e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.05.06  Thu. Vol.488
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◆今月(5月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム
『厳しい状況に追い込まれている経営者』『未来からの提言―100日戦争を!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
    『バラフ、という新種の野菜のご紹介』『食べてビックリ、塩味野菜』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        腰を引くな!                             
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】目的は業績を上げること
03:【コンサルの視点】         名画ずらり 感動のすばらしさ!
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┃01┃経営発展のヒント       『腰を引くな!』
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 長かったゴールデンウィークはいかがお過ごしされたことだろうか。50万人を
超す海外旅行者、高速道路が駐車場になってしまったかのような交通渋滞をもの
ともせぬ遠距離ドライブの列・・・本当にわが国は不況なのかと思ってしまう。

 もしかして、本当に不況を感じているのは中小企業の経営者だけで、大企業や
サラリーマンたちは案外デフレや円高による束の間の余力を享受しているのでは
ないのかなと思ってしまう。でも“同じ時期に同じような行動にでる”という人
生の楽しみまでも画一化された日本人はやはり“こころ貧乏”なのかもしれない。

 昨日5月5日はこどもの日。わが国の財産ともいえる子供たちの健やかな成長
を祈念する日だ。わが国のかけがえのない大事な宝である子供たちが両親や世の
中の暖かく、且つ厳しい愛情の中で大きくはぐくまれていくことを願わずにはい
られない。

 さて、連休前に「事業仕分け第2弾」前半戦が行われた。今回は独立行政法人
を対象として、47独立行政法人の151事業を対象とした。結果として農業者大学校
や宇宙航空研究開発機構の広報施設など36事業を廃止と決定。国庫返納を求めた
不要資産は1兆6千億円。一方、事業規模は現状維持とする判定も相次いだ。

 今回の事業仕分けの目玉ともいえる都市再生機構(UR)については、都市再
生関連の5事業を「縮減」、賃貸2事業を「一部民間移行」と判定した。URは
全国で76万戸に上る賃貸事業を行っており、約11兆円もの借金を抱えている。 

 さらにURは自分の関連法人に発注し、さらにその下への関連法人に再発注す
るという、いわば身内で勝手に税金を主体とした資金をその名のとおり勝手に
(随意契約)まわしていることになる。しかも、それぞれの独立法人の意思決定
者たちはいわゆる天下り官僚たちである。

 前原国土交通相は、今回の事業仕分けの始まる前には、このURのあり方につ
いて「解体的な見直しをしている」と述べた。自民党政権末期においては、渡辺
行革相(当時)は、解体方針を出しこの方向が決まっていた。

 それほど悪名高く、独法のシンボルのようなURに対して、ほんの一部の縮減
と民間移行という程度の判定の甘さは一体何だろうか。「縮減」といっても、ど
こまで縮減するのかさえ明確ではない。他の独立法人のケースでも「事業廃止」
というから、その独立法人を廃止するのかと思ったら、とんでもないことにその
単一事業を廃止するということだ。独法全体としたらあまり影響はない。

 “天下りを全廃する”というほどのことをやるかと期待していたら、この追及
は全くされず「縮減」でごまかされた。全体的に今回の事業仕分けは腰が引けた
状態で、国の官僚支配体制の改革にはつながっていないことは明らかだ。

 参院選挙を間近に控えて“ソフトな印象を出そう”ということなら全く逆のこ
とをしたことになる。こんな腰が引けたことを続けるならば、成果も出ないだろ
うし官僚たちの思う壺だ。これでは、仕分け人たちが“仕分けをされる”必要が
ある。だから“みんなの党”の人気が上がっていることにつながる。

 企業経営においても、ここぞという問題に対して腰を引いて取り組んでも効果
を得ることはできない。自分の持てるものすべてをかけてでも挑戦するだけの気
概が不可欠なのだ。
                【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『目的は業績を上げること』
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最近になって、特に多くなってきたのが資金繰りの相談。それも、銀行にリスケ
をお願いして認められ、リスケを開始したにも関わらず、資金が足りなくなると
いうケース。リスケを申請したときには、営業利益が出ていたが、現状は利益が
出ない状態だ。

