e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2011.4.13 Wed. Vol.534
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◆今月(4月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム
『がんばろう 日本! がんばろう 中小企業!』『厳しい環境を勝ち抜く!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
  『被災地の方々に物資を』『管理栄養士としてやれることを精一杯やる』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm
◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        ビジネスで支援する   
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】地元金融機関との新規取引の開始
03:【管理栄養士の一口講座】      大震災!   
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┃01┃経営発展のヒント      『ビジネスで支援する』
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 3.11大震災の余波とのことだが、マグネチュード7.4にまた大地が揺すられた。
これでもかと攻め続ける自然からの試練は、東日本の人々の傷ついた心と身体に
この上何を求めるのだろうか。
 
 先週、再度仙台を訪問した。やはり山形空港経由で入ったのだが、前回(大震
災から8日後)に比べて、やや落ち着いてきたような気がする。車の燃料が供給
され始めたこともその一因だろうが、むしろ東北人固有の粘り強い逞しさが前進
するエネルギーとなっているのではなかろうか。

 個人や企業からも、義援金や物資、人的パワーが被災地に寄せられている。私
の周囲でも多くの人がこれらの中のどれかを実行している。素晴らしいことだ。
といっても、1,400億円を超す義援金はまだプールされたままで、被災者に渡って
いないようだが・・・。それも間もなく被災者の手に渡され、それぞれの復旧の
一助になることだろう。

 さて、企業経営者なら、このような支援を積極的に行うことに加えて、少し先
のことになるが、自社のビジネスを通じて東日本地域の復旧、復興の役に立つた
めに何をするか、を考えても良いのではないだろうか。

 当面の住居や施設建設、インフラ構築は当然のことながら地元の企業が中心と
なって進めていくことになるだろう。その地元の企業が何をもとめるのか、どの
ような資材や技術、パワーが役に立つのだろうか。

 何も持ち出すこともできずに避難した人々はもとの生活に戻るためには、何を
必要としているのだろうか。たとえば“食べもの”とひと括りにしないで、時の
経過とともに“腹を満たすもの”から“美味いもの”へと移行するだろう。

 企業経営者なら、被災地から遠く離れたところで、同情と義援金を送ることに
留まらずに、現地に入って人々や現地企業が何を望んでいるのか、その希望に事
業としてどのようにすれば役に立つことができるのかを、自分自身で把握してほ
しいと思う。これが、現地・現物・現実を踏まえるという“現場主義”なのだと
思う。

 ただし“儲けどころ”を探しにいくという次元ではだめである。わが社のビジ
ネスの中に現地の復旧・復興に役立てる事業モデルや新商品を作り上げていくと
いうことなのだ。
                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『地元金融機関との新規取引の開始』
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 メガバンクの中小企業に対する融資姿勢について、最近問い合わせが多くなっ
た。将来の融資姿勢について、不安を感じていることからの問合せだ。ある中小
企業は最近2期連続赤字で、融資を申し込んでもメインであるメガバンクに色々
条件を付けられ、スムーズに融資を受けられないとのこと。メインはメガバンク、
サブは信用金庫だ。

 最近のメガバンクの融資姿勢は二極化を呈している。正常先であり、優良な中
小企業に対しては、資金が必要なくても積極的にプロパー融資・無担保での融資
を提案する。設備投資、場合によっては、М&A案件などについても持ち込むこ
ともある。中小企業側は資金繰りに困ることなく融資を調達出来ることとなる。

 一方、今回相談のあった中小企業のように、業績が悪化してきている先に対し
ては、前社とは全く違う対応をする。融資を申し込んだとしても「当行は、信用
保証協会付が条件となります」或いは「貸出の返済条件を変更して、返済額を軽
くすることは出来ます。私どもが今ご協力できることはこの程度です」と言われ
てしまう。プロパー融資をやんわりと断られることとなっている。企業を育成す
るという思いなどは全くない。返済猶予にしても、結果として追加融資をしない
という意思表示だ。

 金融円滑化法が平成24年3月末まで延長が認められたことにより、隠れ不良債
権は約5兆円と言われている。これは特にメガバンクに集中されている。今後、
今まで以上に融資方針の二極化が予想される。中小企業としては、当然ながら業
績回復に努めることが必要だ。しかし、それがすぐメガバンクに認められる結果
とはならない。メガバンク1行のみが主力行になっている中小企業の経営者に必
要なことは、融資取引を見直すことだ。

 メガバンク1行取引では先行き不安、企業存続に危機感を感じることとなる。
特に、業況が悪化してきている場合は、一刻も早く地元金融機関との新規取引を
開始することが必要だ。このときには、何故取引をお願いするのか、取引銀行を
増やすのか、事実をしっかりと説明すること。へたな隠し立てをすることは、新
規取引開始が遅れて将来の取引に禍根を残すこととなる。

       【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃管理栄養士の一口講座     『大震災!』
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 平成23年3月11日に東日本を中心として発生した地震により被害に遭われた
    皆様には、謹んでお見舞い申しあげますと共に一日も早い復旧を
           心よりお祈り申しあげます。

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 被災地では今もなお、ライフラインが復旧していないところが多い。
私達はあらためて衣食住の重さを知ったのではないだろうか。衣、住はかろうじ
て何とか凌げるが、食だけは生命維持にかかわることだ。飽食の時代と呼ばれ食
べ物が有り余る中で生活をしていたこの時代に大震災が起きた。

 避難所ではおにぎりやパンなどが配給されてはいるが、温かいものや栄養バラ
ンスといったところまでは程遠い状態だ。ここにきて、食の重要性を色々な意味
で考えなくてはいけなくなった。食べられることのありがたさ、食材への感謝の
気持ち…等々。 一食、一食を大事にしていこうと心に誓った。

 NHKのある番組の中で、タレント・エッセイストの清水國明さんがこう発言
していた。
 「震災の復旧や復興をどうするか論議することも大事だが、いまも避難所へ逃
げてきたり、孤立して苦しんでいる人がいる。この人たちに物資を届け、必要な
救援をすること、そして頑張れ、頑張れと言い続けるのではなく、充分頑張って
きたんだから、もう頑張らなくていいよ、支援するから支援されるのを甘受して」
と。本当にその通りだと思う。
  
 皆が口をそろえて「頑張れ」と応援するのは分かるが、言われる方にとっては、
我慢と努力をもっとやれ、もっと力を出せというプレッシャーにもなりかねない。
精一杯やっている人にとって、まだ不足だと言われるのはつらいことである。

 娘の通っている幼稚園では被災地に通園バッグを送ることや募金で力になろう
としている。みんな仲間だ。今こそ協力しあって被災地を支援しよう!

    【未来事業 管理栄養士 吉岡 美保】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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