e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.09.01  Wed. Vol.504
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◆今月(9月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム
『政治は国民の意識レベルそのもの』『中小企業は経営者によって決まる!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『焼き鳥はヘルシーで健康食』『ゆっくり味わってダイエイット、唐辛子も』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        無作為           
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】税務署・年金機構への対応  
03:【コンサルの視点】         お盆の東北を行く    
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┃01┃経営発展のヒント      『無作為』
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 またまた、政治の世界が姦しい。9月の民主党代表選挙に向けて、菅首相に小
沢前幹事長が挑むという政治劇が演じられている。
 
 両主役に加えて脇役を演じているのが、不思議なことに自ら宇宙人と言って何
らはばからないポッポ前首相だ。沖縄基地問題などで大失策をし、引責辞任した
言いかえれば政治の世界では死んだのに両者の間を伝書鳩のようにまとわりつき
“支援する”だとか“大義”だとか言っている。やはり、この世のできごととは
思えない。

 挑戦者役の2代目闇将軍も“政治と金”の問題がいつも纏わりついている。豪
腕と言われるだけあって、こうと決めたことは実現させる力を持っている。やが
て日中安保条約が成立したり、郵便局がまた国営になったり、空から札束がばら
まかれたり・・・どこに突っ走るかわからない。

 一方、この6月4日に第94代61人目の総理に就任した菅氏だが、前任があまりに
もひどかったためもあってか、内閣支持率もある程度回復した。しかし、その後
は国会を開かないまま参院選挙に突入。前任の失政に加えて口をついて飛び出し
た“消費税”発言がわざわいして大惨敗。

 その後は、自信を無くしたのか、さまよえる霊のように判断力も決断力もみら
れない。いつの間にか民主政権の看板でもある政治主導や天下り中止は実質棚上
げされ、国家戦略室の局昇格も中止。さらに空前の円高、株安でも何をなすこと
もなく成り行きに任せる。

 “無作為”という言葉がある。辞書を引くと“自分の考えを入れないで偶然に
まかせてすること”とある。中国にGDP第2位の座を奪われても何の成長戦略
も立てず、特殊法人の整理も一向に進んでいない。まさに、無作為そのものの政
治の毎日が続く。このままではわが国の財政的、精神的破綻も遠くないかもしれ
ない。

 “人のフリみてわが身を正す”という言葉がある。経営者としてもわが社の
経営には決して“無作為”にならぬようがんばっていこうではないか。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『税務署・年金機構への対応』
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消費税・社会保険料を滞納している顧問先から相談があった。税務署や年金機構
から数回にわたって呼び出しがあったとのこと。しかし色々と理由をつけて呼び
出しに応じなかったところ、どうも銀行に調査が入った様子、書面調査のようだ。
連絡をしてきた銀行は、悪いことに融資を受けている銀行だ。税金や社会保険料
の納付は、経営者の義務であると理解していても、資金繰りが回らなくなってし
まうと、このようなことがおきてしまう。延滞利息がかかると判っていても、目
前の資金繰りが優先してしまうのだ。

税金や社会保険料を滞納してしまった場合、税務署や年金機構から督促状が届い
ているはずだ。そのまま無視していると、最終的には、財産に「差押え」をかけ
てくる。今回相談のあった企業において、一番の問題は、融資銀行に消費税・社
会保険料の滞納が判ってしまったことだ。このようなことは、銀行が最も嫌がる
事項の一つだ。

もしも滞納してしまったら、何よりもやらなければならないことは、税務署や年
金機構と交渉すること。これは避けては通れないことで、交渉を避ければ避ける
ほど窮地に追い込まれてしまう。資金繰りが厳しくなり、どうしても滞納しなけ
ればならないときには、事前に税務署や年金機構の担当者にその旨を連絡するこ
とが必要となる。当然何故納付出来ないのか?今後の納付計画はどうなるのか?
などと聞かれることとなるが、必要なことは、先方担当者にとにかく連絡をする
ことだ。連絡方法は電話でも良い。

