┏┿ 儲かる会社にしようじゃないか! ━━━━━━━━━ 2014/05/14 ━┓
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     ┌╂┘元気・やる気・利益┌╂┘Vol.689  総発行部数  129,856
                【吉岡憲章経営プロデューサーレポート】
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INDEX
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1.「アメ」と「ムチ」?それはムチだ 吉岡 憲章
2.松坂に経営の原点を見る      山田 喬    
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 おはようございます!
 経営プロデューサー 吉岡憲章です。ご存知“常識破りの再建請負人”です。

 さて、「アメとムチを使う」という言葉があります。動物を飼育する時に、飼い
主の期待する行動をしたときには好物の飴をあげ、逆の時はムチで打って叱る、
すると飼い主の言うことを聞くようになるというところからきたのでしょう。

 部下を使うとき、育てるときにも、同様に「アメとムチを使い分ける」すなわち
誉める時は徹底的に誉め、叱る時は厳しく叱るというのが良いと言われています
があなたはいかがされていますか?

 アメリカの心理学者バラス・スキナーが行った実験で、スキナー箱(T字路の
迷路箱)の中で、ネズミが突き当たりを右に行くと、好物のクッキー(アメ)が
あり、左に折れると電気ショック(ムチ)を用意しておきます。

 何度か繰り返しているうちに、ネズミは自然と右に曲がるくせがつくようにな
るようです。これを心理学では“随伴性の認知”と言います。つまり、このよう
にアメとムチを使い分けると、相手は自分の思うように動くようになるというこ
とが証明されています。

 次にこの電気ショックを少し強めにすると、どういうことになるでしょう?
 答は、ムチに怯えてネズミはそこにうずくまり動かなくなります。つまり、無
気力ネズミになってしまうのです。しかも、あとでネズミを解剖したら、全ての
ネズミがストレス性胃潰瘍になっていたということです。

 人間もこれと全く同じで、アメは効き目があるがムチは意外に役立たず、叱ら
れるのがいやでフリーズしてしまうようです。

 このことから考えると、部下を育てるときに良いことをしたら徹底的に誉める、
しかし、ダメなことをしたときには叱責するでもなく、非難するでもなく“ムシ
(無視)”をするのが、指導として効果があるようです。

つまり“アメとムチ”ではなく“アメとムシ”が合理的・効果的ということです。


 さて、今回は当社における営業・収益力アップの切り札である当社のシニアコ
ンサルタント山田 喬が松坂市を訪問した際に感じたことから、企業のあり方に
ついて語ります。

★★★松坂に経営の原点を見る★★★

 三重県伊勢松阪市は県の中央部に位置し、古く平安時代から京都と伊勢神宮を
結ぶ要衝の地として繁栄してきました。人口は168千人(2010年現在)、現在の町の
形は、織田信長に仕え、豊臣秀吉の時代に名城会津若松鶴ヶ城を築城し、会津92
万石の大大名となった蒲生氏郷が1588年松坂城を築いたことに始まります。
 
 氏郷は、自身の故郷である近江商人を呼び寄せ、商人町、職人町を整備して、
楽市による繁栄をはかり、伊勢への参宮街道も城下を通るように付け替えを行っ
ています。40歳の若さで病没した氏郷は織田信長をして、ひそかに「わが後継者」
と思わせた麒麟児でした。松阪では今も根強い人気があって、松阪の基礎を作っ
たのは蒲生氏郷侯であるという認識が町全体に広まっているようです。

 私が宿泊した「鯛屋」は文化年間の創業で約200年の歴史を持つ旅館。機能的な
なホテルとは違う純和風の「旅籠」の良さを守っていこうとの心意気で、東京多摩
地区から嫁いできたという女将がきめ細かなサービスを行っていました。また、自
分の店だけでなく、何とか松阪市の魅力を訪れる人にアピールし、松坂のファンに
なってもらおうと町の観光スポットを丁寧に説明するPR活動にも熱心に取り組んで
いました。

「鯛屋」女将から教えてもらった順に

1.越後屋(後の三越)を江戸に出店し三井グループの創始者となった三井家発祥の地
2.松阪屈指の豪商小津清左衛門邸
3.松阪木綿手織りセンター
4.松阪市立歴史民俗資料館
5.松阪城址
6.国学者本居宣長の邸宅を移築した鈴屋
7.本居宣長記念館
8.自然薯料理本居庵
9.江戸時代松阪城の警備にあたった紀州藩の武家屋敷御城番屋敷
10.宣長をまつった学問の神本居宣長ノ宮
11.明治大正期の篤志家原田二郎の旧邸

