e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。


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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.08.04  Wed. Vol.501
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◆今月(8月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム
『大企業中心に景気上向き!』『中小はいつのことか?100日戦争の提案』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
『三食をしっかり!―主食と良質の蛋白質・VB群を』『猛暑を乗り切る工夫』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        思うままにならぬ              
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】勘定合って銭足らず・・・
03:【コンサルの視点】         ねじれはムダを呼ぶ!   
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┃01┃経営発展のヒント      『思うままにならぬ』
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 体温よりも暑い熱風の中に身を置いているだけでも体中から汗が噴出する今日
この頃、挨拶代わりに「懐の中もこのくらい暑いといいですね!」と申し上げる。
もちろん“暑い”と“厚い”を掛けたほんのシャレのつもり。

 一方、景気の方は一向に暑くならないなかで、受注も減り、売価もコストダウ
ンを要求され、経営者としては四苦八苦。少しでも良くなるようにと身をよじる
ほどの思いで悩んでいる経営者も多い。

 売上げ増加を狙っていくつかの販売促進策を展開してもなかなか成果が出てこ
ない。コストを削減しようと詰めてみても逆に原材料の値上げを突きつけられて
しまう。金融機関に緊急融資をお願いしても、もう少しお宅の経営状態が良くな
らないと追加融資は難しい、と言われ・・・。

 現状を打開しようとがんばってみてもなかなか経営者の思うようにはならない。
いつになったらよくなるか、と焦りばかりが顔に出る。それを見た社員から「社
長どうしたのですか?身体の具合が悪いのではないですか?」といたわりを受け
る。もちろん私もその中の一人だが。

 西新宿の私の事務所の近くにある常園寺というお寺の前を通ったときに、ふと
目に入った石碑があった。そこには

  「三度たく 米さへこはし やわらかし
おもふままには ならぬ世の中」

と彫られていた。

 江戸時代に大久保正武が作った狂歌を、狂歌中興の祖と言われる蜀山人が揮毫
建立したということだ。

 これを繰り返して呟いているうちに“なるほどなあ”と納得しきり、の気持ち
になった。“毎日繰り返し行っている当たり前のことでさえ、思うようにならな
いんだよ。だから、自分の思うようにならなくたってがっかりすることはない。
がんばれよ!”というように受け止めた。

 経営者の方々も、毎日の緊張感のなかでも、時にはこの狂歌を思い出していた
だければ少しは気持ちが楽になるかもしれない。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】
    
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『勘定合って銭足らず・・・』
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試算表で毎月、利益が出ているのに毎月の資金繰りが厳しい。銀行に相談したら
「利益が出ているのに資金が不足するはずはない。経営者である私が無駄使いを
しているのではないか」と言われたある経営者。

毎月必ず支払うべきものは、仕入代金、人件費、水道光熱費など。これらは決め
られた日までにきちんと支払う必要があるもの。これらの支払資金は、売上代金
より賄われる。しかし、売上代金は計画通りにいかないこともあり、非常に流動
的要素を含むこととなってしまう。支払の前に入金があればよいが、得意先の事
情により入金日も定まらないことも多い。

一方給与などは、毎月決まった日に支払われ、売上代金回収日によっては、資金
が不足することとなる。不足した場合、余裕資金があれば良いのだが、多くの中
小企業は余裕資金がない。このようにならないように資金の入りと出のバランス
を図る手続きが必要。これが資金繰りだ。

今回の中小企業経営者の相談、利益と収支の違いということなる。利益は企業会
計のルールにしたがって計算された数字。損益計算書で売上高から売上原価や販
売費及び一般管理費を差し引いて出された数字。ここで売上高というのは一事業
年度にどれだけ売ったかを示すもの。資金を回収しているかどうかとは別。いわ
ゆる「現金主義」ではなく「発生主義」。一方、収支とは実際の現金の動きだ。

主なものは、現金、普通預金、当座預金、通知預金など自由に引き出して使い、
支払に充てることができるものをいう。

  利益を出しながら倒産してしまう黒字倒産も、利益と資金が
    一致しないために起こる現象だ。利益が出ても
資金繰りが悪いと会社は倒産ということとなる。

逆を言えば、赤字会社でも資金繰りがつけば倒産を防ぐことができるのだ。会社
の生死は「資金繰り」、会社の資金の流れは人間の血液の流れと一緒。血液の流
れが滞ると病気になり、最後は死に至る。企業も同様で資金繰りは、倒産を防ぐ
ための最大の健康管理となっている。

そのような意味合いからも、文頭の銀行員の指摘は全くの的外れだということが
わかる。資金繰りは結果だ。資金繰りを改善するために最も必要なことは、利益
を出す体質作りをすることだ。

      【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点     『ねじれはムダを呼ぶ!』
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 最近国会のねじれ現象が新聞を賑わしている。
与党が衆議院で三分の二を持たないため、予算を除く法案は参議院で野党が反対す
れば全て通らなくなるのだ。

 このような状態の中で一方的にならず、与野党が競争して、有用な法案を数多く
策定することが大事なことだ。このねじれ現象により一党の独走を許さず、我々が
求める真の国会の姿になることを期待したい。

 ねじれにはいろいろある。この休みに久しぶりに庭の手入をしたが、芝をカット
した後、くるくる巻かれたホースを取り出し、水を撒こうとしたらホースのねじれ
があって、出すのに手間取ってしまった。前回使用した時に、丁寧にまいていなか
ったことがこのような結果になってしまったものと分かった。

 家に入ると、電話器のコードがねじれを起こしていて使いづらいことに気付いた。
ねじれは決してプラスにはならないものだ。ねじれのあるところにムダがこびりつ
いていると思って間違いない。ムダは役に立たない、利益にならないものだ。 

 ある工場で一日中、作業者が歩いた距離を万歩計で測定したところ、約8km歩き
全稼働時間の15%がムダな歩行であった。1日に発生したムダな時間は大きい。この
間はお金にならないムダな作業をやっていたことになる。

 不良品は会社の命にかかわる問題だ。不良品やクレームが増大していたら、会社
の存続に足を引張ってしまう。会社の生命線のカギは品質である。お詫びや事後処
理のために費やす人手等のムダは直ぐに手を打つべきだ。

 また、モノを探す行為は、何の価値も生まない。その時間がムダになるだけでな
く、見つからないと仕事のペースが乱れてしまう。そして、仕事の効率を低下させ
てしまうことになるものだ。
 
 そのためには、早い段階で矛盾や相反することを取り除き、ねじれをなくしてい
くことが大事なことだ。ねじれは同じ方向を向いていない。そこにムダが発生して
いることを忘れてはならない。 
 
              【未来事業 シニアコンサルタント 石黒 和男】

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