e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.03.31  Wed. Vol.483
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◆今月(3月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム
 『大企業の決算は大幅黒字?中小企業は?』『ご相談は未来事業へ!』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
 『春の野菜は生命力を持つ』『特に菜の花のビタミンCはほうれん草の2倍』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        重点を置け                       
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】3月異動により融資方針は変わるか
03:【コンサルの視点】    春の大和路を行く
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┃01┃経営発展のヒント      『重点を置け』
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 先週3月24日に、2010年度予算が参院本会議で成立した。鳩山政権が編
成した初めての国家予算だ。きわめて問題が多い予算にもかかわらず、現憲法下
で5番目に早いそうだ。一般会計総額は過去最大の92兆円超、新規国債発行額
は44兆円超と過去最悪である。何というお粗末さだろうか!

 今さら言っても仕方ないことだが、今年から始まる民主党の目玉政策の子供手
当は今年度2.3兆円、来年度からは満額支給で5.3兆円の財源がいる。さらにこれ
に高校無償化予算4500億円が加わるわけだ。こんなお金が広く薄く天から降
ってくるわけだ。

 子を持つ親は労せず金を貰えるのだから、初めのうちは嬉しいだろうが、その
うちこれが当たり前になり“当然のこと”と思うだろう。これで、狙いである少
子化対策は解決されるのだろうか?消費が増えて景気が良くなるのだろうか?

 むしろ、子供を出産した母親に100万円の「お祝い」を差し上げた方が嬉し
いのではないか。ほんの一部を割いて、待機児童対策のために十分な保育施設を
作った方が働く親も安心だ。この方がもっと歓迎され実効がある少子化対策につ
ながるのではないだろうか。

 一方で長寿化対策が不可欠だ。老人の世話をしてくれる介護士の数も少ない上、
なり手も少ない。介護士になることが“誇り”でステイタスシンボルになるよう
な待遇に子供手当の一部をあてたらいかがだろうか。誰もがかならず行く先に高
齢化が待っているのだから。

 生まれること、そして死んでいくこと、人生の初めと終わりが安心できれば、
誰でもが満足できるというものだ。

 昨年の事業仕分けで7千億円の予算の捻出ができたそうだ。「それだけか!」
という声もあるが、対象としたのは全体の1割程度に過ぎないという。残りは、
それぞれの省庁で同様手法によって生み出すということでやったら、出てきたの
は1千億円に過ぎない。本気じゃないからだ。1割で7千億円なら全部やれば7
兆円も確保できるはずだ。それとも、削り易いものだけをピックアップして仕分
けたのだろうか?

 企業の経営においても、満遍なく表面だけつくろうのではなく、本当に効果の
ある施策を選択して実行していけば、素晴らしい会社になっていくことにつなが
るのだ。“重点を置いたメリハリのある経営”をしようではないか。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『3月異動により融資方針は変わるか』
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3月は銀行によっては多少の違いがあるが、定期異動の季節で概ね2年から3年
前後で異動。「先生、融資を受けている銀行の支店長が転勤するということだけ
ど、融資に影響ないかなあ?支店長は、よく会社に来てうちの事情を知っている
のだけど・・先月支店長の提案を受けて他行の融資を肩代りしてもらったんだ」

最近の融資については、格付けにより企業ごとの融資方針を決定。支店長や担当
者が代わったことにより、融資方針が変わることはないはずだ。なぜなら、融資
先は銀行の顧客であり支店長・担当者個人の顧客ではないのだから。しかし、企
業側からみれば、支店長・担当者が代わったので、融資方針が変わったと思うこ
とが多々ある。

   それは、彼らの銀行での経験の差、あるいは、
              営業に対するスタンスの差だ。

経験の差とは、本部にいた期間が長いか、支店にいた期間が長いかなど。やはり、
本部経験が長い支店長・担当者は、営業が苦手という方が多い。自分一人で企業
先を回ることは好まず、必ず担当と一緒に同行するというケースが多くなってし
まう。一人で回ることが出来るのは、着任した支店の基幹先ぐらいだ。これは蛇
足ではあるが、本部経験の長い支店長は、銀行内でいわゆるエリート、それなり
の無難な支店へ行くはずだと言われている。

