e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。


   ┏┿儲かる会社にしようじゃないか!━━━━━━━━━━2012/1/25━┓

        ┌╂┘利益・元気・やる気┌╂┘  Vol.573     

【吉岡憲章経営プロデューサーレポート】

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みなさん こんにちは!

 経営プロデューサー 吉岡憲章です。ご存知“常識破りの再建請負人”です。

先週は大寒だからでしょうか、東京も雪に見舞われました。冬ですから当たり前
でしょうが、コートの襟をしっかりと立てないと震えがくるような状態でしたね。

そのような中、愛媛県宇和島を中心とした“南予若手経営塾”で若い経営者と金
融機関職員の方々を対象に経営セミナーをやってきました。

これは、すでに公表されておりますので、簡単に説明いたしましょう。
愛媛県の宇和島信用金庫様と一緒に毎月1回、1年を通して地域の経営者および後
継者に“実践的な経営”を学んでもらおう、という主旨で開催していまして、今
回で5期におよんでいます。

宇和島市および商工会議所のバックアップもいただき、職員を含めて既に100人
を超す卒業生がおり、地域の産業活性化に役に立っていただいているものと確信
しておりますよ。

さて、先般当メルマガの読者の皆様に、経営者としての関心事につきましてのア
ンケートに多くの皆様から回答をいただきました。改めまして御礼申し上げます。

その結果、やはり、読者の皆様は“売上”と“金融機関との付き合い方”に対し
て多くの関心を持たれておられるとのことですので、今回はまさに“売上を伸ば
すために、どのようにして銀行と付き合うか”ということを主体として当社の奥
山専務(金融の月光仮面)が実践的にまとめましたのでぜひ参考にしてください。

★金融機関との上手な付き合い方★

 経営者の方との話で最近多くなっているのは、売上と銀行借入のことです。
会社を経営していますと、設備資金や商品仕入れ資金などいろいろな資金が必要
となってきます。
当然、自己資金から賄えばいいのですが、多くの企業ではそうもいかず、銀行
からの融資によって資金調達をすることになります。

 もう一段の利益増のためには、売上を上げることが必要だと経営者は思います
が、一体銀行はどのくらいの金額、融資をしてくれるのだろうか、と悩むでしょ
う。
そのような時、まず自社がどれくらい借りられるか、またはどれくらいなら返
済できるかといった自社の借入限度額を知っておくことが必要ですね。
銀行と交渉をする上でも、ある程度自社の実力を把握しておけば落ち着いた交
渉が可能となります。

 銀行担当者により、対応の方法は違いますが、多くの銀行担当者は、現在のよ
うな景気不透明な時期ですと、運転資金融資や設備資金融資は積極的ではないん
ですよね。

 特に、売上を上げるための融資(設備投資など)は、嫌がります。売上を上げ
るよりも、まず経費削減など行うことがあるはずだとの判断をします。
したがって、自社の利益改善施策を明確にして、その進捗を説明することは不
可欠です。その上で、自社の融資限度額を自分なりに算出して交渉に臨むことが
必要です。

 算出方法には、いろいろ方法はありますが、参考に下記の方法は上げておきま
す。
1.借入金月商倍率(借入金の月商倍率による判断)
借入金が平均月商の何倍になるかを計算して、限度額の目安を判断する方法
です。
(短期借入金+長期借入金+割引手形)/月平均売上高
小売業・製造業では 1.5安全 3.0要注意 6.0危険
卸売業では    (0.8安全 1.5要注意 3.0危険
どちらにしても3ヶ月(または3倍)くらいまではまだ借りられるだろうと
判断できます。
2.借入依存度
借入依存度とは、総資本に対する借入金の比率のことを言います。
総資本(負債と資本を合計した金額)で(短期借入金+長期借入金+割引手
形)を割った数字で、当然低い方が良いわけで、50%以下が目安になります。
3.年間返済額が返せる額以下になっているか
年間の返済額が(減価償却費+税引後当期利益)を下回っているかを計算し
ます。新たに借り入れる金額や返済条件から年間の返済額を試算し、既存の
借入返済額と合わせても減価償却費+税引後当期利益を下回っていれば、ま
だ借入できる可能性があります。

 ただ、これらはあくまで目安です。担保や保証人の有無、社長の経営能力等に
もよります。銀行内にも何ヶ月を超えたから融資をしてはいけないという決まり
はありません。
(未来事業 専務取締役  奥山 孝司)
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いかがでしたか?
会社の資金繰りというものは、まず売上が低迷してきますと資金不足が生じて
きます。といって、売上が増えますと“増加運転資金”と言われますが、出費が
先に立ちやはり資金が回らなくなってきます。

売上に大きな変化がないときに資金繰りは安定しますが、それでは会社の成長
がないわけですので、これまた問題ですよね。

 つまり、会社の経営にはいつも“資金の裏づけが必要”ということです。した
がって、上述のように自社の融資可能な範囲を絶えず把握しておくことが経営者
にとって必要なことだということですね。

銀行から融資を受けるために、分からないこと、悩んでいることがありました
ら、ご遠慮なくお問い合わせください。

融資・資金繰りに関するお問合せ先
⇒ http://www.mirai-j.co.jp/form.htm

【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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 私「常識破りの経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち
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◆場所:コネクト新宿 会議室                
◆会場住所:東京都新宿区西新宿7-2-5 フジビル7F
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お問い合わせ先:03-3367-8732 (担当:松本 塩島)

    詳細ページ: http://www.mirai-j.co.jp/sikinguri_seminar.htm
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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル5F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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