e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2011.9.07 Wed. Vol.554
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未来セミナー「実践資金繰りセミナー」
http://www.mirai-j.co.jp/sikinguri_seminar.htm

私「経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち指揮をとり続
けてきた体験に裏づけされた独特の解決手法を伝授しましょう。

経営者の最大の悩みである“資金繰り”を克服する元気が出るセミナーです。
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実践資金繰りセミナー  〜資金繰り 逃げから攻めへ〜
    ・日時:  9月13日(火) 16:00〜18:00            
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    ・会場住所:東京都新宿区西新宿7-2-5 フジビル7F
               (新宿駅西口から徒歩5分)
    ・会費:5.000円
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  ぜひ、会場でお会いできることを楽しみにしております (吉岡憲章)
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  01:【経営発展のヒント】        顔が変わると・・・       
  02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】金融円滑化法を利用後破産が増加  
03:【コンサルの視点】         2度目の相田みつを美術館
  04:【資金繰り相談Q&A】       キャッシュフロー経営とは?  
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┃01┃経営発展のヒント     『顔が変わると・・・』
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 あれだけ見苦しく踏ん張り、愚図っていた菅さんがついに退陣し、野田新首相
が誕生した。2代にわたる民主党政権のあまりのひどさに政治に対する不信が言
葉につくせないほどつのり、支持率も10%近くへと落ちるだけ落ちた。とにかく
一日でも早く交代することを誰しも願っていた。

 一方で、総理が変わったところで他にこれという人財が見当たらず、一体どう
なることかと思っていた。激戦のなかで逆転勝利を収めた野田氏が総理の椅子を
射止め、これからのわが国の経営を託されることになった。

 そして、例の“どじょう”からはじまり、ノーサイドの人事配置に至るわけだ
が、支持率が何と60%くらいにまで急上昇した。まだ、何もしていないにもかか
わらず、このように支持率がアップするのは、彼の持つ何かに国民が期待感を抱
いたからだろう。

 野田首相の地味で、自虐的なくらいの謙虚さ、気配り、低姿勢などの人柄に好
感を持ったからだろう。不思議なものでトップの顔が代わっただけで、この先わ
が国の将来に少しは光が見えそうな感じがする。ぜひ、大震災復興からわが国の
発展のためにがんばってほしいものだ。

 こうやって考えてみると、我々企業の経営においても同じだ。大企業と異なり
中小企業は社長そのものを代えることはできないが、社長自身が心を変えること
はできる。お客様に対する気配り、誰に対しても謙虚な姿勢など経営者自身が心
がけることによって、わが社も大きく変わることができるのではないだろうか。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『金融円滑化法を利用後破産が増加』
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 資金繰りに苦慮している中小企業を支援するための中小企業金融円滑化法を利
用して返済猶予などを受けたにもかかわらず、倒産する企業が増加している。23
年8月の返済猶予後の倒産は15件、前年同月比2.5倍とのことだ。今年度8月末まで
の累計は83件、昨年度は1年間の実績ではあるが49件、7割増となっている。予想
通リと言えば予想通リ。1年が経過して効果が薄れてきた現象だ。今後、危惧しな
ければならないことは、倒産の増加だ。

 この法案発足時、金融機関に対して中小企業からの返済猶予や金利減免などの
返済条件変更について申し込みがあれば応じなければならないという努力義務を
課していたのだ。そのために22年12月から23年6月までで金融機関が応じた件数
は1.153.830件。それに加えて、金融機関の貸し渋りを防ぐための景気対応緊急
保証制度を活用した結果、企業倒産が抑制。一定の効果はあったはずだ。

 金融庁の金融機関に対する検査においても、中小企業からの返済条件変更につ
いて申し出があったときには受けるようにとの指導を行っていた。冷静に、そし
て客観的に見ても、倒産状態にある中小企業に対しても、金融庁は条件変更を求
めていたという。このときの金融庁の指導内容は1年間条件変更を行うことにより
生き残る可能性のある中小企業の息の根を止めてはいけないとのことだった。

 1年経過した現状は、応急的に生き延びても業績が回復しないまま倒産に追い
込まれる企業が多くなっている。そのような企業の特徴は、返済条件変更をスタ
ートしたときと、全く同じ経営を行っていることだ。条件変更を行うときの金融
機関の指導は実現可能な事業計画書を作成すること。そして、それを粛々と実行
することだった。しかし、実際指導通り行われたのだろうか。

 返済条件変更は、金融機関が中小企業の支援において行うことができる最大の
支援策だ。変更スタート時と同じ赤字状態が続いているのならば、原価低減、経
費削減を即実行すること。そうしなければ最悪の状態となってしまうはずだ。こ
の1年間どのような自助努力を行ってきたのか。成果が係数で現れることが企業
存続のスタートとなることを忘れてはならない。