納付出来ないので連絡をした、後日、訪問して支払方法を相談したいと伝えるこ
とが必要だ。滞納すること自体、行ってはいけないことだが、今出来る精一杯の
誠意を示すことだ。呼び出しを受けて無視を続ければ、悪意ある企業となり手続
きが粛々と進んでしまうこととなる。

これらの対応は融資銀行に対しても同様だ。滞納していること、その理由、いつ
解消されるのかを報告することが肝要だ。

税務署や年金機構に対しては、必ず訪問して現状の企業業績報告すること。
そして、滞納した金額が余りにも多額に及ぶ場合には
       分割支払を交渉することが必要だ。

実情をきちんと説明すれば、担当者は理解して支払について必ず協力してくれる
はずだ。滞納した場合は、誠意ある行動をとること。避ければ避けるほど、状況
が悪化していくことを忘れてはならない。

      【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点     『お盆の東北を行く』
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 お盆休みに、岩手県の花巻・遠野・盛岡を旅した。大宮で新幹線「はやて」に
乗り、3時間弱で新花巻駅に着く。駅周辺の徒歩でも行ける距離に、賢治に因ん
だ施設がある。東北地方と言っても日中は35度以上に気温が上がる中、「雪ニモ
夏ノ暑サニモマケズ」と呟きながら約20分で到着。

 「宮沢賢治記念館」は、遺品や遺稿が多数展示された客観的、学術的施設で、
私のように賢治作品との付き合いの薄いものにも賢治の生涯や功績が伝わってく
る施設だった。一方「宮沢賢治童話村」は、映像や音響、造形を使って宮沢賢治
の世界を現代の子どもたちにも分かりやすいようにとのコンセプトで造ったもの
と思われるが、私の目には決して成功しているとは思えない。すぐれた作品はそ
れぞれ個人のイメージの中で出来上る。他人のイメージを押しつけられることで
マイナスの結果にならないだろうか? 

 ちょっとげんなりした気持で、昼食をとるため「山猫軒」に入る。観光地のこ
ととて、期待はしていなかったが生の地ビール頼む。これがまことに旨かった。
昼食のメニューを見ると、真夏のこの時期にも拘らず、大好物の餅定食がある。
餅はつきたて、稲藁の芯が一本添えてある。これを結ぶようにして、柔らかい餅
を切る。これに小豆・胡麻・味噌の3種類の餡をつけて食べるようになっている。
すっかり幸せな気持ちになってしまった。

 新花巻駅に戻り、バスで小一時間の秘湯鉛温泉に向かう。鉛温泉には過去3回
泊っている。前回は昭和52年で30年以上前のこと。しかし昔の面影がかなり残っ
ていた。懐かしさの中で川沿いの露天風呂の縁に座り、夕日を眺めながら、少年
時代の思い出に耽っていると、突然太股に痛みを感じる。いつの間にか虻が数匹
身体に喰い付いている。慌てて部屋に逃げ帰った。

 「今年は猛暑で虻とカメムシが大量発生で困っている」との話を仲居さんから
聞くが後の祭り。気を取り直して「白猿の湯」に入る。「白猿の湯」は天然の岩
をくりぬいた湯舟の底からお湯が湧き出ており、湯舟の深さは125センチ、湯量
が豊富で立って入るようになっている。入っていること数分で心も身体も芯から
温まって、癒され、幸せな気分になる。

 この日はまさに「禍福は糾える縄の如し」といった一日だったが、多少の災難
や期待外れで苦い思いをしても、予想外のサプライズやおもてなしに遇えば、人
の気持ちはたちまち明るく幸せになる。この小さな「福」を売ることこそサービ
ス業や飲食業の本質ではなかろうか。

              【未来事業 シニアコンサルタント 山田 喬】


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