、独りよがりな商品やサービスをしない
3.ミスやクレームが発生したら言い訳をしないでしっかり誤り、再発防止を
  する
4.カッコの良さを求めず、本質を追求する


さて、今回は営業・収益力アップの切り札であるシニアコンサルタント山田 喬が
“成長にあたって具備すべき考え方”について語ります。

★★★使う人の立場に立つ★★★
 
 私事で恐縮ですが、この2週間ほど、今までに経験したことのないような腰痛
に悩まされ、避けていた整形外科を受診しました。結果は「加齢に伴う椎間板ヘ
ルニア、脊椎間狭窄症も同じ」とのこと。「完治はしないが、リハビリをしなが
ら、上手に付き合うことだね」との担当医の診断でした。

 しかし、寝起きのときなど、激痛がはしることはあっても、通常の状態では生
活に困ることもないので、連休を利用して長野方面への旅行に出かけました。と
ころが長野新幹線に乗った時から状態は良くなく、今まで利用したことのない、
駅構内に設置されている高齢者や身障者のためのエレベーターを利用しまくる
ことになってしまいました。

 この間、新宿駅・大宮駅・軽井沢駅・信濃追分駅・小諸駅・長野駅を利用しま
した。無人駅である信濃追分駅には高齢者や身障者のための設備自体がありませ
んでしたが、その他の駅には、高齢者・身障者のためのエレベーターが設置され
ていました。

 しかし、あればよいということでなく、その設置されている場所という視点か
ら見ると、もっとも使い勝手の良かったのは長野駅で、使用弱者の立場にたって
設計がなされているなと感じました。一方、大宮駅と新宿駅は、規模が大きいの
で、設計が難しいことは良くわかりますが、働き盛りの人のため、忙しい人のた
めの駅、使用弱者の人たちは迷惑のかからないスペースを利用して下さいと言わ
んがばかりの設計になっているように思いました。

 腰痛ということがなければ、私は利用する立場になかったわけで、このような
感想を持つこともなかったとおもいますが、6年後に迫った東京オリンピックが
「成熟した都市のおもてなし文化」を標榜するならば、有機的に結びついた安
全・安心な都市交通システムの整備と、使用弱者の立場からみた使い勝手の良い
設備の導入が喫緊の課題ではないかと切実に感じたしだいです。

 ところで、8月20日の当メルマガの読者の方から次のような質問を受けまし
た。「高齢者を使えば、どうしても生産性が落ちる。あなたはいつも、生産性の
指標を用いて、当社が生産性を上げなければ、儲かる、良い会社にならないとい
っているではないか?これとの整合性をどのようにつければよいと考えているの
か?」との内容でした。

 生産性が上がらなければ、時間当たりの労務単価をそれに比例して下げる、つ
まり大企業が行っているような再雇用制度とか、嘱託制度とかを利用して時間あ
たりの給与単価をカットするというのが、一つの考え方、答えでしょう。しかし、
前回私が申し上げたかったことは、高齢者の生産性が下らないようにするための
方策、労働時間を短くするとか、高齢者の居心地の良い職場環境を作るとか、会
社・オーナーのために働くというロイヤリティをいかにもってもらうか、その方
策を考えましょうというのが趣旨でした。

 そのためのヒントを前回もご紹介したケイトリン・リンチ著『高齢者が働くと
いうこと』のなかで拾い上げてみると、正規の会社組織のマネージャーやスーパ
ーバイザ―(正社員)とは別に、高齢者の中の自発的な仕組みとして、生産性向
上・効率向上のためのリーダー(キーマン)がいることが大切であると書かれて
います。

 具体的には、趣味の木材加工にはまりながら常に仕事の効率・生産性を考えて
いる74歳のサム、相互依存性を考えながら仕事をしている74歳のジム、作業
時間の短縮や工具のカスタマイズに取り組む72歳のチャールズ、休憩時間が終
わると、仕事に戻るよう仲間に声をかける94歳のグレースなどがその役割を果
たしています。

 使用弱者の立場にならないと、設備の欠点・不便さが見えてこないように、高
齢者雇用の問題もそこで働く高齢者にとって、働きがいのある職場、会社にロイ
ヤリティがもてて、生産性向上のために力を合わせて、働ける職場とはどのよう
なものなのかを、高齢者自身のなまの声をヒアリングしながら作っていくことが
重要ではないでしょうか。

              未来事業 シニアコンサルタント 山田 喬
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いかがでしたか?

 この 9月15日は敬老の日でした。現在の65歳以上の人口は3296万人で、総人
口に占める割合は25.9%と4人に1人の割合です。もちろん私もその中の一人です。
 生きていれば誰でも高齢者になるのです。誰にとっても「わが行く道」です。

 年齢はともかくとして、相手の立場、使う人のことを認識して事に当たること
が、自分自身が成功するためにも最短の道だと思います。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】


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