e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2011.2.09 Wed. Vol.525
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆今月(2月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム
  『景気は最悪!これ以上は悪くならない』『未来事業の提案は100日戦争』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
  『海のミルク、牡蠣が旬!』『牡蠣に含まれる豊富な栄養素の働きと効果』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm
◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】         建国記念日              
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】 リスケと延滞とは全く違う
03:【コンサルの視点】          一つになることは大事なこと!    
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃経営発展のヒント      『建国記念日』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 明後日2月11日は建国記念日であることは、どなたもご存知のことだろう。
ところがこれは間違いで、正式には“建国記念の日”という。しかしこの“の”
に何か違和感を抱く。

 もともと、2月11日は紀元節といって、その昔“日本書紀”の中で神武天皇が
即位した日に由来している。神武天皇が日向を発ち、大和を征服して即位するま
での日本神話である神武東征の物語が、征略国家として支那事変、大東亜戦争に
おいて利用されたということを当時(1950〜60年代)の日本社会党が強く反対し、
衆議院では可決されたが、参議院で審議未了廃案となった。

 その後9回に亘って提出・廃案を繰返すも成立には至らなかった。結局名称に
“の”を挿入し「建国記念の日」として“建国されたという事象そのものを記念
する日”であるとも解釈できるようにしてやっと1966年に成立したという、いわ
ば妥協の産物ともいえる名称である。

 今の時代、この祝日に反対を唱える人はほとんどいなくなったが、何と愚かな
ことを議論していたのであろうか。

 私の学生時代は第一次安保改定の真只中であった。例の樺美智子さんの事件も
あり日本中のほとんどが“安保反対”の声で渦巻いていた。そんな中で、私は数
少ない“安保賛成”であり、学友たちと大口論を繰返していたことを覚えている。
そんな私を友人たちは右翼と呼び、私は“自分こそ中道だ”と主張した。

 わが国の“将来のことを冷静に考えれば”間違いなく日米安保は日本に平和と
繁栄をもたらすということは明快なことだと思ったからだ。それから50年経った
現在、もしあの時安保条約が破棄になっていたらと思うとゾッとするし、今とな
ってはほんの限られた一部の人しか反対を唱えない当たり前のことだろう。

 経営は将来に対して行うものだ。つまり、絶えず先を冷静に見つめて決定し行
動しなければならないことは、申し上げるまでもない。単なる思い付きや周りの
情報や感情だけで方針を決めることは慎まなければならない。

 というようなことを“建国記念の日”を迎えるにあたって、思いを巡らせた
次第である。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『リスケと延滞とは全く違う』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 リスケと延滞を勘違いしている経営者から相談があった。最近の業況について
説明を受けたが、銀行返済を延滞中とのこと。銀行とリスケの交渉をしているの
か、を確認すると、延滞解消のために入金催促があるが、入金は全くしていない
とのことだ。この経営者には銀行に対して延滞しているという負い目は全くなく
現在はリスケをどの銀行も認めているのだから問題なしと判断しているようだ。

 経営者に、リスケと延滞との意味合いが全く違うことを説明。最大の違いは、
銀行の承諾を得ているか否かだ。リスケも延滞も銀行へ返済出来ないことから発
生する。

・リスケは、返済条件の組みなおしを銀行との話し合いで行うもので、銀行との
 同意が得られると返済条件変更契約書が交わされることとなる。

・延滞は、企業側が勝手に行う行為。企業は銀行の要請に従わず、延滞を続ける
 と概ね3ヶ月ぐらい経過した後法的手続きに入ってくる。内容証明の送付や預金
 口座差し押さえ準備予告などだ。

 延滞が予想されるならば、事前に銀行に相談することが必要だ。「今月の返済
は資金繰り上難しい。今後の事業計画を立案しているので、後日、相談にお伺い
したい」このように、銀行に対して誠意を示しておくことが必要だ。延滞後、銀
行に説明に行ったり、銀行からの問い合わせがあったあと説明に行くより、事前
に銀行に説明しておく方が、銀行の印象は全く違う。銀行からみても、急に延滞
されてしまうと、慌てるばかりか誠意のない企業としての印象を持ち、今後の融
資姿勢は厳しいものとなる。

