e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。


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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.04.28  Wed. Vol.487
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 □吉岡憲章のコラム
『新年度だ、頑張ろう中小!』『大企業の社長100人の景況調査はプラスだが』
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        愚かな指導者                             
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】貸出金利引き下げの要請について
03:【コンサルの視点】         商品にストーリー性を持たせる
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┃01┃経営発展のヒント       『愚かな指導者』
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 前号に引き続いて政治の話題で恐縮だが、あまりにも目を覆うことが多くて書
かずにいられない、という気持ちなのでご容赦いただきたい。

 あてもなく普天間基地移設を白紙に戻して、自ら墓穴を掘り、マッチポンプ状
態にある鳩山首相の目はここのところ虚ろに見える。
 
 オバマ大統領に正式会談を申し込んでも断られ、食事会でわずか10分ほどの非
公式会見であしらわれてしまうことに対する恥辱や核問題なのに主役になれない
哀れさは、彼を首相として戴く日本国民として悲哀さえ感じる。

 アメリカのワシントンポスト紙は「今、世界でもっとも不運で愚かな指導者」
と鳩山首相を酷評している。核安全保障サミットで最大の敗者は日本の鳩山首相
だと報じた。「不運で愚かな鳩山首相はオバマ大統領に2度にわたり、普天間飛
行場問題で解決を約束したが、まったくあてにならない」とし「鳩山さん、あな
たは同盟国の首相ではなかったか?鳩山首相を相手にしたのは、中国の胡主席だ
けだ」と皮肉った。

 先日の国会での党首討論で谷垣自民党総裁からこの点を追及されると「私は愚
かな首相かもしれない。12月に辺野古に決めていれば、どんなに楽だったかも知
れない」と本音なんだろうが、言わずもがなのことを言ってしまった。
「国はいくら経済政策が間違っても滅びることはない、戦争でも滅びることはな
い。しかし、指導者が愚かなとき国は滅びる」と識者の言葉にある。

 首相自ら「私は愚かかもしれない・・・」と認めてしまっては、国民はその愚
かな人物を首相に選んでしまったことになる。言い換えれば「だからこの先、日
本は滅亡に向かうぞ」といっているようなものだ。
まさに、彼の指導力のなさ、決断力のなさのすべてはこの言葉と心に起因してい
るといえよう。
 
 このようなことは国だけのことではない。企業においても、指導者である“愚
かな経営者”のもとでは破綻することが目に見えている。“愚か”と言われない
ように、日々全力で自らの心を磨き、鍛え上げていくことがわが社を発展させて
いくためにもっとも大事なことであろう。

                【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『貸出金利引き下げの要請について』
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 経営者が銀行に貸出金利の引下げ要請に訪問したが、断られたとのこと。この
企業の借入金は年商の1.2倍。社長曰く「借入金の支払利息が多いので利益も出
にくく、また資金繰りも厳しいので銀行へお願いに行った」とのことだ。経営者
のこの申し出の意図は理解出来る。しかし、銀行は要請にウンと言わず、むしろ
逆効果となったようだ。

銀行から言わせれば、なんて勝手な経営者、年商の1.2倍の借入となった事情は
判らないが、これだけ貸しているのに何に不満があるのか?資金が足りない場合
は支援しているのに、となってしまうのだ。また、本来なら貸出金利を上げなく
てはならないのに、資金繰り、経営のことを考えて金利の引上げをしていないの
にと思ったようだ。

銀行の貸出利率の決め方は、融資先の格付けによるもの。従来、銀行は金利引上
げについては「市場金利が上がったので、上げさせてもらい、金利が下がってき
たら、引下げを考えさせてもらいます」などと言ってきた。しかし、現在はその
ような話し方はしない。すべて、企業毎の格付けにて決めているはずだ。