           【エグゼクティブ・コンサルタント 奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点     『2度目の相田みつを美術館』
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  2度目の相田みつを美術館訪問となった。1度目は今から5年前になる。四国
に行ったとき、宿泊している部屋に相田みつをの作品が目にとまった。そこには
「いちずに一本道 いちずに一ッ事」と掲げられていた。

 当時、大幅な赤字に陥っていたクライアント先を黒字化させることが、私に課
せられた最優先の仕事であった。私は、相田作品の一文字一文字、すべての言葉
に込められた思いを胸に「いちずに経営指導 いちずに経常利益」と自分に言い
聞かせながら経営指導に当ってきた。

 儲かる会社にするためには、社長の意識改革が必要だ。
社長が社長室に閉じこもってばかりでは経営の道を誤る。すべての解答は現場に
詰まっており、その源泉はお客様だ。社長が社長室から出ることから経営改革の
スタートが始まった。

 その後、社長は意識改革を図り、直ぐに経営理念を掲げ、経営改革戦略書の策
定に着手して社長の姿勢を示し、社員のやる気を引き出させ全員野球に徹した。
社長が「いちずに」経営に当り、「社員皆経営者」の実践を行った結果、今では
大幅な黒字化が図れ、優良会社に生まれ変わった。

 今回、2度目の相田みつを美術館へ足を運んだのは、野田新首相が民主党代表
選挙で引用した作品「どじょう」に興味があったためだ。
「どじょうは、赤いべべを着た金魚にはなれません。泥臭く国民のために汗をか
く、どじょうの政治をとことんやりたい」と自らをどじょうにたとえた、庶民的
な新首相の政治手腕に今後を期待したい。

 美術館内はテレビの報道、メディアのごった返す中、やっと雑誌の中の作品を
見ることができた。案内の人に、パネルに掲示されたものはどこですかと尋ねて
みると、今準備をしているところだという。しばらく他の作品を鑑賞していると、
先ほどの案内の人がきて撮影もできるように準備したとのことだった。

 早速案内されたところに行ってみると、パネルには
「どじょうがさ 金魚のまねすること ねんだよなあ」みつを
と掲げられていた。この作品の意味合いは「あなたがあなたであるかぎりほんも
の。わたくしがわたくしであるかぎりほんもの」ほんものより、にせもののほう
がカッコいいと錯覚して、一生ダメにしてしまう人間が多いことを、相田みつを
は表現している。

 相田みつを作品は、つまずいたり、壁にぶち当たったりするとき、すべての言
葉が前向きでプラス思考になる作品が多い。
  私が大事にしている作品の中で、相田みつをが67歳で永眠する2ヶ月前の最後
の作品を紹介する。
            一とは原点  一とは自分
本来の自分に立ち返り、一つのことをトコトンやりぬくことを意味している。

相田みつをの作品を通して、余韻に浸りくつろいだ時間、充実した時を過ごすこ
とができた。       
     【未来事業 シニアコンサルタント 石黒 和男】

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┃04┃ 資金繰り相談Q&A   『キャッシュフロー経営とは?』
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<誰にでもわかる資金繰りQ&A>

 企業の経営者にとって、利益を上げることを攻めの経営とすれば、資金繰りは
いわば守りの経営になると思います。野球でもそうであるように、攻めと守りが
うまくかみ合ってこそ勝利を手にできる、いわば経営がうまくいくという事です。

 このコラムでは資金繰りについて、経営者の方がいまさら他人に聞けないよう
な、それでいて知っていたほうが良い基礎的な資金繰りに関する知識をわかりや
すく説明したいと思います。

Q:キャシュフロー経営とはなんですか。
                                      
A:高度成長期に企業はいわば売り上げ至上主義=P/L型経営をしてきました。
とにかく売り上げを伸ばして規模を拡大するというものでした。
  次にバブルがはじけた頃から、今度は企業の資産、負債、資本の内容を重視す
るというバランスシート型の経営が唱えられるようになりました。不良債権や借
り入れ過多などが問題視されるようになり、バランスシートをきれいにするとい
うことがはやりました。

 そしてリーマンショック後に登場したのがキャッシュフロー型経営です。
キャッシュフローとは資金の流れを意味し、企業の最終利益に減価償却費を足し
たもの、いわば最後に手元に残ったお金をさします。
企業が年間に返済する金額よりもキャッシュフローの方が大きければ、その企業
の借り入れはどんどん減っていきます。その行き着く先は無借金経営で、企業に
とって一番理想的な経営形態です。もちろん実際はなかなか難しいのが現実です。

 キャッシュフロー経営とは、この様にB/S、P/Lからではなく資金の流れから
経営を把握しようというものです。

 資金繰りについてなにかございましたら是非ご相談ください。
 
                 【資金繰りレスキュー隊長  松本 長久】

     ◆――――◆今月(9月)のホームページ◆―――――◆

 □吉岡憲章のコラム
『資金繰りが途絶えれば会社は破綻』『転ばぬ先の杖ー未来事業へご相談を』
    →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『食欲の秋にピッタリーキノコ』『森の栄養キノコの種類と効能』
    →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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