e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。


┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2011.12.21 Wed. Vol.569
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◆来年1月、2月のセミナーのご案内です ◆
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

銀行が喜んで貸したくなる奥の手セミナー   1月24日(火)16:00〜

わが社の経営力と対銀行スーパー戦略セミナー 2月28日(火)16:00〜

 ┏┫┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┣┓

  ◆私「経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち指揮を
とり続けてきた体験に裏づけされた独特の解決手法を伝授しましょう。◆

経営者の最大の悩みである“資金繰り”を克服する元気が出るセミナーです。
┏━━━━━━━━━━━━━━━┌╂┘━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆場所:コネクト新宿 会議室                
◆会場住所:東京都新宿区西新宿7-2-5 フジビル7F
(新宿駅西口から徒歩5分)
◆会費:5.000円
吉岡憲章著 PHP研究所発行「社長の器」ほかプレゼント
問い合わせ先:03-3367-8732 (担当:松本 塩島)

    詳細ページ: http://www.mirai-j.co.jp/sikinguri_seminar.htm
お申し込み: http://www.mirai-j.co.jp/seminar_form.htm

  ぜひ、会場でお会いできることを楽しみにしております (吉岡憲章)┌╂┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
01:【経営発展のヒント】        “社風”を考える       
02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】金利引上げの要求に対処する
03:【コンサルの視点】         それでもワシは学ぶぞ―宮廷画家ゴヤ
04:【資金繰り相談Q&A】       受取手形の注意点について
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃経営発展のヒント      『“社風”を考える』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 いよいよ年末も押し迫ってきた。通常の企業なら本年の稼動日もあと1週間と
いうところ、業務の追い込みにどなたもてんてこ舞いをされていることだろう。

 さて、今年の一年を表す漢字が“絆”と決まったという。あの東日本大震災を
契機に見直された“人と人の心のつながり”これが“絆”だと思う。被災地に、
真っ先に入り救助活動を展開した自衛隊の一生懸命な姿や、自己中心主義の典型
と思っていた若者たちがボランティアに励んでいる姿・・・など被災者との絆を
強いものにしていった、と思う。

 このような大災害の中で、暴動も起きず、冷静にお互いが助け合っている国民
性が広く世界から評価をされた。これが、わが国が世界に誇れる風土、つまり国
民性ということだろう。

 一方、会社の風土について考えてみよう。会社の風土を“社風”という。社風
は創業以来、経営者を中心として社員が営々と築いてきたものであり、一朝一夕
でできたものではない。

 したがって、社風といっても画一的なものではなく、それぞれの企業によって
異なるものだ。

(大王製紙のように)経営者一族の言うことには絶対に逆らうことをしない社風、
逆にだれが社長なのか分からないような和気あいあい優先の社風、やりっぱなし
で放任主義の社風、お役所のように儲けなどは蚊帳の外というような社風・・・。

 どちらにせよ、悪い社風の会社が、よくなった事例はないし、未来永劫よくな
ることもない。社員たちは規則や指示などによって動くものではない。“社風”
によって働くからだ。

 それでは“良い社風”とはどのようなものだろうか。私は次の2つの条件を備
えている場合を“良い社風”と定義したい。

 まず、目標や計画を達成しようという執念に燃え、チャレンジすることが当た
り前な社風だ。これは、会社全体の目標、計画に対しての挑戦であり、社員個人
も自分自身の目標にチャレンジする情熱である。

 もうひとつは、前述のように社長を中心として全社員が“強い絆”で結ばれて
いることだ。この強い絆があってこそ、皆が同じ方向を向いて頑張って行くこと
ができるからだ。
“チャレンジ”と“絆”、これがわが社を発展させるためのキーワードなのだ。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『金利引上げの要求に対処する』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 長い取引の間には、銀行からいろいろな無理難題を言われることがある。銀行
からの要請が多くなる時期は、12月から翌年1・2月ごろまでで銀行決算が、近く
なると尚更多くなってくる。

 銀行が、もっとも重視するのは収益。収益を上げる一番の方法は、貸出金利を
上げることだ。経営者としては最も辛い。市場金利に連動して上下して契約して
いる場合は仕方ないが、金利の水準そのものの引き上げを要請されることが一番
の問題だ。銀行側も不良債権問題が峠を越えたとはいえ、収益機会が狭まるなか、
融資の金利引上げはもっとも手っ取り早く収益をアップできる方策だ。

銀行:信用リスクに応じて金利を決めているので、金利を上げて欲しい。
企業:金利は上げて欲しくない。
銀行:お宅ぐらいの企業ならば、デリバティブ取引をして欲しい。もし
この取引をしてくれたら、総合的に金利の見直しをしても良い。

 全くちぐはぐな対応だ。要は、銀行と企業との力関係で何でも言うことを聞い
てくれる先や与しやすいところが、狙われることとなる。どんどん金利が上がっ
ていく企業、全く上がらない企業という極端なアンバランスが生じてきているの
が現状だ。

 銀行本部から支店に与えられる目標は全ての融資先について上げろというよう
ことではなく、支店トータルで何%分という決め方をしている。トータルの目標
さえ達成すれば内訳はどうでもいいということだ。納得できなければ断固として
断ることが必要だ。断ったら冷たくされるのではという心配は無用。それより企
業に求められることは、利益を出すことだ。

