e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2011.10.05 Wed. Vol.558
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実践金融・資金繰りセミナー
         「銀行とうまく付き合う方法」
              〜資金計画 逃げから攻めへ〜
  
私「経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち指揮をとり続
けてきた体験に裏づけされた独特の解決手法を伝授しましょう。

経営者の最大の悩みである“資金繰り”を克服する元気が出るセミナーです。
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   ・日時: 10月25日(火) 16:00〜18:00
         11月24日(木) 16:00〜18:00
         12月16日(金) 16:00〜18:00
   ・場所:  コネクト新宿 会議室                
   ・会場住所:東京都新宿区西新宿7-2-5 フジビル7F
              (新宿駅西口から徒歩5分)
   ・会費:5.000円
    吉岡憲章著 PHP研究所発行「社長の器」ほかプレゼント
    問い合わせ先:03-3367-8732 (担当:松本 塩島)
    詳細ページ: http://www.mirai-j.co.jp/sikinguri_seminar.htm
    お申し込み: http://www.mirai-j.co.jp/seminar_form.htm

  ぜひ、会場でお会いできることを楽しみにしております (吉岡憲章)
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】                   
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】税金のことは税理士に相談  
03:【コンサルの視点】         まず「ポカヨケ」を実施せよ!
 04:【資金繰り相談Q&A】       運転資金はどの位必要か
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┃01┃経営発展のヒント     『』
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 経営者にとって最も気になることは資金繰りだ。それもある程度ゆとりがある
うちは今期の資金繰りが不安だ、という程度。しかし、これが段々と厳しさを増
してくると、来月の資金繰りの心配になり、さらに高じてくると今月の資金繰り、
明日をどう凌ぐか、ということになってくる。

 ここまで来ると、金融機関もまともに取り上げてくれない可能性も大きいし、
取引先に頭を下げてお詫びをしてまわるしか方法はなくなってくる。それがいつ
までも続くわけはない。やがて、手の打ちようがなくなってくる。

 このように、経営者にとって資金繰りで悩むことはまるで地獄で火あぶりをさ
れているような苦悩である。逆に資金繰りに悩まないでいられるときの社長は極
楽にいる感じがする。これほどの違いは経営者でなければ到底味わえない落差だ
ろうし、経営者なら誰もが体験をしていることだろう。

 しかし、仮にいま資金繰りに悩んでいるとすれば、それは過去の自分の経営の
結果ということになる。

 同じように、目を先に転じると“未来は今の結果”ということになる。例えば、
今、真剣に全力をあげて顧客開拓に取組めば、やがてその成果は実ってくる。今
の営業は3ヵ月後に現れるというではないか。

 死ぬほどの思いをした資金繰り地獄を繰返さないためにも“今”こそ“死ぬほ
どの思い”で先行きのわが社の経営の活路を見出す努力をすることだ。この努力
は必ず未来に生きてくるのだから。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『税金のことは税理士に相談』
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 「銀行員に税金のことや相続のことを相談したが、相談に乗ってくれない。
税理士に相談して欲しいと言われた」「銀行員は、金融関係のプロなのに、なぜ
そのようなことが、判らないのか」このような、話があった。銀行員は、経験を
踏まえての、税金・相続についての考え方は理解している。しかし、これらは経
験から生まれたことによる知識だけだ。あるいは、その分野に興味があり勉強し
たことによる知識だけだ。

 たしかに、銀行員の習得カリキュラムの中には、研修や通信教育の習得が義務
付けられている。しかし、このような場合の銀行員の目的は、とにかく講座を終
了することで、一旦研修や通信教育が終了してしまうと、その知識は残っていな
いのだ。これが、銀行員の現実でこれらのことを研修しておかないと、銀行内の
出世ルートから外れてしまうからだ。

 このようなことを経営者に説明したところ「銀行員は何でも相談に乗るからと
言っている」「決算書をみながら税金のことについてよく聞かれる」「知ったか
ぶりをしているだけなのか」などの発言があった。銀行員から、経営者に対して
行う質問の多くは融資申請時や決算書の呈示を受けたときだ。このような時に、
経営者に確認する項目。これらのことは、全て銀行ルールとしてテキストに確認
すべき項目として記載されている事柄で、専門知識習得の有無とは全く関係ない
こととなっている。

 銀行員は、経営者から税務に詳しいだろうから聞きたいと、言われればわかり
ませんとは言えないことが多い。質問される内容が、どうか自分の知っている事
柄なら良いと祈っているが、内心は焦っている。このような時私は

「税金のことについて、一般的なことならある程度説明ができますが、
        間違っているかもしれないので、税理士に確認しましょう」

と答える。銀行員には、過度の期待をしないこと。相談できるのは、ある程度の
方向性であり、その範疇での回答であることを認識して相談することが必要だ。

           【エグゼクティブ・コンサルタント 奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点    『まず「ポカヨケ」を実施せよ!』
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 全日空機が9月6日117人の乗客乗員を乗せ、小型機のアクロバット飛行でよく
披露される「背面飛行」の状態に陥っていたことが、国土交通省運輸安全委員会
の調査により9月28日に発表された。

