e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。


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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2011.11.16 Wed. Vol.564
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実践金融・資金繰りセミナー
「銀行とうまく付き合う方法」
〜資金計画 逃げから攻めへ〜

私「経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち指揮をとり続
けてきた体験に裏づけされた独特の解決手法を伝授しましょう。

経営者の最大の悩みである“資金繰り”を克服する元気が出るセミナーです。
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・日時:  11月24日(木) 16:00〜18:00
12月16日(金) 16:00〜18:00
1月24日(火) 16:00〜18:00
・場所:  コネクト新宿 会議室                
・会場住所:東京都新宿区西新宿7-2-5 フジビル7F
(新宿駅西口から徒歩5分)
・会費:5.000円
吉岡憲章著 PHP研究所発行「社長の器」ほかプレゼント
問い合わせ先:03-3367-8732 (担当:松本 塩島)
詳細ページ: http://www.mirai-j.co.jp/sikinguri_seminar.htm
お申し込み: http://www.mirai-j.co.jp/seminar_form.htm

  ぜひ、会場でお会いできることを楽しみにしております (吉岡憲章)
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
01:【経営発展のヒント】        “あること”に感謝       
02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】円滑な融資は担当者と企業の協力から 
03:【公認会計士の一口講座】      プロラタ返済
04:【資金繰り相談Q&A】       売掛金の回収が遅れると・・
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┃01┃経営発展のヒント      『“あること”に感謝』
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 あの東日本大震災から8ヶ月を経過した。これから、寒い季節に入る被災地の
方々は大変な思いをされていることだろう。

私が親しくお付き合いをさせていただいている仙台在住の島田新一郎氏(ホッ
プステップ社長)から毎月“(ひとりしんぶん)つつじ庵だより”という葉書を
いただいている。島田氏自身が被災者であり、あと数秒遅ければ津波に飲み込ま
れる危機に直面し、自宅も失ったにもかかわらず、懸命に支援活動を続けている。

 最新の“つつじ庵だより”の中で彼はこのように語っている。

 多くの方から疑問を投げかけられました。「(あなたも被災者なのに)どうして
そんなに気丈に、支援活動ができるのか?」ということです。女房からも「あなた
は(自分が)震災被災したと思っていないでしょ」とも言われる始末です。
避難所で過ごした2晩は、ず〜っと「今、自分はどうするべきなのか」と自答し、
その果てに「家はなくなったが、家族は五体満足で命がある。自分にはまだ仕事も
できる環境にある」と“失っていないもの”が次々と“ある、ある”と脳裏に浮か
び上がり前向きになれました。
“ないこと”にとらわれず、“あること”に感謝することが大事と思えると、
「できることはしよう、何かに役立とう」という思いに駆り立てられました。

 さらに、3歳で両手両足を切断し「ダルマ女」として見世物興業で全国を巡業し
た中村久子先生の詩「あるある」を次のように紹介してくれた。

  ――― 「ある ある ある」 中村久子 (原文のまま)―――
さわやかな秋の朝  “タオル取ってちょうだい” 
“おーい”と答える良人がある 
“ハーイ”とゆう娘がおる
歯をみがく 義歯の取り外しかおを洗う
短いけれど指のない まるいつよい手が 何でもしてくれる
断端に骨のない やわらかい腕もある
何でもしれくれる 短い手もある
ある ある ある  みんなあるさわやかな秋の朝

 金がない、人がいない、仕事がない、能力がない・・・“ないものづくし”を
声高に主張する五体満足な私を含めた経営者が恥ずかしい。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『円滑な融資は担当者と企業の協力から』
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 経営者からの相談があった。この企業は3行体制で特にメインバンクはなく、
必要に応じて融資を申請し対応しているとのこと。相談というのは、年末の資金
が足りないために、銀行担当者に融資の申込みをしたところ、担当者からは「他
行をあたってダメなら当行で検討します」と意外な回答。経営者は「今までこの
ようなことを言われたことがなかったので、どのように対応していいのかわから
ない、もったいぶった言い方をせずに最初から融資を検討してくれたらいいのに」
と、思ったらしい。あるいは、「はじめから融資が駄目ならば融資できない」と
言って欲しかったのだ。

 この銀行員の発言は、多分融資案件を通す自信がないからだろう。融資案件の
場合、顧客から直接融資の申込を受けるのは多くの場合、営業担当者だ。今回の
ケースと同様で、この営業担当者が融資案件を起案しないと何も始まらないこと
となる。この銀行担当者、融資を断った場合のクレームになるのが怖かったのだ。