この企業は3期連続経常利益赤字。銀行から数回にわたり事業計画作成を要請さ
れているが、作成したことはない。どうも、銀行の方で作成している様子だ。
経営者も経営者だが、銀行も銀行。経営者から言わせれば、銀行が勝手に作成し
た計画だ、この時代、利益を出すことは難しい。銀行は何も判っていないと思っ
ているのだろう。しかし計画書がないと融資が実行出来ないので、銀行がこの企
業のためと思って作成したのに結果として逆効果となってしまったのだ。

現在の貸出金利決定方法によれば、格付け悪化に伴い貸出金利引上げ要請がある
はず。このような場合において、銀行からの要請金利に対しては、

  フルスライドの要請に応じるのではなく小刻みに応じることが必要だ。
      例えば、0.5%の引上げ要請だとしたら0.25%などと応じること。
 
資金繰りのために貸出金利引下要請を行う場合は事業計画書を作成すること。自
社努力により利益・資金繰りをここまで確保することが出来るが、あと少し足り
ない。そこで、引下げが実施されるとこれだけ改善出来るのでお願いしたい、と
いうのが、妥当な方法ではないだろうか?自社で何も努力することを示さずに、
要請だけを行うような経営者の態度を、銀行は最も嫌う、このことを忘れてはな
らない。

     【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点   『商品にストーリー性を持たせる』
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 先日、昭和44年にA株式会社に同期入社した5人が集まり、会食する機会があ
った。企業の同期入社というのは、現役時代は微妙な関係でライバルでもあり、
一身上のことも含め何か事あれば、頼りになるのも同期といった関係。私の同期
は幹事役を引き受ける面倒見の良い人間がいなかったこともあり、他の同期入社
に比べて同期会とかの集まりも少なく、疎な関係であったように思う。この5人
の共通点は大学の専攻が文系であったこと。定年退職までA株式会社に在籍した
こと。退職後A株式会社との関係がないか、関係の薄い会社で仕事をしていると
いったことか。

 それぞれから現状報告が話題として出され、一巡するあたりまではいつも通り
だったが、酒も回り始め、自分のルーツの話になってこの日は盛り上がった。B
君は近代日本を創ったと自負する長州藩。C君は戊辰戦争で奥羽列藩同盟に加担
して敗れた南部藩。D君は河野水軍の末裔で播州小野藩。E君はいろいろな藩に
出入していた商人。私は栃木県ではあるが徳川水戸藩の飛地。それぞれのルーツ
を言ったところで、当然対立関係にあった長州藩と南部藩の議論になる。他の三
人は傍観者として勝手なちゃちゃを入れる。

 われわれの世代は中高生時代に唯物史観の影響を受けた先生が多かったせいか
自分のルーツの話をするのに何か抵抗があるように思う。また、大組織の中でも
この話をするのはタブーであった。しかし、60歳を過ぎて「耳順」の年令になり
上下関係や会社内の競争から自由になったおかげで、皆が勝手気ままにお国自慢
をするような感覚で盛り上がることができた。

 日本の本流、明治以来政治をリードしてきたとする長州藩B君の主張に対して
「関東・東北に来てそんなこと言っても通用しない」とするC君の反論。挙句の
果てに「水戸藩は勤皇か、佐幕か、桜田門外の変の後、何をしていたのか」と私
の知識にはない質問が出され、蝙蝠的な発言をしていた私が「いったいどちら派
なんだ」という話になったところで、閉店時間が来てお開きになった。

 地方の活性化を進めるための郷土料理、地域の名産品、特産品が多品種、他業
態で乱立する中、消費者の心をつかみ、財布のひもを緩めるには、何らかの顧客
の心を動かすストーリーが必要と思われる。テレビドラマの影響などもあって、
歴史や自分のルーツに興味をもつ人は今後増えてきそうな気がする。かつて歴史
に興味がないと言われた女性層も関心を持つ人が増えているという。昨年度のヒ
ット商品御三家のキーワードは「低価格、健康、環境」であったが、今年はスト―
リー性(歴史など)がその一角に加わるのではなかろうか。

              【未来事業 シニアコンサルタント 山田 喬】
            
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