 旅客機が背面飛行状態に陥ったのは日本の航空史上初めてだ。
夜間の飛行で窓の外が見えなかったことが幸いした。もし、飛行機がひっくり返
っていることに乗客が気づいたらパニックになっていただろう。

 トラブルが起きた原因は、機長のトイレ中に操縦室に一人でいた副操縦士が、
ドアロックを解除するスイッチと間違えて、機首の向きを変える方向舵(ほうこ
うだ)を動かすスイッチを操作したためと分かった。この2つのスイッチは十数
センチ離れているうえ、大きさも異なっており、明らかな「ポカミス」といえる。

 私も仕事上、飛行機を利用することが多い。もっと早い時間帯ならば、今回ト
ラブルのあった静岡県の上空付近は西日本から羽田空港に向かう旅客機で混雑し
ており、衝突する恐れもあったことを思うとゾッとする。ひとつ間違えれば大惨
事につながる危険な状態であった。

 会社においても、直接業務や間接業務でこのような「ポカミス」が発生してい
ないだろうか。「ウチは、ベテランぞろいだから・・・・・」とか「毎日、仕事
をしていてミスがない」「注意さえしていれば大丈夫」といった考え方に頼って
いないだろうか?

 毎日の現場で発生頻度の「ポカミス」として多いのは、部品の取り付け忘れや、
記入ミス、加工忘れなど多種多様なポカミスが発生している。このようなミスを
なくすには、その潜在要因を中心に幅広く考えなければならない。

 目指すべき方法は間違ったやり方で作業・操作しても、そこでストップがかか
る仕組みを作ることだ。
 たとえば、今回のスイッチの操作ミスの「ポカヨケ」として、色で区別をつけ
たり、ドアの解錠スイッチをメインパネルから別な位置にするなど、重要なスイ
ッチは一目でわかるように表示し、視覚でミスを防ぐことも一つのやり方だ。

 また、誤品や欠品があると、つぎの工程で治具にセットができなかったり、工
具が作動できないようにする。このように「ポカミス対策」も「人が注意をする」
という段階から、二度と同じ間違いを起こさないように「ポカヨケ」の実施を進
めていくことが必要なことだ。

    【未来事業 シニアコンサルタント 石黒 和男】

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┃04┃ 資金繰り相談Q&A   『運転資金はどの位必要か』
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Q:資金繰りを考える上でのチェックポイントを教えてください。

A:1. 売り上げが急激に伸びると現預金が減少するケースが多くなります。

  このことを売り上げが増えると、それに伴って運転資金が必要になるという
 事で「増加運転資金」」と呼びます。
 売り上げが増えると、売掛金、受取手形、在庫が増えますが、企業にとって
 はそれが現金になるまで「立て替えている資金」になります。

  一方でそれに伴い買掛金と支払手形も増えますが、それは逆に他の企業が
 立て替えている資金になります。
 従って上記の増えた資産から増えた負債を引いた金額が立て替えている資金と
 いうことになり、赤字販売でもしない限りプラスになりこの分、現預金は減少
 します。

  企業活動を行う上で売り上げが増えそれに伴い粗利が増えることは良いこと
 なのですが、一時的に現預金が減少するため増加運転資金が必要になります。
 この資金を手元流動性の取り崩しで対応できればそれに越したことはありません
 が、資金の安定性から銀行に借り入れをお願いするのも一つの考え方です。

 これは銀行にとっても企業活動に必要な前向きな資金なので、比較的対応はしや
 すいと思います。

  2. では企業にとってどれぐらいの手持ち資金(運転資金)を持っていれば良
    いのでしょうか?

  理想的には平均月商の3ヶ月分と言われています。これは月末時点で企業が
 払わなければならない買掛金と、既に振り出した支払手形をほぼ全て決済できる
 金額になります。

  しかしながら普通の中小企業ではまず難しい水準であり、将来の目標にすべ
 きです。
  さしあたっては、運転資金は平均月商の1ヶ月分は最低保有する様にすべき
 です。当月の入金をあてにしなくても、1ヶ月間は資金がショートしないという
 ことです。仮にこの間に何かあれば(例えば入金予定先が倒産したとか)銀行と
 交渉ができる時間があるという事です。

  企業活動を行う上で、資金繰りの問題は避けて通れないものです。何かござ
 いましたら、私どもに是非ご相談いただきますようお願い申し上げます。

  逃げから攻めへ、是非資金繰りの事はわれわれレスキュー隊にご相談下さい。
 
                【資金繰りレスキュー隊長  松本 長久】

     ◆――――◆今月(10月)のホームページ◆―――――◆

 □吉岡憲章のコラム
『銀行とのうまい付き合い方教えます』『経営・金融のプロー未来事業へご相談を』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『10月は秋の花粉症シーズン』『バランスよく食べて抵抗力をつけよう!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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