私:「社長、当初銀行へ提出した返済計画だけど、相当無理して作成したんじゃ
   ないの?」
社長:「計画を提出したときには、このくらいの売上や利益は出すことが出来る
   と思って作成したんだ。銀行の担当者からも、無理して計画書を作成する
   必要はない、必ず達成できる計画で良いと言われたんだけど・・・」
担当者からは、リスケ申請は一度しか出来ないから達成可能な返済計画にした方
が良いと言われた様子。

この中小企業は過去業績が良く、社長が銀行へ出向くことなどなかった。融資を
受ける場合は、担当者が企業に出向き手続きを済ませたとのことだ。しかし、今
回この社長はリスケの申請に銀行に行き頭を下げたのだろう。冷静に業況から見
れば、少しの返済さえ出来ないはずなのにと、思ってしまう。過去の見栄を捨て
少しでも早く交渉に行き、本業に専念できる資金繰りを実現すること。これが、
企業が生き残るための基本だ。

今回のはリスケをしていたにもかかわらず、資金繰りが回っていかないという非
常に厄介なケースだ。前回申請したとき以上に銀行を納得させるだけの材料が必
要となる。交渉材料としては、

   前回リスケ時には元金返済をつけていたので、その額を減少させる。
          私財も含めた大幅な具体的リストラ策を明示するなどだ。

同時に経理面を強化して透明性・迅速性を銀行にアピールすることが必要だ。今
回は最後のリスケ申請であることを肝に銘じ相談すること。リスケを行うことが
目的ではなく、業績を上げることが目的であることを忘れてはならない。

      【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点   『名画ずらり 感動のすばらしさ!』
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 ボストン美術館は外に貸し出す巡回展を年間10回前後開いている。
今回、東京の六本木ヒルズで同館が誇る西洋絵画史コレクションの代表作が展示
されているのを知って鑑賞してきた。

 ボストンといえば、今から25年前に会社の新規事業のリサーチで行ったところ
だ。ボストンの名前を聞いただけで一層の愛着が感じられる。
当時、余暇を利用してボストン美術館にも足を運び、日本の名画や、世界の数々
の作品を鑑賞したことを想いだしながら小走りに展示場に向かった。

 通常の展示会であると名画を時代や流派で分類するが、今回の展示会は各作品
の共通点や相違点を読み解くために「風景」や「日常生活」といった5つのテー
マ別に47人の80点が展示されていた。

 風景画の中では、ゴッホが晩年に強いタッチでうねるような大地や木々を描い
た「オーヴェールの家々」からは、ゴッホの晩年を前になお燃え盛る情熱が伝わ
ってくる作品だ。少し進んで、日常生活コーナーに来たときに興味ある作品に出
会った。その画は、ミレーが今から149年前に描いた「馬鈴薯植え」であった。

 ミレーは農民の働く姿を描き続けたが、この作品は「ジャガイモを植える小作
人と妻の仲むつまじい2人が働く様子」を感動的に表しているものだ。
 この作品の前でかつて自分が母親とジャガイモ植えをしたことを想い出し、そ
の場に立ち止まってしまった。

 今は不況になって画は売れない時代だ。しかし、いかに多くの楽しみ、娯楽が
増えても、名画から得る楽しみの価値は変わらない。名画を観ると元気づけられ
勇気づけられる。画は心の栄養剤だ。そして、なんといっても「感動」のすばら
しさだ。

 特にお客様を相手にする会社やサービスを営む会社は感動なしでは商売になら
なくなってきた。感動のない会社は誰も見向きもしない、人の注目もない会社に
なってしまう。

 お客様は欲しいものを買うときは、購入する気持ちがプラス方向に大きく振れ、
ワクワクした「感動」を呼び起こすものだ。感動あるところに人は集まり、人が
集まるところに繁栄が芽生えてくるものだ。

        感動ある会社にしようじゃないか!
  
            【未来事業 シニアコンサルタント 石黒 和男】
            
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