 中小企業経営者は、銀行を訪問し自社の企業内容を説明してリスケをお願いす
るなどという行為は苦手だ。しかし、銀行訪問を渋っていても何も進まない。業
況が悪化した企業にとって、リスケは企業再生の有効手段だ。リスケを行えば、
資金繰りに余裕ができ、経営者にも余裕が出てくる。この余裕を、業績向上に特
化することとなる。銀行に対して苦手意識を持ってはいるが、お願いすることは
お願いし、企業存続のために、今何をすべきかを考え行動することが経営者には
必要なことなのだ
      【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃コンサルの視点    『一つになることは大事なことだ!』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 優勝カップを高く掲げる選手たちの笑顔は輝いていた。サッカー日本代表がア
ジアの頂点に立ったのだ。暗い話題が多い中、久しぶりに胸がすくニュースだ。

 今回オールジャパンの試合をすべてテレビ観戦することが出来た。
予想通り日本のパス交換と豪州の高さの対決となった決勝は、時差の関係から深
夜・未明だったにもかかわらず33%の高い視聴率を記録した。

 画面を通じて伝わってきたのは、監督と選手の信頼関係が結束を生みチームが
一体となっていることだった。特に印象に残ったのは優勝決定戦での「長友選手
からの正確なクロスから、李選手が鮮やかな左足ボレーで値千金の決勝弾」を決
めた瞬間だ。

 この優勝は経済効果も大きいものとなった。
広告効果はCMを流したら一秒で50万円に相当するという。スタジアム内にはス
ポンサー12社中7社は日本の企業が独占していた。日本での高視聴率やアジア諸
国の人たちの目に留まったその効果は計りしれないものがある。

 帰国したザッケローニ監督は優勝カップを前に「すべての選手、スタッフが一
つになった結果」が優勝に結びついたと話した。企業にとっても、全社員の気持
ちのベクトルを一つにすることが大事なことだ。このための大きな手段が経営改
革戦略計画発表会だ。

 今年に入って、私の担当している企業先で発表会があった。
取引金融機関、税理士にも参加してもらい、たいへん意義深い発表会となった。
社長方針のあと、社員が代表して経営理念、経営ビジョンの唱和を行い「お客様
の付加価値創造に貢献します!」と心をこめて先導した。

 第二部の懇親会では、社員たちが社長の方針を聴いて「よし!社長の言うとお
りに俺たちもがんばろう」と何人かが壇上に出て社長と誓い合い、最後に社長の
胴上げを行い閉会となった。

 社長に感想を聞いてみると「みんなに胴上げしてもらったのは大変感激し、社
員と一体感が生まれてきました。これを機会に会社を新たに生まれ変わるように
していきます」と力強い言葉が返ってきた。

 今回のサッカーで一つになるということがいかに重要であるか、ということを
再認識した。沈滞するさまざまな業界が見習うモデルケースになることを期待し
たい。
            【未来事業 シニアコンサルタント 石黒 和男】

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

  ◆――◆吉岡 憲章プロデューサー 会心の新刊 発売中◆――◆

★書籍名★ 「“会社が赤字?!”とわかったとき読む本」

★出版社★  PHP研究所

ぜひ、下記URLよりご購入下さい。
↓    ↓    ↓
http://books.miraihonpo.com

◆――――◆ 『トロール船式会社発展法 小冊子』無料進呈! ◆――――◆

  吉岡憲章の『経営者』として、また『コンサルタント』としての、
   生きた経験が詰まった『トロール船式会社発展法』小冊子。
  メルマガ読者の方にプレゼントいたします。

  申込み方法は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

  ※ご希望の方は、「件名」に 「小冊子 希望」 と明記し
  1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
  をご連絡ください。
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
 

Copyright (c) 2003-2010  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket