e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.12.01  Wed. Vol.517
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◆今月(12月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム   
  『今年締めの師走は超多忙』『勝ち残るため来年以降の行動を明確に!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『年末年始の食生活はビタミン不足に要注意!』『お正月のお屠蘇で健康祈願』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】         年賀状          
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】 メインが狙う保証協会付融資   
03:【コンサルの視点】          完璧を求めるな、60点でよい!   
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┃01┃経営発展のヒント       『年賀状』
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 時の経つのは早いもので今日から師走に入った。経営者にとってもビジネスマ
ンにとっても、これから1ヶ月間はただでも忙しいし、それこそ猫の手も借りた
くなるような毎日を過ごすことになるだろう。

 昨年の今頃どのような世の中だったかと振り返ってみると、政治の世界では9
月に民主党への政権交代が実現し“事業仕分け”がデビュー。新鮮な政治手法と
して注目を浴びるなど、沖縄辺野古問題が発生する寸前のいわゆる政治的ハネム
ーン期間だった。
 経済においては、政府から“デフレ宣言”が出され、この先の景気の厳しさを
痛感したことを覚えている。
 
 あれから一年経過して、民主党への期待は外交や金の問題、国家経営に対する
ビジョンの無さなどから幻滅へと変わった。また、超円高・株安現象の企業に与
える影響は厳しいものがあり、不況感はますます深まっている。

 このような中で、本年締めの師走に入ったわけだ。あと1ヶ月でやることは2つ。
まず足元の今月の行動をムダなく効率的にし、成果を少しでもあげることだ。
もうひとつは超多忙な中で来年以降の布石を打つことだ。

 将来への布石といっても別に難しいことをするわけではない。経営者にとって
大事なことは“わが社の成長”だ。そのためにはお客様に愛されることに尽きる。

 お客様から気にかけていただく。そのためには大掛かりな宣伝や販売促進を行
っても、効果は投入資金ほどなかなか得られないものだ。(特に中小企業の場合)

 そこで、お金のかからない提案をしたい。丁度、当月は年賀状を書く季節。虚
礼廃止などと言ってないで、日ごろお世話をいただいている方や来年はさらにお
近づきしたい人などに心を込めた年賀状を差し上げることだ。

 もちろん、印刷した文面だけの味気ないものだと逆効果となる。心を込めた一
筆を添えることで、思わぬほどの人脈の構築が可能になるというものだ。これが、
わが社の将来の成長につながることは言うまでもない。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『メインが狙う保証協会付融資』
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 12月は各銀行の融資増強月間だ。賞与資金を保証協会付でとの切り口で、新規
融資先開拓を行うことが多くなってきている。その意味からも、融資額の増強、
保証協会融資残高の増強、新規法人先獲得など非常に大事な時期となっている。

 中小企業経営者から相談があった。まだ取引をしていない銀行から融資につい
て提案があったのこと。この銀行は取引を狙って数ヶ月前から頻繁に来ていたと
のことだ。この銀行の提案は保証協会による賞与資金の融資だ。

 経営者から担当者に「保証協会融資を受けても良いけど、保証料が高いために
実質的に貸出金利が高くなる。だから協会付融資は使いたくない」と申し出た。
それに対して、担当者からは保証料相当分については貸出金利を下げるから、と
返答があったとのことだ。

 銀行が保証協会を使うメリットは、銀行のリスク軽減とリスクウエイトの軽減。
具体的には、保証協会の80%保証と自己資本比率算出時のリスクウエイトが10%
となることだ。銀行にとって、どうしても獲得しておきたい融資売込商品となっ
ている。このような商品を新規銀行で行うことは、既存融資銀行、特にメインバ
ンクにとってはおもしろくないはずだ。

 保証協会付融資は、メインバンクに依頼することが必要となる。メインバンク
は、融資残高はトップで、一般的には保全も弱い。そのため、保証協会付融資を
積極的に行いたいのだ。銀行によっては、保証協会付融資を他行にとられるよう
な事態に陥れば、今後の融資は新規銀行から受けるように、と厳しい対応をされ
てしまうだろう。

 中小企業経営者から見れば、業績の先行きはまだまだ不安で融資窓口は増やし
ておきたい。そのためには、新規融資銀行の増行を検討することも理解出来る。

 しかし銀行の思いとのギャップが生じてきてしまっている。このような悩みを
持ったら担当者に相談してみること。担当者なりの銀行のスタンスをアドバイス
してくれる。このときに、メインの支援体制を聞いてみることも必要だ。

  中小企業にとってまだまだ銀行支援は不可欠。特に、メインバンク
    なくして将来はありえない、との意識を持って対応・行動することだ。

      【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点    『完璧を求めるな、60点でよいすぐやれ!』
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 今年もあと1ヶ月となった。
この12月は1年間の中でも、最も忙しい月だ。
今年中に目標としていた仕事をキッチリやり切るためには、仕事の原点である
「プラン ドウ チェック アクション」の輪をまわしていくことが必要だ。

 まず、大事なことは綿密な計画を立てて、それを実施し、終了後には結果を確
認することだ。失敗する場合のケースは「計画のずさんさ」にある。そのために
は、しっかりと調査をすることが大事なことだ。思いつきと勢いでスタートして
しまうことがないように心がけ、年内に計画していた仕事を完遂させようではな
いか。

 今年を振り返るにはまだ早いが、今の世の中は閉塞感にとらわれている。
かつての高度成長期のときは、誰でも一所懸命に努力すれば仕事も商売もうまく
いったものだ。しかし、いまは何をやっても過当競争で、物があふれて何を売る
のもむずかしい時代になっている。そして、国の財政は大赤字、若い人の老後は
どうなるかわからない。すでに入っている高齢化社会をどうするか、この回答す
ら出ていないのが現状だ。

 このような時代には、発想方法をガラリと変えてみることが必要だ。市場の状
況は毎日変わり、その市場の変化に対応することが、企業にとって最も大事なこ
とではなかろうか。市場競争はスピードレースに突入している。

   ビジネスは「スピード×出来栄え」で決まるといっても過言ではない。

 私が現場にいたころ、しのぎを削った「ビデオ戦争」があった。
ソニーの「ベータマックス」60分に対してビクターの「VHS」は録画時間120分と
長いうえに、最も小型軽量の13.5kg(当時の第一号機)ということで、ホーム
ビデオを一躍、花形商品として世に送りだすことができたのだ。

 当時を振り返ってみると、市場の要望にこたえるため走りながら次々に出てく
る問題点を解決していったものだ。明日まで時間をかけて情報を集め、関係者と
協議していたのでは手遅れになる。今日決めることはすぐに決めて進めていった。

 さらに、意思決定にはスピードが欠かせない。スピーディーな意思決定を部下
にも求め自分も実践する。すると60点の出来でも、いずれ90点、100点になって
くる。このようにして新しい問題が出たら意思決定して進めることがポイントだ。

 すべての条件が整うタイミングは、いつまでたってもこないものだ。
完璧を求めないで「60点でよい、すぐやれ!」の精神で今年の仕事をやり切ろう
ではないか。  
            【未来事業 シニアコンサルタント 石黒 和男】

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