e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.09.08  Wed. Vol.505
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◆今月(9月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
『政治は国民の意識レベルそのもの』『中小企業は経営者によって決まる!』
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 □経営者のための健康情報
『焼き鳥はヘルシーで健康食』『ゆっくり味わってダイエイット、唐辛子も』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        社員を育てる          
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】2代目社長と経理担当者との隔絶  
03:【コンサルの視点】         気合にもいろいろある!         
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┃01┃経営発展のヒント      『社員を育てる』
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 「ウチの社員たちはどうもぼんくらばかりで役に立たない」とか「頭数ばかり
いるけれど、できる社員がいない」と嘆く社長をよく見かける。そして「しょう
がないから外部から優秀な人材を採用しよう」ということになる。
 
 そこで、外部から人材を求めて採用してみるが、社長のお眼鏡に適うほどの逸
材はまず現れてこない。私は「これから募集するような、いわば固有名詞のない
人を当てにしてはいけない。現在会社にいる人材を育てることの方がずっと効果
的だ」といつも申し上げる。

 このように、経営者は安易に社外から人材を求める傾向がある。外から優秀な
人材を入れることによって、人材の不足分をカバーしたいと思うからだ。という
ことは裏を返すと、今いる社員たちを育てることにウェイトを置いていないとい
うことか。

 社員を育てる基本は次の二つ。
まず、それぞれのひとつ上のランクの仕事をさせること。いつも同じようなレベ
ルの仕事をしているのではレベルが上がるはずもない。毎日がマンネリの連続と
なりモラルも下がる。

 次に部でもチームでもよいが、人数をどんどん減らすことだ。減らすことによ
ってそれぞれがやらねばならぬことは逆に増える。いやおうなく成長せざるをえ
なくなる。これらについてくることができる社員こそ会社のために欠かすことが
できない人財だ。

 オムロンの立石一真社長がこんなことを言われている。
「少数精鋭主義とは精鋭を少数集めることではなく、組織の中を少数にすると誰
もが自主的に反応し行動して、自ずと精鋭に育つということである」
 まさに言い得て妙ではないか。
                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『2代目社長と経理担当者との隔絶』
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 2代目経営者から相談があった。経理担当者が、経営者をないがしろにする。
銀行との交渉においても、全く無視をされてしまうとのことだ。
この経理担当者は、若社長は銀行交渉においては全くの素人であるから私に任せ
て欲しい、必要なことがあれば相談、報告すると言っているとのこと。

 この2代目経営者は先代社長から経営を引き継ぎ2年。先代のもとでは営業を中
心に行っており、経理関係、銀行関係などはベテラン経理マンに任せっきり状態
だ。経営的には銀行支援がなければ、資金が回っていかない状況。
社長と経理担当者の意思疎通が出来ていない企業は銀行取引においては、印象が
悪くマイナスとなってしまう。

 今回相談に来たきっかけは、経営者と経理担当者の意思の疎通のなさ。経営者
と銀行担当者の間では合意していたにも関わらず、経理担当者が自分の判断でこ
の話を反故にしてしまったとのことだ。

 担当者からみれば経営者が最終決定権者であるから、経営者が承諾すれば全て
進むはずと思っていた。当初、この企業から9月5日に融資実行の依頼を受けてい
た。しかし銀行は8月末の実行を要請。月末に融資残高が欲しいがための依頼だ。

 経営者は、今後も融資を銀行にお願いしなければならないし、借入金利息も余
分にかかるが、5日間だから銀行に協力しても良いと判断した。
 経理担当者は、借入金利息が5日と言え余分にかかる。銀行から経費削減を行う
ように言われているのに納得いかないので断ったとのことだ。

 理由はともかくとして銀行からみればこの企業に対しての不安・不信となって
しまう。経営者と経理担当者との連携の悪さ、経理担当者を御することができな
い経営者の弱さと、写ってしまうはずだ。
 
 これらのことは、企業の印象を左右することであり、きちんとした対応をしな
ければならない。
 銀行支援を継続的に円滑に受けるための、経営者と経理担当者との連携は不可
欠なものであり解決策を模索しなければならない。

      【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点     『気合にもいろいろある!』
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 民主党代表選がこの9月1日に告示され14日の投票に向けて論戦がまっさかりだ。
日本の首相を事実上決める与党第1党の党首選びが、これほど混沌とした雰囲気
で始まった例はないのではないか。

 テレビ観戦をして感じたことは、菅氏は消費税を含む税制改革について語っ
ているが、肝心の抜本的な内容には踏み込んでいないことだ。

 一方、小沢氏は予算の前面組み替えによる財源捻出を示しているが、抽象論に
とどまっている。いずれも具体性にかけている点が共通していることだ。もっと
分かりやすい政策論争を深めてほしい。

 もう一つ気になることがある。それは8月19日の軽井沢での鳩山グループの研
修会のことだ。懇親会には小沢氏もかけつけ、国会議員の1人が「気合だ!気合
だ!」と叫んでいるその姿は世間にはどう映っただろうか。この光景を観て私は
強烈な違和感を持った。

 庶民の生活はいま大変厳しい状況が続いている。そして追い打ちをかけるよう
なこの猛暑の中で過ごしている我々にとって、軽井沢で背広姿のまま、いくら気
合だ!がんばろう!と叫んでみても、民主党がスローガンに掲げている「クリー
ンでオープンな民主党」にはほど遠く感じてしまうのは私ひとりではないだろう。

「気合」にもいろいろある。それは「やる気」「やらん気」「やれない気」の三
つだ。やる気は意識が高いレベルにあり、心の向きは前向きのプラス思考だ。こ
れに対して、やらん気、やれない気は、それぞれ気の逃避といえる。改革などに
は関わりたくないとして、最初から意識が逃げている。

 私が現場をまかされていたころは「気合」の入れ方は士気を高めるために、全
員でこぶしを突き上げながら「今日こそオレはやるぞ!やってみてから考えろ!」
と自分に気合を入れるためにやってきたものだ。このやるぞコールを毎朝続ける
ことが、現場の士気を高めていく近道だ。

 経営改革を進めていくためには理論や技術も必要であるが、それ以上に「気合」
は重要だ。やる気にもっていくには「できない理由よりできる方法を考えよ」を
どんな時にも念頭に置き習慣化するように心がけていくことが大切なことである。

            【未来事業 シニアコンサルタント 石黒 和男】

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