e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2011.11.24 Wed. Vol.565
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私「経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち指揮を
とり続けてきた体験に裏づけされた独特の解決手法を伝授しましょう。

経営者の最大の悩みである“資金繰り”を克服する元気が出るセミナーです。

 
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    詳細ページ: http://www.mirai-j.co.jp/sikinguri_seminar.htm
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  ぜひ、会場でお会いできることを楽しみにしております。 (吉岡憲章)

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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
01:【経営発展のヒント】        ブータンからの贈りもの    

02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】借入は赤字補填のためならず 
03:【コンサルの視点】         商品の価格決定の要素
04:【資金繰り相談Q&A】       支払手形を発行しないやり方は?
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┃01┃経営発展のヒント      『ブータンからの贈りもの』
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 ブータンの国王陛下夫妻が国賓として来日された。テレビや新聞を通して拝見
したが、若いけれどその人となりの素晴らしさに驚かされる。国会での講演をは
じめとして、どこやらの政治家に聞かせたいほどの品格と相手に対する思いやり
があり、まさにトップ外交の模範を見ているような気がする。

 ブータンから、東日本大震災の義援金として8千万円が寄贈されたという。初
めは“8千万円ね、あっそう”と思ったが瞬間“え〜なに8千万円、ほんとに?!”

と正直言ってびっくりした。

なにせ、ブータンの人口は70万人ほど。8千万円を頭数で割ると1人当り114万
円となる。わが国の人口は1億2千8百万人、1人当り114万円を掛けると、何と
146兆円に相当する。日本の国家予算は85兆円ほどだから、この1.7年分に相当す
る。それほどのものをいただいたと受止めなければバチがあたる。

 経済力を表すGDPもわが国の年約500兆円に対して13百億円ほど。ただしブー

タンではGDP(国民総生産)にかわるGNH(国民総幸福量)の追求を国是と
しているとのこと。ここに価値観を求めていることに感銘を受けずにはいられな
い。

 しかし、失礼ながら世界の最貧国に分類されるブータンからこれほどの支援を
いただくということは、ブータン国民に大変な負担を強いることになるのではな
いかと、見当はずれかもしれないが心配をしてしまう。

 政府はもとより、われわれ日本人一人ひとりが“単なる8千万円”でなく“ブ
ータンの人々の思い”であることを深く受け止め、この先もブータン国およびブ
ータンの人々に対して感謝と尊敬の念を持って接しなければならないだろう。

 こうやって考えてみると、われわれ中小企業の経営者は今直面している程度の
経済環境の厳しさなどに思い悩んでいる、なんていうことは“小さい、小さい”
と思って頑張っていこうではないか!
【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『借入は赤字補填のためならず』
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 月末資金が足りないので、銀行から融資を受けたいが受ける方法を教えて欲し
いとの相談。この経営者にその資金を何に使うのか、返済はいつできるのか聞い
ても明確な回答はない。とにかく月末、資金が不足するからの一本槍。銀行に借
入の申込みをするには、少なくとも資金使途、借りた資金はいつ返済できるのか
を説明することが必要なのだ。と伝えたところどうにか納得はしたようだ

 資金が不足することとは、赤字が続いているということ。本来は、資金調達を
考えるより、赤字解消策を検討すること。資金が足りないから、とりあえず借入
をするということでは全く解決しない。赤字から脱するためには、借入を行うこ
とは必要。しかし、赤字を資金調達で補てんしようとも、本質的な問題を改善で
きなければ借入金がかさむだけだ。この状態が続けば、銀行からの融資は難しく
なる。融資が未来永劫続くことはないからだ。

 赤字に陥って最初に考えるべきことは、黒字経営に転ずるための方法だ。はじ
めに黒字化対策を考えることが必要で、資金調達が第一であってはならない。
経営者は、黒字経営に転じるための施策を検討することだ。そして、実行するこ
とが必要となる。黒字化するために資金調達が必要ならば、銀行に相談すること。

それならば、銀行も融資を検討することが可能なはずだ。

 資金が足りなくなるのには理由があるはず。その赤字要因を、究明すること。
そして、対策を検討し解消方法を即実行すること。経営者は黒字化するには、何
が必要か理解はしているだろうが、目の前の資金繰りのことを考えてしまう。こ
れは当然のことでこの矛盾を抱えながら黒字化対策を徹底して行うことが、銀行
からの信頼を受ける近道であることを忘れてはならい。