と廻りました。

 この中で、特に印象に残ったのは、御城番屋敷です。蒲生氏郷が会津に移封後、
領主の交代が続き、1619年(元和5年)からは紀州藩領として紀州藩の代官屋敷が
置かれるようになりました。松坂城の警備を任務とする紀州藩士と家族の住居と
して1863年(文久2年)建築されたのが御城番屋敷です。既に建築されて150年以
上が経過していますが、建築当時の美しい町並みが現在も保存されているという
だけではなく、武家組長屋の東棟10戸・西棟9戸の家屋が、子孫の方々の住居や
借家(13戸)として、今も使用されています。

 明治維新の激動の時代を乗り越え、第二次世界大戦の混乱期を生き抜き、現在
もその資産が子孫の方々に活用されているその秘密は、明治11年に設立された
「苗秀社」にあると思われます。徳川幕藩体制が崩壊し、武士は士族授産で得た
資産を元手にそれぞれの道を歩むことも可能でしたが、御城番屋敷の人々は、団
結心が強く、得た資産をすべて「苗秀社」の資産として会社を設立しました。当
時の「苗秀社」の資産は山林45町余、田畑5反余、荒地1町1反余、屋敷地1町6反余
となっています。

 明治15年に定められた会社内規には「わが党各家は永世変らず、苦楽をともに
し、家門の反映を図ることを主眼とする」という設立趣旨が明記されています。
合資会社を設立するという先見性、武家の商法と笑われた意地や見栄を脱ぎ捨て、
共同して資産運用をし、利益を上げようとする合理的な精神に、その永続性の鍵
があると思われます。そのような素地を創ったのは、松阪という町の町人文化の
地域的な伝統と、日本の代表的な資本家三井家を生んだ合理的かつ進取の精神に
あるように思えてなりません。

 私どもコンサルとしてお手伝いしている地方の中堅企業にとって、中央の大手
チェーン店に対抗する地場企業の共存共栄(win-winの関係)は大きなテーマで
はありますが、なかなか具体的な進捗が見られていないのが現状のようです。そ
れを具体的に進捗させるためには

1.地域の有形・無形の歴史的資源の最大活用
2.共存共栄のための経営哲学の共有
3.地域の強み・弱みを明らかにし、経営資源を重点的に強みの部分に投入する
4.組織員が自分のエゴを出さずに公平な組織運営を行うこと

などの方策が肝要ではないかと松阪の旅を通し感じた次第です。

                未来事業 シニアコンサルタント 山田 喬
               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いかがでしたか?
 
「天地人」という言葉をご存知のことと思います。

 これは、孟子の教え「天時不如地利。地利不如人和」を上杉謙信が引用したと
考えられています。

 つまり「天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず」ということで、
全ての基本となるのは人の和ということですね。
 そして、この人の和の中心となるのは“経営理念”ということになります。
 
 さて、中小企業にとっては厳しい環境の中で収益力向上のために、具体的にど
のようにすればよいのか、私たちが皆様の会社の成長・再生のために全力でお手
伝いをいたします。

 ご遠慮なくお問い合わせください。

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                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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 私「常識破りの経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち
指揮をとり続けてきた実体験に裏づけされた独特の解決手法を伝授しましょう。

「業種別生き残り戦略シリーズ」として「印刷業」「製造業」「建設業」に分け
て具体策を中心に分かりやすい経営塾を行ってまいりました。

 皆様からのご要望にお応えし続行した3月からのパート2もいよいよ来る6月5日
「印刷業の事業承継戦略」で最後となります。

 7月からはカテゴリーごとに切り込む新シリーズ「成功戦略シリーズ」が企画
されておりますのでご期待ください。

      〈経営塾後、個別のご相談コーナーも予定しております(無料)〉

■『事例にもとづく業種別生き残り戦略シリーズ 最終回』
   
◆日程:6月5日(木)16:00〜18:00

◆内容:『印刷業の事業承継戦略』

 
◆講師:第一部  松本 長久 金融コンサルタント      
    第二部  吉岡 憲章 経営プロデューサー

◆受講料:3.000円
        ・但しメルマガの購読者または経営会員の会員様
        ・一般の方は5.000円となります。

◆会場:永谷フリースタジオ 新宿 

◆住所:東京都新宿区歌舞伎町2-45-5 新宿永谷ビル8F
              (JR新宿駅西口から徒歩7分)
   
    お問い合わせ先:03-3367-8732 (担当:松本 塩島)

    詳細ページ: http://ww!w.mirai-j.co.jp/sikinguri_seminar.htm
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7月以降の内容は是非ホームページでご確認の上お申込みください!

【NEWシリーズ】のご紹介!

■『NEW 成功戦略シリーズ』 第1回  製造業における「見える化」戦略』
   
◆日程:7月3日(木)16:00〜18:00

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  では会場でお会いできることを楽しみにしております! 吉岡 憲章
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