 また、決算近くなると預金協力やクレジットなどの協力を求めてくることが多
くなる。これらのことは、出来る範囲で協力することだ。極論から言えば、経営
が苦しくなって無理な融資を頼んだとしても、過去の実績とかいくら銀行が儲け
させてもらったというようなことは一切考慮されない。ずっと同じ担当者がいれ
ば、恩義を感じて気持ち的に配慮してくれることはある。しかし、稟議や数字上
では何の効力もない。企業と銀行とは持ちつ持たれつの関係なのだから協力でき
るもの、できないものははっきりすること。このけじめが、継続した取引を行う
ことができる秘策となる。
【エグゼクティブ・コンサルタント 奥山 孝司】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃コンサルの視点   『それでもワシは学ぶぞ―宮廷画家ゴヤ』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 色づいた銀杏の葉が舞い落ちる中、上野公園内国立西洋美術館の『ゴヤ展』に
出かけた。フランシスコ・デ・ゴヤは1746年スペイン生まれ。23歳の時、独力で
イタリアに留学。その後王室用タピスリーの原画制作にたずさわった。40歳代後
半で全聾となる悲劇に見舞われたが、その不幸を乗り越え、アカデミー会員から
宮廷画家、更に主席宮廷画家へと出世街道を驀進した。しかし、ナポレオン軍の
スペイン支配、対仏独立戦争、戦後の反動政治の中で時代に翻弄され、1815年に
は代表作「裸のマハ」「着衣のマハ」の作者として異端審問所に告訴され、最晩
年にはフランスに亡命、ボルドーで客死した。(『世界大百科事典(平凡社
刊)』『体系世界の美術(学研刊)』)

 私がゴヤの作品に出会ったのは、1999年12月スペインの観光旅行で立ち寄った
プラド美術館。部屋全体の照明を落とした展示室で観た〈黒い絵〉の連作、とり
わけ「わが子を食うサトゥルヌス」の圧倒的な迫力と悪の象徴としてのサトゥル
ヌスの野獣的な乾いた狂気、残忍さ、憎悪の強さに心の底から慄然とした。この
画家の精神は病んでいる。日本人の恨みつらみ、怨念のようなウェットなものと
は異質な残虐・グロテスクなむき出しの人間に対する憎しみ、悪意が描かれてい
ると思った。

 12年が経ち、今回は120点余のゴヤ作品を時間かけてじっくりと見ることが出
来た。小品が多かったせいか作品に圧倒されることもなく、冷静かつ分析的に見
ることができたように思う。その中で感じたことは、ゴヤの天才的な人間観察の
鋭さ、性格描写、心理描写の凄さである。人間の本性を観察、見抜くだけでなく
個人の性格、心理、特質を絵画として表現する才能がゴヤの天才たる所以なので
あろう。一方、〈ロス・カプリーチョス(気まぐれ)〉〈戦争の惨禍〉〈妄〉な
どの素描・版画には徹底して人間の悪徳、暴力、堕落、貪欲、無知蒙昧などへの
嫌悪感が風刺として表現されている。それは彼自身の病苦や政治権力に対する鬱
屈した不満が心情表現となって噴出したものなのであろうが、他方では、「自画
像」に描かれている美化しない、ありのままの自分、露悪的なまでにむき出しの
自分を描くことにより自分自身へのシビアな批判的眼差しをも生涯持ち続けたの
ではないかと思う。

 ゴヤは82才でその生涯を閉じるが、80歳前後の最晩年、白い髭をはやし、杖に
すがった老人の素描「それでもワシは学ぶぞ」(プラド美術館所蔵)という作品を
残している。あくまでも創作にこだわり続けるゴヤの面目躍如たる作品だ。この
言葉を生涯現役として活躍されている先輩諸氏にお送りしたい。

 本年も残り10日となりましたが、読者の皆様どうぞ良い年をお迎え下さい。

      【未来事業 シニアコンサルタント 山田 喬】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃04┃ 資金繰り相談Q&A   『受取手形の注意点について』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q:お客と取引をするにあたり、どうしても回収が手形になる場合があります。
受取手形の注意点について教えてください。

A:手形取引は顧客毎に取引金額の上限(極度)を決める必要があります。上場
会社のなかでも全く問題のない場合はともかく、そうでない取引先でいつの
間にか受取手形の残高が多大な金額になっていたというのは大変に危険です。

  特に中小企業で受取手形を銀行で割引し運転資金としている場合は、手形が
1社に偏ると割引を断られるケースもあります。会社の資金繰りにも影響が出て
しまいます。

  手形取引はそれだけ慎重におこなうべきです。
半期毎に信用状態を調べ(帝国データーバンク等)営業会議のような場で各取
引先毎に手形取引の上限を見直すのが良いと思います。

  そして営業、経理ともに取引先の手形残高がすぐわかるシステムが必要です。
普段からきめ細かいチェック体制を取っていれば、ある日突然多額の不渡りが
発生することは防げるでしょう。是非会社全体で意識を持つことが重要です。

  逃げから攻めへ、是非資金繰りの事はわれわれレスキュー隊にご相談下さい。

【資金繰りレスキュー隊長  松本 長久】
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  

     ◆――――◆今月(12月)のホームページ◆―――――◆

 □吉岡憲章のコラム
『ギリシャの余波で円高株安状態の日本』『経営・金融のプロで経営革新を』
→→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『年末年始の多忙な食生活から胃を守る』『アミラーゼを摂り食後はほうじ茶を』
→→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆――――◆ 『トロール船式会社発展法 小冊子』無料進呈! ◆――――◆

  吉岡憲章の『経営者』として、また『コンサルタント』としての、
生きた経験が詰まった『トロール船式会社発展法』小冊子。
メルマガ読者の方にプレゼントいたします。

  申込み方法は、こちら → m-info@mirai-j.co.jp

  ※ご希望の方は、「件名」に 「小冊子 希望」 と明記し
1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
をご連絡ください。
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
メルマガ配信、解除

お手続きはこちら→→→http://www.mirai-j.co.jp/melmaga.htm

◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル5F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆





Copyright (c) 2003-2011  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket