e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006. 9.27 Wed. vol.307
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       『言っているだけでは良くならない―実行することだ』
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        “しがらみ”から逃れる
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】ビジネスローンの拡大は要注意
03: 【コンサルの視点】        一日一生  
 04:【経営相談 Q&A】       契約の破棄―クーリングオフ
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┃01┃経営発展のヒント      『“しがらみ”から逃れる』
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  中小企業は客先からのコストダウン要求と取引先からのコストアップ要請の
板ばさみになっていることが多い。これをサンドイッチ現象と言う。パンの間に
挟まれたわが社はだまっているとペタンコにされる。つまり利益が取れなくなる。
 
 そんなになっても、創業期に色々と協力してくれた取引先に義理を感じている、
つまり“しがらみ”にがんじがらめになっている社長が多い。特に創業社長にこ
の傾向がある。

 取引先の社長は「あそこは社長と付き合いが長いから納入価格を下げろなんて
いうことは言わないよ。この材料については値上げ交渉をしろよ」なんてことを
営業部長に指示している。
 
 適正価格はいくらか、さえも部下に調べさせようともせず、過去の“しがらみ”
にとらわれているような姿が見え見えでは、社員たちが原価を下げよう、コスト
ダウンをしようなんていう気持ちすら起きなくなる。段々と心の中では社長をバ
カにするようになってくる。これではわが社の原価をこれ以上低減させることを
自ら放棄したようなものだ。

 こんな社長に限って「これ以上原価は下がらない!」と言い張って、わが社を
危機に落とし込んでいる。
                【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『ビジネスローンの拡大は要注意』
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このコラムで何回か話題としている、自動融資型ビジネスローンの拡大が続いて
いるという。メガバンク3行の今年3月の融資残高は、前年同期に比べて1兆円
の増加、残高は5兆円になった。

申込みから2.3日で借入が可能であるために、中小企業にとって見れば、非常
に使いやすい融資。一方銀行にとってみれば変動金利で貸出をするために、7月
のゼロ金利政策解除後の金融市場の変化に対応できる利点がある。企業側にあら
かじめ貸出金利を提示、実行時の貸出金利が基準となるために、貸出期間中の金
利交渉は全くない。

従来の中小企業向け融資での主流は相対取引。貸出金利については、融資実行時
と期間中に貸出金利の交渉が必要。ゼロ金利政策解除後、短期プライムを0.25%
引上げあげたために、金利の引上げ交渉をはじめている。当然、銀行はフルスラ
イド0.25%アップを狙うが、企業にとって見れば死活問題で簡単に承諾は得られ
ない。実効金利、或いは、過去短期プライム引下げ時に銀行側が直ぐ対応してく
れたのか、などで対抗するも、引上げまでに時間がかかる。

しかし、自動融資型ビジネスローンには金利交渉の手間は全く必要なし。三井住
友銀行などは、貸出金利や審査基準を月一度の頻度で見直し環境の変化に対応出
来るようにした。また、業種ごとの動向も分析しこまめに反映するという。これ
は、銀行側の貸出リスクを軽減するためだ。

一般的に言えば相対での貸出金利の目処は短期プライム+1%、自動融資型ビジ
ネスローンの貸出金利は+3%から。銀行側が金利や市場環境変化を反映する自
動融資型ビジネスローンの拡大をはかるならば、立場の弱い中小企業側にとって
見れば、経営体力に影響が出てくることとなる。

企業にとっては資金が欲しい、金利などはあとの事と考えがちであるが、そう簡
単ではない。金利引上げ時には、経営体力を蝕むこととなり、また、延滞などを
始めたものならば、機械的手続きにより法的手段に向かうこともある。資金需要
においては、銀行担当者とよく相談し銀行にとって一番良い方法ではなく、企業
にとって一番良い方法を考えることが必要なのだ。

       【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点        『一日一生』
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 以前プロ野球中継を観ていたとき、選手の好きな言葉というのがとりあげられ
ていた。「継続」「前向きな気持ち」「今を生きる」選手たちが様々な言葉をあ
げるなかで目にとまった言葉が「一日一生」。これは現在NYの松井選手の言葉
だ。「常に自分の理想を追い求め、未来像をイメージする。その未来に達するた
めには今日という一日をどう過ごすかが非常に大切だ」と後のインタビューで彼
は語っている。

 松井選手もある意味でPDCAのサイクルを回しているのである。彼は今でき
る小さな努力を積み重ねてメジャーという大きな夢を掴んだ。行動することこそ
が大切なのだ。経営者の皆さんも未来を見据えた計画をしっかりたてたならば、
それを達成するために今日できることから行動に移そう!

         【未来事業・アシスタントコンサルタント 林 聖隆】

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┃04┃ 経営相談 Q&A    『契約の破棄―クーリングオフ』
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Q: 妻が訪問販売で言葉巧みに教材を買わされてしまい、契約を破棄したいの
   ですが、「クーリングオフ」制度についてお教え下さい。

A: 悪質商法の被害が拡大する中、消費者の防衛手段として非常に強力な権利
   であるが、何でもかんでもクーリングオフ出来るわけではない。
   クーリング(cooling)オフ(off)とは、そもそも「契約から離れて頭を
   冷やす」との意味である、本来は契約前に消費者が十分考えるべきだが、
   売り方によっては冷静な判断が阻害される場合がある、というのが出発点。

   クーリングオフ制度がある主な取引は
1.訪問販売 2.電話勧誘販売3.連鎖販売取引 4.特定継続的役務提供 
5.業務提供誘引販売取引
   等、計15種類位にわかれる。

☆最も重要なのはスピード、クーリングオフが出来る期間は販売手法によって
異なるが、多くがあてはまる最短“8日間”を覚えておこう。

注意事項:
1、期間内なら無条件で可能な解約も1日でも期間が過ぎればかなり難しくなる
2、書面で行う事、「先ずは電話で」と業者に連絡をとると、理由を問いつめら
  れたり、のらりくらりかわされたりして期限切れになってしまうことが多い。
3、日付、氏名と契約商品、それを解除する旨を明記し郵送する決まった書式は
  ないが出した事実と日付が重要なのでコピーし配達記録郵便か内容証明郵便
  で送ること、クレジットローンを組んでいる場合は同一の書面を信販会社に
  も送ることを忘れずに。
4、万が一、期間が過ぎていても契約書を受け取っていなかったり書類に不備が
  ある場合はクリーニングオフが出来る場合があるので、あきらめずに早めに
  消費生活センターなど専門家に相談する。

     【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 井戸垣 英二】
         
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