             【エグゼクティブ・コンサルタント 奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点     『商品の価格決定の要素』
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 平年に比べ暖かな秋だが、やっと冬将軍の到来を予感させるような11月のある
日。家人より「今晩はおでんにするので、仕事帰りに大根を買って来て欲しい。
今高いけど予算は150円までで」とのメールが携帯に入った。

 わが家のおでんは、里芋、蒟蒻、大根が必須食材。昆布だしで、ちくわ、はん
ぺんなどのねりものをその時により何種類か入れる。馴染みの八百△□で、太め
の、みずみずしい大根を118円で買い求め、レジ袋からはみ出した葉っぱを気に
しながら地下鉄に乗って家路を急いだ。その夜、今季初のおでんを肴に、愛用の
江戸切子でちびりちびり。いつもは里芋から入るのだが、この日は大根から始め
る。自分が選んだこともあって、満足、満足。

 ところが、食後に家人曰く。「やっぱり八百△□の大根は物がいい。けど、メ
ールの後、近くのスーパーで見たら、98円のが出てたわ。勿論味は全然違うと思
うけど。」この一言で、「118円でこんな美味しい大根を買ってきた、流石だろ
う。」から、「目出度さも中位なり…」という気持ちへとテンションダウン。

 この気持の本質には、値ごろ感=お買い得感があると思う。値ごろ感=価値/
費用である。つまり118円(費用)を支払った大根に私がどれだけの価値を見出
したかということにある。この場合、私は家人の予算150円以内という依頼内容
から150円がわが家周辺の小売価格と推測した。だから、118円で買えれば、市
場価格に対して、20%以上安い。しかも沢山ある中から、時間をかけて自分の目
で一番美味しそうだと思う大根を選んだのだから、それは150円より高い価値が
あるはずだ。従って、市場の価格(相場)と私が良い品物を選んだという心の中
の価値(相場)の二重の意味でお買い得感があり、鼻高々であった訳である。

 ところが、家人のひと言により、市場価格に比較してそれほど安くはなかった
ということが分ってしまった。しかし、「美味しい、物が違う」という言葉で、
自分の目は確かだった。やはり、118円よりも高い価値のものを買ったのだとい
うお買い得感が残った。だから「目出度さも中位なり…」なのだ。

 価格をいくらにするかは、商売をするうえであらゆる業種に共通する生命線で
ある。その価格決定の中で最も大切なことはお買い得感。つまり、顧客が市場価
格に対して安いと感じさせることが出来るか、さらに顧客の心の中にあるその商
品に対する価値よりも、支払う現実のお金が安いと感じさせることが出来るかと
いう二重の意味での価値に対する満足度が、勝負の決め手であろう。
(参考文献:徳田賢二著「お買い物の経済心理学」)

     【未来事業 シニアコンサルタント 山田 喬】

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┃04┃ 資金繰り相談Q&A  『支払手形を発行しないやり方は?』
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Q: 支払手形を発行しないやり方を教えてください。

A: 資金繰りを考えた場合に一番負担が重いのはどこでしょうか。
普通の会社は支払手形の決済と借入金の返済だと思います。
借入金の返済は支払繰り延べ(リスケジュール)という方法があり、
必要な場合は対応が可能です。

   しかしながら振り出した手形の決済(支手決済)はまったなしでやって
きます。どうしてもという場合は手形のジャンプというやり方もありますが、

   それは信用不安を起こす心配があります。

   従って始めから手形を振り出さなければどんなに楽でしょうか。
一番よい方法は受取手形が豊富にある場合は、これを裏書して回し手形と
して支払いをすることです。

   次の方法は期日現金払いとするやり方です。これはたとえば120日期日の
支払い手形を振り出していたならば、手形を振り出さず120日後に振込み
等で支払うやり方です。

   但しこれも仕入先の事情がありますので、丁寧な対応をしないと仕入れ
ができなくなったら大変です。

 このようなことは過去に経験がないとなかなかスムーズには行きません。
そのような時は是非私たちレスキュー隊に相談ください。
必ずお役にたてると思っております。

  逃げから攻めへ、是非資金繰りの事はわれわれレスキュー隊にご相談下さい。

 
【資金繰りレスキュー隊長  松本 長久】

     ◆――――◆今月(11月)のホームページ◆―――――◆

 □吉岡憲章のコラム
『リーマンショックより厳しい経済津波』『経営・金融のプロで経営革新を』
→→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『大ヒット、食べるラー油』『料理のちょい足しに!油の摂り過ぎには注意』
→→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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