INDEX
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 1.売上を決めるのは・・・お客様だ! 吉岡 憲章
 2.女・老・外・ロボット?      山田 喬  
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 おはようございます!
 経営プロデューサー 吉岡憲章です。ご存知“常識破りの再建請負人”です。

 お盆も終わりまして、多くのビジネスマンが今週からまた通常の仕事サイクル
に戻られていることでしょう。まだまだ残暑厳しい折、くれぐれもご自愛くださ
いますようお願いいたします。
 
 ところで、このお盆休み中に発表されました今年の4〜6月のGDPは年率比で
▲6.8%と大きく減少しました。予想していたとはいえ、いざ目にしてみるとや
はり個人消費のダウンの大きさを改めて考えさせられますね。

 さて、前号のメルマガで“成長するためには顧客を増やすことに尽きる”その
ためには“ライバルを徹底的に知る”ことと申し上げました。つまり「彼を知り
己を知らば、百戦あやうからず」という孫子の兵法につきるということです。
ただし“ライバルを知る”と同時に、それ以上に“お客様を知る”ことが大事
です。

 社長が「もっと売上げがほしい」といくら思っても“売上げ”を決めるのは、
だれか?ということです。それは決して自分ではなくて、相手すなわち“お客様
が決める”ということです。これがいわゆるマーケットインの考え方の基本なの
です。

 そうしますと、売上げを増やすためにはお客様に対して「買ってもらえるため
の手」を打たなければ結果にはつながらないのは自明の理です。たとえば既存客
に対しては、「また来たくなる、また買いたくなる」仕掛けづくりが、新規客の
開拓ならば、「行ってみたくなる、試したくなる」ような魅力が明確に表現でき
ている訴求が決め手となります。

 つまり、既存客に対してなら、どうやってリピートをしてもらうかということ
について自社として“最も有効な手”を具体的に考えてみるということです。

 その時に、お客様が評価をしてくれるいくつかのポイントを明確にしてから対
策を考えるとよいと思います。

 例えば、飲食店ですと“おまあ指標”という評価尺度があります。お客様が食
べ終わってレジで支払いをするときに

“おいしかったよ”
“また来るね”
“ありがとう”と何人が言ってくれるかを、毎日記録しておきます。
        (“おまあ”とはそれぞれのワードの頭をつないだ言葉です)

 そうしますとこのワードを増やすためには何をすれば良いのかが、誰にでも具
体的にわかってきますよね。これが、成長につながる顧客の増やし方の一つです。


 さて、今回は当社における営業・収益力アップの切り札である当社のシニアコ
ンサルタント山田 喬が“成長にあたって具備すべき考え方”について語ります。

★★★女・老・外・ロボット?★★★
 
 本年にはいって、特に労働力不足は顕著になってきているようです。建築内装
材卸売業のA社長のお話によると「〈商材を買ってもいいけど、職人の手配も考
えてよ。〉という取引先の要望が以前からあったが、その要望が今年に入って、
非常に強くなっている」とのこと。建設土木業を筆頭に、飲食業、一部の加工業
などで労働力不足は深刻化しているようです。

 私の現役時代の会社の先輩でもある「高齢社」の上田研二会長は「10年後の社
会は、労働力が500万人不足する。それを解決するのは、女老外ロボット(女性・
老人・外国人・ロボット)」と言っています。

 このような労働力不足が顕在化する中で、今回は、特に、高齢者雇用に焦点を
当ててお話をすすめていきたいと思います。

 上田会長は、昨年4月19日に放映されたテレビ東京のカンブリア宮殿の中で、
「なぜ会社を立ち上げたのか?」との作家村上龍氏の質問に対して「高齢者は定
年後いきなり家にずっといても、奥さんに邪魔者扱いされてしまう。しまいには
散歩をさせすぎて、犬にも嫌われちゃう(笑)」と答えています。

 上田会長の高齢社の特徴は「1.勤務は週30時間以内 2.働く日は自分で選べ
る 3.給料は月8〜10万円 4.一人の仕事を二人で分担するワークシェアリング
5.毎日16時になると、社員みんなで小宴会 6.経常利益の30%は社員に還元して
いる」ということです。

 また、ケイトリン・リンチ著『高齢者が働くということ』の中に登場するヴァ
イタニードルという会社は、注射針に代表される中空針を製造する会社で、ボス
トン郊外のニーダムという町にあり、住民の年収や住宅価格の平均値が高い裕福
な住宅地に位置しています。工場で働く従業員数は約40名、従業員の2人に一人が
74歳以上、最年長は99歳という超高齢会社です。

 ヴァイタニードル社の「工場従業員は全員パートタイム、週労働時間は最長34
時間で、医療給付も退職給付も支給されない。賃金(時給)はほとんどの場合、
マサチューセッツ州が定める最低賃金時給8ドルを上回る約9ドルからスタートす
る。勤務時間を決めるのは従業員自身である。カール(79歳)のように午前3時半か
ら7時間働く従業員もいれば、午前9時に出社して午後2時に帰る従業員もいる。
午後3時にやってきて4時間働く人もいる。」そうです。

 「高齢社」と「ヴァイタニードル社」の二つの事例をもとに、高齢者を戦力化
するためにもっとも重要なことは安い給料であっても「会社、オーナー・トップ
のために働く・稼ぐ」という意識を高齢従業員に持ってもらえるかどうかという 
ことにあると思います。

 「社会とつながることができ、生産的な仕事が出来る機会を提供してくれてい
るのは、自分にとって、この会社しかないのだ。」という意識が組織の中で醸成
されれば、生産性や集団的な和の精神、働きがいなどの価値観が向上することは
間違いないと思われます。

 そのためには、いくつになろうと働けるかぎりは雇用を続けるという安心感。
仕事を通じてほめられるという喜び。経営者が職場に顔を出し「体の調子はどう
か?孫は元気か?仕事の状況はどうか?」と尋ねるコミュニケーション力。額は
少なくても会社利益を還元することなどを通じてロイヤリティが醸成されるので
はないでしょうか。

 また、高齢者にとっては会社が安らぎの場であり、オアシスのように居心地の
よい場所であることも重要です。そのためには、勤務時間や仕事の内容、勤務ス
ケジュールを自分の体調・都合により設定できる柔軟性と自由裁量的な仕事の進
め方など、従業員にとっての給料以外の価値観にもきめ細かい配慮をせねばなら
ないでしょう。

             未来事業 シニアコンサルタント  山田 喬
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いかがでしたか?

 私も年齢においてはどなたにもひけをとらないようになってきました。こうな
りますと、生きている限り現役を続けて少しでも世の中の役に立つことが、これ
また生きがいですね!
 生涯現役、いつも青春真っ只中!で行きます。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】


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■『成長戦略シリーズ』
   
◆日程:9月4日(木)16:00〜18:00

◆内容:第3回『印刷業における成長戦略』

    第一部  印刷業が直面する厳しい環境・受注産業から造注産業へ
    第二部  事例による印刷業の成長戦略

◆講師:第一部 吉岡 憲章 経営プロデューサー
    第二部 松本 長久 エグゼクティブマネージャー   

◆受講料:3.000円
        ・但しメルマガの購読者または経営会員の会員様
        ・一般の方は5.000円となります。

◆会場:永谷フリースタジオ 新宿 

◆住所:東京都新宿区歌舞伎町2-45-5 新宿永谷ビル8F
              (JR新宿駅西口から徒歩7分)
   
    お問い合わせ先:03-3367-8732 (担当:松本 塩島)

    詳細ページ: http://jyuku.mirai-j.info/

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■10月はいよいよ会場を仙台に移し東京と交互に開催となります!

◆日程:10月7日(火)13:30〜16:00

◆内容:『“製造業”勝ち残るための具体的処方箋―赤字経営からの脱出』

    第一部 製造業の成長戦略 〜”自社流”トヨタ生産方式とアメーバ経営〜
    第二部 黒字化へのポイントと経営改革実践事例
    第三部 パネルディスカッション・全体質疑
    第四部 (16時〜)個別相談会 

◆講師:第一部 吉岡 憲章 経営プロデューサー
    第二部 石黒 和男 エグゼクティブマネージャー

◆受講料:4.320円(テキスト・資料含む)

◆会場:卸町会館3階会議室

◆住所:仙台市若林区卸町2-15-2

    お問い合わせ先:(株)ホップステップ 仙台市宮城野区榴岡3-11-5

             TEL 022-295-2766  FAX 022-295-2788
 
       *尚 東京 新宿 03-3367-8732 でも受け付けております。

   では会場でお会いできることを楽しみにしております! 吉岡 憲章
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『再生できる企業と厳しい企業が選別される』『自社の収益性改善あるのみ』 
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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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【MAIL】 hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】 http://www.mirai-j.co.jp
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