e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

差出人: 未来事業 [m-info@mirai-j.co.jp]
送信日時: 2010年3月10日水曜日 10:02
宛先: 業務室 木野さん
件名: ◆ 儲かる会社にしようじゃないか vol.480 ◆

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2010.03.10  Wed. Vol.480
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◆今月(3月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム
 『大企業の決算は大幅黒字?中小企業は?』『ご相談は未来事業へ!』
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 □経営者のための健康情報
 『春の野菜は生命力を持つ』『特に菜の花のビタミンCはほうれん草の2倍』
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        本質を曲げるな             
 02:【銀行員を貸す気にさせるテクニック】貸出金利の交渉のため勉強をする
03:【コンサルの視点】         「アツい」感動ありがとう!   
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┃01┃経営発展のヒント     『本質を曲げるな』
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 覚えておられる方もいると思うが、今から約6年前の2004年4月イラク国
内で日本人3人がイラク人グループによって拘束された。犯人グループは3日以
内の自衛隊撤退を要求し、日本政府は「撤退させる考えはない」と発表した。そ
の後NPOが犯行グループと接触し、やがて解放されるに至った。

 先日NHKテレビでこの人質になった3人のうちの1人、高遠菜穂子さんにつ
いてのドキュメントを放映していた。放送の主旨としては、あの当時この人質事
件が発端となって、流行語になるほどクローズアップされた“自己責任”と、高
遠さんが受けた心の傷についてのフォローだと思う。

 本人は“自己責任”を社会から突きつけられ「それは私が死ねばよいというこ
とか」と受け取り傷ついた。彼女を責めた社会に問題がある、と一貫して主張し
た報道内容になっていた。

 私はこの報道に対して「それは違う!」とかなりの違和感を覚えた。なぜなら
当時、社会の批判は高遠さんには向いていなかった。向いていたのは高遠さんの
家族に対してだった。
まず、ここに物ごとの本質を変えてしまった発端がある。

 留守家族が関連する行政に対して「一体何しているんだ!」と上から目線で怒
鳴り散らしている態度のあまりのひどさに「そんな威張り散らすなら、自己責任
があるということを認識せよ」と批判をしたのである。もちろん留守家族の心配
は察するに余りあるが、それにしてもそんな態度は受け入れられないということ
だ。

 世論の批判が自分に対して向かっている、と受け止めた高遠さんは、留守家族
のこの態度について正しく知らされなかったか、留守家族への糾弾は自分の責任
だと思ったのか、だろう。
  
 メディアは留守家族のひどい態度の映像をこれでもかと繰返し流し続けた。言
い換えれば、これによって世論を作り上げたことになる。問題の本質はイラク内
紛のひどさを伝えること、ともしもそこに行くならば十分に心して行きなさい、
(できれば行きなさんな)ということだろう。ここでまた本質を違えた。
 
 そして、今回のドキュメントは、その背景を一切報道せずに、批判が本人に向
けられたかのようなアナウンスをするということで、3度目の本質を違える行動
を取った。多分、当時を知らない人、覚えていない人には「こんなに素晴らしい
人を自己責任という言葉で葬り去ろうとした社会ってひどい」と受け止めるだろ
う。

 こうやって歴史は作られる、いや捏造されていく典型的なケースであり、これ
までに正しいと思われていたわが国の、世界の歴史もその裏を考えないといかん
な、と感じた。

 経営においても、わが社の経営の本質は何か、そして改革の本質は何かをたえ
ず確認しながら進めていかないと、本質を違えてどこへ行ってしまうか分からな
くなってしまうことになるのだ。
        
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『貸出金利の交渉のために勉強を』
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平成22年3月5日付日経新聞の記事「銀行の貸出金利 最低に」をみて、相談
があった。この新聞によると、1月の貸出金利は

大手銀行が0.779%  地方銀行で1.704%  第2地銀が1.985% 

と過去最低基準まで下がってきたとのことだ。また貸出残高は前年同月比1.7%
減で2ヶ月連続のマイナス、預貸率は10年前と比べて20ポイント低下し75%とな
ったとのこと。3月決算を迎え、優良貸出先を巡っての銀行間の貸出競争が激化
し、低金利での融資合戦へ突入といったところだ。

この経営者は新聞を読んで、取引銀行に金利引下げの要請に行ったら断られたと
のこと。貸出金利は、銀行の信用格付けにより決定。しかし、地域金融機関は地
域に密着しているために地元とのしがらみが優先。なかなか、ドライに割り切れ
ない面があるのだ。格付けがダウンしたとしても、貸出金利を引き上げることも
出来ないし、逆に業績が良くても採算があわなかったり、悪い風評がある場合に
おいては、引き下げることは難しいことになってしまう。

これも、地域密着なればこその話で貸出金利の引下げ要請をしたとしても「御社
の金利は適正金利です」「他の企業より低いですよ」と言われれば、反論できる
経営者はあまりいない。感情的になっても、相手の銀行員はプロ。よくわからな
いような、数字を並べられて言い含められてしまう。

      銀行員に言い含められないようにするには、
              経営者自身が理論武装をすること。

経営者ならば、自社の金利ぐらい把握しているはずだ。客観的に自社の金利と比
較出来る資料として、日銀公表の全国貸出金利約定平均金利をみておくことが必
要なのだ。

また、もう一つは、実質金利の考え方。銀行は表面金利より実質金利を重視。表
面金利は、銀行から呈示される金利で、金利交渉の実務は、実質金利だ。実質金
利を低くするには借入金の金利を下げてもらう。もう一つは、預貸率を低くする
ことだ。預貸率は、借入金の返済や、定積をしていくと、知らない間に実質金利
が上がっていくこととなる。交渉には、全体の預貸率と銀行別の預貸率を調べて
おくこと。銀行別の預貸率は実質金利引き下げのための重要な情報。これを持っ
て、銀行比較をすれば、交渉のテーブルにつくことができるはずだ。

      【エグゼクティブ・コンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点    『「アツい」感動ありがとう!』
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バンクーバー五輪はこの3月1日で閉幕となった。
特に日本勢最後の競技種目となった、女子団体追い抜きは1周400メートルを
6周走り、先にゴールを目指す競技は「アツい」感動を与えてくれた。

 この団体追い抜きは、前回トリノから導入されたチームプレーが左右する重要
な種目だ。今大会最後の金メダル取りが到来してか、その時ばかりはテレビの前
で、「金メダルを取れるチャンスっていうのはめったにない」ぜひ取ってほしい
と祈るばかりだった。

 レース展開は1600メートル通過のラップタイムで、日本は1秒71差でド
イツを引き離した。行けーとおもわず手をたたいていた。だが、最後の200メ
ートルで追いつかれた。テレビの画面には穂積選手の黄色いスケート靴が写し出
され、その差0.02秒、距離にしてたった26センチ差で敗れた。

 予選から3レースを同じメンバーで滑り、体力は限界にきていたのではなかっ
たのだろうか。準決勝からメンバーを交代させたドイツには及ばなかった。
この種目は個々の能力はもちろんだが、レースでは積極性や責任感、協調性が問
われ、チームワークを誇る日本に向いた競技といえるだろう。ぜひ4年後のソチ
五輪での金メダルに期待したい。

 今回、感動を与えてくれた団体追い抜きはチームワークはもちろんだが、一人
ひとりの「積極性、責任感、協調性」が問われる競技だ。

 会社においてもまったく同じことが言えるのではなかろうか。
私は会社の面接試験で、評定項目10項目の中で最もウェイトを置いているのは、
「積極性、協調性」だ。

「積極性」のポイントは、自ら進んで事に当たることがあるかどうかそして活気
があるか、実行に移す行動力は、困難な状況を克服できそうか、より効果的に行
う意志があるか・・・などを観察事項としている。

 また、「協調性」のポイントは会社の体質に対する適応性があるか。同僚・上
司への適応性はどうか。仕事への適応性・・・などをポイントに判断している。

 このようにして積極性と責任感、協調性をもったチームを作り、やる気、本気
で行動すれば鬼に金棒だ。まずやる気を起こす、そして行動する、成功するまで
積極性と協調性をもってチームで努力することが大事なことだ。
 ビジネスの世界でもスポーツの世界でも道は同じではなかろうか。

    スピード女子史上で最高の銀メダルに輝いた
              田畑、穂積、小平選手おめでとう。

            【未来事業 シニアコンサルタント 石黒 和男】
            
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