e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.12.08  Wed. Vol.518
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◆今月(12月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム   
  『今年締めの師走は超多忙』『勝ち残るため来年以降の行動を明確に!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『年末年始の食生活はビタミン不足に要注意!』『お正月のお屠蘇で健康祈願』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】         見切りをつける       
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】 12月、銀行の自己査定とは?  
03:【管理栄養士の一口講座】       経営者のための食生活講座 32  
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┃01┃経営発展のヒント       『見切りをつける』
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 ビジネスの話と少し離れて恐縮だが、69年前の本日、昭和16年12月8日未明に
わが国は太平洋戦争を始めた。
 敵国アメリカとわが国の国力には大きな隔たりがあった。そこで、この戦いの
戦略としては、先手必勝、奇襲によって米国の出鼻を挫き、その間に南方を制圧
する。そして、わが国が有利なうちに停戦交渉に入り講和に持ち込む。これが筋
書きだったと聞く。

 ところが、ミッドウェイ戦を境にしてみるみるうちに戦況は逆転し、わが国は
追い詰められる一方となってしまった。その後、沖縄地上戦、東京大空襲、ソ連
参戦、広島原爆そして長崎原爆と壊滅状態となり無条件降伏をせざるを得なくな
った。

 その間に300万人を超すと言われる多くの犠牲者を出し、国は焦土と化した。
当時の意思決定者たちは、一刻も早く停戦しなければと思う側とまだまだ頑張れ
というグループがあったろうが“止めるに止められない”というところが本音だ
ったろうと思う。当事者たちは“あの時止めていれば”と後悔に苛まれたろうが
すべて後の祭りだ。

 事業においてもまったく同様のことがいえる。会社の創業や新事業を開始する
こと自体は比較的容易にできる。ところが、いざ始めてみると思ったように行か
ない。思惑が外れたということだ。

 すぐにその事業を止めたいと思っても、今止めてしまっては、それまでに注ぎ
込んだ労力や資金や自分の思いなどが一切戻ってこない。ムダにすることはでき
ない、と思ってさらに突っ込んでいくことになる。

 このような戻ってこないコストを“サンクコスト”(sunk cost)埋
没コストという。つまり、事業に投下した資金のうち、事業の撤退・縮小を行っ
たとしても回収できない費用のことだ。
 このサンクコストは回収できない費用なので、投下額が大きいほど元を取り戻
そうとする心理が働き、なかなか中止ができない傾向がある。
 
 先行きその事業でどれほどの利益確保ができるかを絶えず考え思い切って“見
切り”をつけることによって、これ以上の負債の増加を防ぐことができる。さら
に、見切りをつけることによって、より利益を創出できる事業に注力することが
サンクコストを回収するための次善の策となるだろう。

 経営者にとって事業に対する“情熱”とこれに相反する“見切り”を絶えず持
つことが欠かせないことだと思う。
 経営は“サンクコスト”との戦いといってもよいかもしれない。私自身も何度
も失敗し、都度深く反省しているのが現実なのだ。

                【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『12月、銀行の自己査定とは?』
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 銀行から融資を受けている企業は、自己査定を受けることになっている。この
作業は1年に2度あり、多くは12月が自己査定時期だ。自己の査定によって企業を

「正常先」 「要注意先」 「破綻懸念先」 「実質破綻懸念先」 「破綻先」

の5ランクに分ける。要注意先の中でもより厳しい方の企業を「要管理先」という。
「破綻懸念先」「実質破綻懸念先」「破綻先」についての融資は、銀行から厳し
い対応を迫られることとなる。継続的に円滑な融資を受けるには、自己の査定に
対して気を付けることが必要だ。

 それは「破綻懸念先」にならないこと、営業利益あるいは経常利益が赤字にな
らないことが必要となる。自己査定のポイントは到ってシンプルだ。

1.利益を出しているか(業況面)
2.実質債務超過になっていないか(財務内容)
3.有利子負債は何年で解消出来るか(返済能力)
また、これに加えて、改善計画書が作成されているかということとなっている。

 中小企業経営者と話していたら、銀行から次のようなことを言われたとのこと
だ。ここ数年、赤字・有利子負債も増加基調の中にもかかわらず、
「今月の手形貸付で期日がくるものについては、一括返済をして欲しい」
「貸出金利を1%上げて欲しい。上げてくれなければ一括返済をして欲しい」と。

 しかし、この手形貸付は2年以上にわたり書替してきたもので、今回も継続で予
定していたのに、急に言われても困ってしまう。中小企業の多くは、銀行の支援
で成り立っている。銀行の協力なくしては、生きていけないのだ。銀行からこの
ような見放された言葉をかけられると、経営者は夜も眠れなくなってしまう。本
来経営者自ら営業活動をしなくてはならないのに、資金繰りのことばかり考えて
営業活動が疎かになってしまう。社員の給料や家賃、明日の支払いをどうしよう
か?ということを考えてしまうこととなる。

 企業の経営実態を一番把握しているのが銀行。この企業が、手形貸付金を一括
返済出来ないことは判っているはずだ。それなのにあえて厳しい対応をするとい
うことは、銀行には何か思いがあるはずだ。多分、今回の場合今後はそう簡単に
融資は出来ませんということの発信だ。悪いことに、銀行から業況説明に来て、
試算表を提出するように、と再三言われているのになしのつぶて状態なのだ。
これでは銀行の対応は十分に理解出来る。

 業績が悪くなればなるほど、銀行へ経営者自ら定期的に訪問することが必要だ。
利益を出すことが一番だが、銀行とのコミュニケーションを図ることも必要不可
欠なことであることを、忘れてはならない。

      【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃管理栄養士の一口講座    『経営者のための食生活講座 32』
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***みかんは万能薬***

 「コタツでみかん」が似合う季節。簡単に皮をむける温州みかんは、一人当たり
の果物消費量が日本一である。高度経済成長の姿を追うように、昭和40年代には
消費量が急速に伸び、昭和50年の3.587トンでピークをむかえた。
それ以後、消費量は年々減少しているが、それでも日本人が大好きな冬の定番の
果物である。
 
<みかんで予防効果が期待される病気>

静岡県のみかん産地の消費者6,045人にアンケート調査を実施し、みかん摂取量
と生活習慣病の相関関係を調査した結果、みかんを多く食べる人ほど高血圧や
糖尿病、心臓病、痛風になりにくいことが分かった。また、どの病気について
も罹病率が低かったグループは、1日4個以上のみかんを食べていることも明ら
かになった。

<みかんに含まれる主な栄養素と期待できる健康効果>
【風邪予防】ビタミンA・C 【美肌作用】ビタミンC、クエン酸、ペクチン
【整腸作用】ペクチン、セルロース【脳卒中予防】ヘスペリジン
【高血圧予防】カリウム

とはいえ、いくら体によいからといって、食べ過ぎるのは考えもの。摂り過ぎれ
ば肌が黄色味を帯びてくる柑皮症になることもある。カロテンが肌を黄色く着色
するためで、特に害はない。けれどみかんに含まれる糖分の摂り過ぎになること
ことがあり、気をつけたい。

<みかんの皮の活用法>

みかんの皮を干したものは陳皮と呼ばれる漢方薬。お風呂に入れると体を温め、
肌をすべすべにしてくれる。みかんの皮3〜5個を天日に干してよく乾かし、刻
んで袋に入れたものを浴槽に入れてお湯を沸かせば出来上がり。是非お試しを!

                  【未来事業 管理栄養士 吉岡 美保】

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