e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2011.7.20 Wed. Vol.548
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        退くに退けない思い    
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】金利引き上げ交渉の注意点
03:【コンサルの視点】         パウル・クレー展を鑑賞して
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┃01┃経営発展のヒント     『退くに退けない思い 』
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 女子ワールドカップでわが“なでしこジャパン”が優勝した。世界でトップの
栄冠を勝ち取ったのだから、うれしいことこの上ない。大地震以来、暗く
落ち込んでいる気持ちを吹き飛ばしてくれた。
 
 彼女たちはさぞ昔の“大和なでしこ”といわれた優雅な中にも精神的な強さを
もった女性たちなのだろう。「ここまできたら、もう退けない。絶対に優勝する」
と宣言し、それを実現した彼女たちの心の強さには脱帽する。

 「退くに退けない決意をすれば何でもできる」とわが尊敬する松下幸之助翁は
言われる。
 さらに「経営者はいずれの時でも、身を切られるような思いに悩みつつ、勇気
を鼓舞してやっている。崩れそうになる自分を自分で叱りつけて、必死にがんば
るうちに、知恵、才覚、勇気が沸いてくる」と続く。

 経営者は厳しい経営状況に追い込まれたとき、地獄の淵に立たされたような気
持ちに苛まれる。こんな時こそ「これより後へは退くに退けない」との決意を心
に刻み込んで「何としてでもこの危機を乗り切るのだ」と挑戦することによって
自ずと道は開けてくる。

 得意先に受注のお願いに行くにしても、金融機関へ資金繰りの支援要請をする
にしても、元気がない、しおれた姿の経営者には誰も安心して仕事や資金を託そ
うとは思わない。
 
 “なでしこジャパン”のあのチャレンジする気持ちを見習おうではないか。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『金利引き上げ交渉の注意点』
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 ある経営者のところに、融資取引銀行が「格付けの見直しの結果貸出金利を上
げて欲しい」と言ってきたとのこと。確かに、格付けにより貸出金利の見直しを
するケースも多い。金利引上げ要請を行う時期(7月〜8月)に貸出金利引上げ交
渉を行い、銀行の中間決算時期(10月)以降に引上げを実行する。その目的は、
銀行の収益改善、利益確保だ。貸出金利決定において基準となるものは基準金利。
金利決定においては、信用格付・保全率・返済期間によって決めることになって
いる。

 金利引上げについては、本部から支店に企業別に融資1本1本の基準金利を呈
示し、金利引上げを指示。本部からの指示に基づき支店担当者が引上げ目標を、
記入、支店内で協議し、対応する。

 銀行から、金利引上げ要請があった場合の対応だが、銀行の要請通りの金利に
対してすべて応諾する必要はない。貸出金利については、相対での交渉が基本。
「うちの場合、短期プライム変動型となっているから貸出金利の交渉の必要はな
い」とか、「固定金利となっているから、大丈夫だ」と言う経営者がいるが、そ
れは間違いで、銀行は効率という観点から引上げ交渉を行うことも考えられる。

 金利交渉においては、まず担当者から銀行が希望する金利を聞くこと。また貸
出金利の引上げが必要な理由も聞くことだ。多分、担当者は経営者がもっとも苦
手な数字を呈示して説明を行ってくる。即答する必要はなく「検討して後日回答
する」と言っておく。その後、再度銀行から金利引上げについて要請があった場
合に、はじめて具体的な話を進めること。銀行が1.5%の金利引上げを要請してき
た場合、即答を避け資金繰りの観点から断ってみる。その後また、銀行側が強硬
に申し出をしてきたら、例えば、1.5%の半分の0.75%を呈示してみることだ。

 銀行側は金利をなんとか引上げたいものの、はじめに要請した1.5%の金利まで
引上げできるとは思っていない。金利を引上げたという「成果」がほしいだけな
のだ。
          【エグゼクティブ・コンサルタント 奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点     『パウル・クレー展を鑑賞して』
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 平年より10日ほど早く梅雨明けした7月の日曜日、北の丸公園にある「東京国
立近代美術館」の『パウル・クレー展?おわらないアトリエ?』に出かけた。美
術館というと、何処でも中高年、なかでも女性の来場者が多いのだが、今回は老
若男女、特に若いカップルの姿が目立った。

 パウル・クレーはスイス生まれ。音楽家の両親のもと、バイオリンの才能にも
恵まれていたが、画家を志しミュンヘン(ドイツ)に定住。線描の領域で独自のス
タイルを開拓した。その後、バウハウス、デュッセルドルフ美術学校で造形論の
講座を担当。線描から色彩と色調を重ね合わせた独自の抽象芸術へと進化する。
しかし、ナチスの迫害を受け、スイスに亡命。死を予感した晩年の作品では、単
純で記号的な太い線描が優位を占める様式を確立する。
(平凡社「世界大百科事典」)

 私にとってクレーの作品は内省的・繊細で、謎が多く、洒落た詩的な表題と絵
を見比べながら、想像力を働かせて見たい絵だ。ところが今回の展覧会は「これ
までクローズアップされてこなかった、クレー作品が物理的にどのようにつくら
れたか」という観点(「主催者あいさつ」)から企画されたもので、180点もの
作品が「4つのプロセス」や「2つのクラス」などに分類、整理され、理論的、
教育的に展示されている。クレー自身も、自分の制作した作品に番号を打って目
録を作ったり、制作プロセスを記録に留めるなど「どうやってつくったか」に強
い執着を持っていた。従って今回の企画は主催者の意図というよりは、画家に沿
った形での展覧会というべきなのだろう。

 しかし180点それぞれを、主催者の教育的な意図をも受け止めながら見ようと
すると、体力・知力とも充実していないとなかなか辛いものがある。私のように
美術に関する知識がそれほど豊富でなく、美術品を見ることにより、感動、驚
き、自身の感性・思考の覚醒、視覚を通した原初的な心地よさなどを得ることを
目的として美術館に行く人間にとっては、充実した時間を過ごしたという満足感
とともに、知覚的な疲労感をも味わうことになった。

 教育を受ける、人に教わる、解説を聞く、そのようにしなければ安心できな
い。子供時代から落ちこぼれにならないために、懸命に努力しなければならな
い。それが、日本人の平均的な知的レベルの向上に役立っていることは間違いな
いだろう。しかし、教育を受けることに汲々としていているだけでは窮屈で面白
みのない人間になってしまう。創造力あるいは人間関係を豊かに育むものは、学
習をこえた所にあるという気がしてならないのだが。
 
     【未来事業 シニアコンサルタント 山田 喬】

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