 本来ならば、他行の融資判断なんかどうでもいいこと。問題は、自分が担当す
る企業に対してどう取り組むかだ。自分の担当する企業ならば、どうにかして協
力したい。たとえ、支店長と意見の食い違いがあったとしても、担当者は簡単に
引き下がるべきではない。支店長がどう言おうが、自分が提出した融資案件につ
いては自信を持って案件を通す努力をし、自分の担当する企業に対してのこだわ
りを持つことが必要だ。このこだわりが、銀行担当者を育てることとなるのだ。

 企業は銀行担当者に、自社の情報を積極的に提供すること。銀行担当者は担当
する企業の全てを知る努力をすることだ。お互いの協力があってこそ、円滑な融
資支援を得ることができるはずだ。

             【エグゼクティブ・コンサルタント 奥山 孝司】

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┃03┃公認会計士の一口講座     『プロラタ返済』
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 モラトリアル法(中小企業金融円滑化法)の終了も近づき、金融機関への返済
計画に頭を悩まされている経営者の方も多いのではないでしょうか。
経費を圧縮し絞り出した返済額を各金融機関別にどのように配分するのがよい
のか悩ましい問題です。
一般的には、この限られた返済原資を融資残高で比例配分(プロラタ計算)す
ることとなりますが、ここで問題が生じます。
複数行から融資残高がある場合、その融資が保全されているのか否かが問題と
なってくるのです。
全ての融資が無担保で保証協会保証付でなければ問題はありませんが、そうい
う事例は中堅・中小企業の場合ほとんどないと思われます。

 さて、「プロラタ」とは「比例按分」という意味ですが、何を基に比例按分を
するのかにより、「残高プロラタ返済」と「信用プロラタ返済」とがあります。

・「残高プロラタ返済」
その貸出債権が担保等により保全(保全とは、拘束預金、信用保証協会保証付
債権、不動産担保付債権)されているか否かに関係なく、融資残高按分で返済
額を決める方法
・「信用プロラタ返済」
融資残高から保全されている額を控除した残高で按分でし返済額を決める
方法

 過剰借入債務がある状況下でバンクミーテイングを開催しますと、保全が十分
に取れていないメインバンク以外の金融機関は、当然に「信用プロラタ返済」で
行うことを要求します。また、非保全の残高で返済額を決める方が理論的である
とも云われていますが、「残高プロラタ返済」の方が下記のような点からは使い
勝手がよいとも云われています。

・担保設定される不動産の評価をどうするのか
・担保不動産には事業用・非事業用があり、非事業用の自宅などはどうするのか
・信用保証協会も代位弁済されると債権者であるが、その取扱いはどうするのか
・第三者の保証がついている場合はどうするのか

計画上、返済原資を確保した後、各行への返済額算定には信用プロラタ返済」
「残高プロラタ返済」のどちらを実施するのかの了解を取り付ける作業が必要と
なるのです。  
【未来事業 公認会計士 西山 太郎】

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┃04┃ 資金繰り相談Q&A  『売掛金の回収が遅れるとなぜ悪い?』
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Q: 売掛金の回収が遅れるとなぜ悪いのですか?

A: まず貸し倒れの危険があります。正常な先であれば取引の約束に従って
きちんとお金を払います。商品を納品したのに代金の支払いが行われないの
は、なんらかのトラブルが発生しているからです。

   第一に考えられるのは相手自身がまだお金を回収していないケースです。
その場合はきちんと事情を確認して、いつ入金になるのかそしていつ払って
くれるのか再度詰める必要があります。
次に考えられるのは、相手が資金繰りに困っている場合です。そもそも
商品を売るときに相手の信用状態を調べなければなりませんが、売った後で
判明した場合は対応が大変です。他の債権者がいるケースがほとんどなので
いち早くアクションを起こした会社が回収では有利です。
そのためにも売掛金の回収が遅れたら、すぐに把握できる仕組みを会社と
して作っていなければなりません。

  資金的にも回収の遅れは支払いが先行してしまって、お金を立て替える形に
なってしまいます。いわば相手の会社にお金を貸しているのと同じで、その
ような余裕はないはずです。

  このように売掛金の回収は経験がないとなかなかうまく対応できません。

逃げから攻めへ、是非資金繰りの事はわれわれレスキュー隊にご相談下さい。

【資金繰りレスキュー隊長  松本 長久】

     ◆――――◆今月(11月)のホームページ◆―――――◆

 □吉岡憲章のコラム
『リーマンショックより厳しい経済津波』『経営・金融のプロで経営革新を』
→→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『大ヒット、食べるラー油』『料理のちょい足しに!油の摂り過ぎには注意』
→→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
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