企業側が銀行の融資方針が変わったと感じるのは、支店長・担当者の営業に対す
るスタンスの差。彼らが新規先開拓が得意なのか、既存管理が得意かの差だ。新
規先開拓が得意な支店長・担当者は新規先訪問が多くなって、既存先訪問が減少
し、企業側にとってみれば、銀行と疎遠になったと感じてしまう。

今まで銀行から来てくれて融資手続きなどをしてくれたのに、支店長や担当者が
代わったことにより、自分で銀行へ行かなくてはならない。融資の相談・申請に
ついても、銀行へ行かなくてはならない。これらのこと全てが、銀行に対する不
安・不信になってしまうのだ。銀行はこのように企業側からの不安・不信を払拭
させるために、企業に対する訪問回数を事前に決めている。この企業は、月最低
何回訪問するかなどだ。

銀行員の転勤やスタンスの差などにより、企業が銀行に対して不安感や不信感を
持つことは避けたいことだ。これらを解消するには、企業側から積極的に銀行と
コンタクトをとること。「前の支店長・担当者は、ちょくちょく来てくれたが、
最近は来てくれないのですね」と一言呟くこと。常識的な銀行員ならば、企業側
が何を言いたいのかわかるはずだ。

     【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点      『春の大和路を行く』
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春の彼岸をはさんだ連休、大和路を旅しようと思い立ち、新幹線「のぞみ」に
乗る。急に思い立ったことゆえ奈良市内の宿は予約できず、長谷寺の近くの日本
旅館に宿をとった。新幹線を京都駅で降り、近鉄大阪線に乗り換えて、室生口大
野駅で下車、バスに乗って最初の目的地室生寺に向かう。渓谷沿いの道路を揺ら
れること約15分、古い門前町の入口でバスを降りる。

 室生寺縁起によると、奈良時代末期、奥深い山と渓谷に囲まれた室生の地で、
山部親王(後の桓武天皇)の病気平癒の祈願が行われ、これに卓効があったこと
から、勅命により室生寺が創建されたという。寺を廻る渓流が竜神信仰を生み、
雨乞いの祈願もたびたび行われた。また、厳しく女人の入山を禁制してきた高野
山に対し、女人の真言道場として女人の参詣を許してきたことから「女人高野」
として親しまれている。

 太鼓橋を渡り、仁王門を入り、石段を登って行くと、金堂の前に出る。金堂に
は国宝の釈迦如来立像を中心に薬師如来、地蔵菩薩、文殊菩薩、十一面観音菩薩
の各像が並び、その前に鎌倉時代の名匠運慶の作と伝えられる十二神将像が並ん
でいる。この十二神将、有名な「新薬師寺」の十二神将と比べると、小柄だが怒
りや喜びや威嚇などの表情が人間臭く、親しみが持てる。人間の身近にあって、
人間を守っていただけるような気がする。

 金堂を出て、優美な国宝五重塔を右に見、女人高野というやさしいイメージと
は程遠い石段を更に登る。20年ほど前に訪れた時は夏の暑い時期で天然記念物の
羊歯が生い茂る中、汗をかきながら登って行ったものだが、今回は春とは名のみ
の寒風の中。20年の加齢と、日ごろの運動不足が祟って、四百段の石段を一気に
登ることができず、途中で休みながら、やっと奥の院に到着。膝が大いに笑って
いる。奥の院の弘法大師御影堂の前で、自分と家族の健康と安寧、顧問先の再生
と繁栄を祈る。百円の賽銭にしては欲張りすぎか。

 誰の言葉か失念したが、日本人の神仏に詣でることの価値・意義の99%はその
プロセスにあるのだそうだ。現代の我々はバスに揺られること15分で寺のすぐ下
に着くことができるが、古人は舗装もされていない峻険な山道を登り、谷をわた
って室生寺に到達したのであろう。その厳しく険しい道を辿ることにより、悲し
みや恨み、怒りや愛欲などの情念は浄化され、清く、無垢な心が再生されたので
はなかろうか。現代の厳しい競争社会で生き抜くためには、清さとか無垢な心と
かは弱さにつながるかもしれないが、山紫水明の大自然に調和した古刹の中、自
分自身の心が癒され、神経が再生されるのを感じた。

              【未来事業 シニアコンサルタント 山田 喬】
            
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