e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.12.22  Wed. Vol.520
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◆今月(12月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム   
  『今年締めの師走は超多忙』『勝ち残るため来年以降の行動を明確に!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『年末年始の食生活はビタミン不足に要注意!』『お正月のお屠蘇で健康祈願』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】         成長のために           
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】 会社再建のために必要なこと
 03:【コンサルの視点】    日本酒とのつきあいーサービス業の真髄とは              
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┃01┃経営発展のヒント       『成長のために』
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 今年も残すところあと僅かとなり、皆様にはさぞ慌しい毎日を送られているこ
とだろうと思う。ぜひ、今年の計画を完遂されるよう最後の追い込みに全力を傾
注していただきたい。

 さて、今年の特徴を現す漢字は“暑”ということだ。確かに猛暑・酷暑だった
な、と記憶が蘇る。それ以外は政治も景気も低迷を続けた1年間だったような気
がする。まもなく来る2011年こそ暗くよどんだこの雰囲気を一掃して、わが国も
企業も“成長”の年としたいものだ。

 経営者のもっとも大事な仕事は会社を“生かし続ける”こと。さらに“成長し
続ける”ことに尽きる、と言っても過言ではないだろう。

 人の寿命は約80年と世界でもトップレベルにある。これに比べて企業の寿命は
は何と15年程度しかない。つまり、起業してから15年間の間に半数くらいの会社
が姿を消すということだ。経営者の“思い”から考えても何と短い命なのだろう
か。

 それでは、どうやってわが社の寿命を延ばし、生き続けることができるのだろ
うか。その答えは“成長し続ける”ことだ。成長が止まれば、その時点で世の中
から置いていかれ、衰退へと進むことになる。

 会社の成長とは、従来の事業、商品、顧客に新しい事業、商品、顧客を加える
ことだ。どんなに安定した企業でも今の商品だけで成長できるわけはないし、今
の顧客だけの付き合いに留まっていたらやがてジリ貧となる。

 しかも、現在の商品や顧客でまだ収益が十分取れているうちに、新しい商品や
お得意先を創造していかなければならない。さらにそれらは従来の事業や商品よ
り利益的に凌ぐものでなければ、成長につながらない。

 商品が売れなくなったり、主要顧客の経営が厳しくなったり、ライバル会社に
参入されたりした時に、初めて事の重大さに気がつくというものだ。あわてて新
しい事業や商品、顧客を開発・開拓したところで、浮き足だった状態では成功す
るメドも立たない。

 ぜひ、来年こそわが社を成長させるための、新しい挑戦をしていただきたいと
思う。
                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『会社再建のために必要なこと』
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 中小企業金融円滑法が施行されて早1年経った。業績が厳しく資金繰りの苦し
い企業は、この恩恵を被りたいために、取引銀行の指導により事業計画を作成。
返済猶予を認められたはずだ。猶予を認められたのち、中小企業に求められるこ
とは計画通りの経営がなされているかの確認だ。売上、利益などの進捗の確認と
なる。

 進捗の確認に必要なものは試算表だ。返済猶予が認められたことで、安心して
はいけない。多くの中小企業にとって試算表は、馴染みのないものだ。試算表の
存在を知らない経営者は、税理士から提供される決算書のみで売上・利益を知る
こととなる。またその活用の方法を知らない経営者は、3ヶ月遅れで税理士から
送られてくる試算表を机の中に閉まっておくこととなる。

 試算表については、前月分を翌月10日までに作成することが必要だ。融資を受
けている企業は必ず試算表を作成していると、取引銀行は思い込んでいる。多く
の中小企業の現状を知らない銀行員は試算表がない企業などないはずだと信じ込
んでいる。しかし実態はまるで違っているのだ。

 中小企業経営者の頭の中は、資金繰りのみ。明日の手形決済はどうしよう、給
料の支払はどうしよう。資金が足りなかったらどうしよう、この繰り返しだ。し
かし、このようなことを繰り返していても何も変わらない。元金返済猶予を認め
られた中小企業は、資金繰りは楽になる。しかし営業キャッシュフローがプラス
にならないと企業の再建は出来ない。

中小企業が再建するために必要なものが事業計画であり試算表なのだ。

毎月計画通り進捗しているか否かの確認のために必要な資料が試算表。計画通
りの進捗がなされていない場合は、原因を調べて対策を練る、この繰り返しが、
再建のために必要となってきている。そのためにも、試算表を一日でも早く作成
し活用することが、最も必要なことなのだ。

      【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点   『日本酒とのつきあいーサービス業の真髄とは』
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 「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」 (若山牧水)
秋が過ぎ師走となり、これから正月にかけてお酒を飲む機会が一年でもっとも多
い時期となる。

 日本人と酒の関わりは3世紀の魏志倭人伝に遡る。「人性酒を嗜む。」(人は
酒好きである。)とある。ただし、若山牧水の歌に反し、酒は古くはひとりで飲
むものではなく、集団の儀礼の中で飲むものであったようだ。集団の儀礼とは神
と人との交流の場であり、そこで用いられる酒は神からもたらされるものとされ
ていた。つまり神社の祭礼などが酒を飲む機会で、現代人のように年中、時や所
をかまわず酒を飲むようなことはなかったと言われる。

 私が三十才代の営業管理職の時代、上司から「一人で酒を飲んだり、飯を食っ
ているような奴は、営業管理職としては失格だ。」と何度か訓えられた。要する
に人との付き合いを避けて一人でいては営業の役には立たない。飯を食うとか、
酒を飲むとかは営業の最大のチャンスだし、部下をマネージメントする絶好の機
会なのに、そのチャンスを無駄に過ごすようでは営業実績など上がるはずがない
ということを教えていたのだと思う。

 しかしコンサルの世界に入ってすっかりそのようなプレッシャーから解放され
最近は地方へ出張した折など、一人で行きつけの居酒屋に行くのが楽しみになっ
てしまった。そうなると冒頭の若山牧水の境地が良く分かる。その土地の肴で美
味しい地酒を、というのが堪らない楽しみとなり、営業時代とは違って本当の日
酒の旨さが分かるようになった気がする。

 最近、感激したのは四国のある地方に出張した時、馴染みとなったちょっと高
級な居酒屋の亭主が、私が席に着くと同時に冷蔵庫にあった酒を前掛けに包んで
抱えて温めている。「どうしたの?」と聞くと、「この酒は常温よりちょっと冷
やした温度が旨い。その温度にしようと思っている。」とのこと。彼自身が全国
の酒蔵を歩いて自分好みの酒を買っているとのことで、季節や料理に合った酒を
いつも出してくれるのだが、この時はサービス業の真髄を見た気がして、心の底
から参ってしまった。

 年末なので、「私が選ぶ本年の銘酒ベスト3」風に、実際に味わった日本酒ベ
スト3を独断で挙げさせていただく。( )内は飲んだ場所を示している。

「満歳楽」(加賀温泉郷山代温泉にて)
「南部美人」(盛岡市内にて)
「山廃純米菊姫菊姫」(自宅にて)    

               【未来事業 シニアコンサルタント 山田 喬】

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