e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006. 8.09 Wed. vol.301
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】    “何故か”を5回繰り返すと良くなるか?
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 融資された資金の使途目的は守る
 03:【経営相談 Q&A】        連帯保証人になるとどうなるか
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┃01┃経営発展のヒント 『“何故か”を5回繰り返すと良くなるか?』
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 経営者や部門を預かる幹部ならば「どうしたらもっと良くなるのだろうか」、
「何故こんなに目標に達成しないのだろうか」と思い悩んでいる毎日だろう。

 そんな時、上手くいかない原因を探り出してそれを対策すればいい、と誰もが
思う。それは間違いがないことだ。原因も分からずしていくら対策をしてみても
見当はずれになるばかり。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるとはいかない。

 本当に効果の上がる手を打つには真の原因を探さねばならない。そのためには
“何故か?”、さらにそれが発生するのは“何故か?”・・・と“何故か?”を
5回繰り返すくらいに、その原因を追究していかないと真の原因が分からない、
と言われていることを勉強したことがあるだろう。特に品質管理関係の先生がし
ばしば口にすることだ。

 私はこの論には“現場を知らない空論”として反対の立場をとっている。なぜ
なら「結果は幾つもの要因が組み合わさってできている」からだ。パレートの考
え方からも明らかなように、通常は最大要因でも全体の7割程度以下しか占めて
ないはずだ。

 つまり、“何故?”を5回繰り返すと言うことは、最大の場合でも0.7の5
乗=0.18だ。5回も“何故か?”を繰り返してやっと得た真の原因とやらを
対策しても18%くらいしか効き目はない。まして通常の経営や営業や生産活動
ではせいぜい最大要因でも占める割合は5割くらいだ。この5乗ではなんと全体
の3%に過ぎない。これでは“真の原因探りゲーム”のようなもので、これを考
えた人は多分頭の体操をして編み出したのだろうし、唱えている人は自分で実行
したことがない人だと思う。したがって、これを「空理空論」という。

 現実の実務の世界では、“何故か?”は2〜3回まで、その後“どうする?”
を徹底的に考え、これを“確実に実行する”ことが、成果を出すためには何より
も正解と思う。
ただし、この“何故か?”を一度も真剣に考えずに、勘のみで対策をしてしまう
勘違い経営者が多いことも事実だから「5回必要だ」と言って丁度良いのかもし
れないが・・・。

 今回は少々理屈っぽくて失礼!
                   
                【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『融資された資金の使途目的は守る』
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中小企業の経営者の多くは、融資を受けるまでは毎日のように銀行へ訪問する。
融資が実行されたあとは全くお構いなしだ。しかし銀行は、融資を実行したあと
を重視する。最終返済日まで、延滞なしにきちんと返済が行われるのかを確認す
る必要がある。融資金が返済されなかったら、貸倒引当金をつむ必要があり、ま
た、損失が発生する可能性も十分。

銀行が企業を注視するのは当然のこと。設備資金融資の場合、融資金がきちんと
設備に使われているのか、計画通り会社の利益に貢献しているのかどうかなど。
融資を受けた場合には、経営者は銀行に定期的な報告をすること。定期的に現状
を報告することにより、銀行が企業を見る目が変わる可能性も期待できるという
もの。融資金が本社・店舗などの新築・改築資金ならば、銀行を現地視察に招き、
現場をみてもらうことも必要。融資金が目的通りに使われているか、或いは、会社
をわかってもらう絶好な機会。また、機械購入資金などならば、設置した状態や
稼動している状態を写真にとり銀行に提出すること。銀行にアピールする絶好の
チャンス。

一番やってはいけない行為は、実行した資金を目的通り使わないこと。設備資金
に借りたにもかかわらず、運転資金に、それも赤字補填資金に使ってしまう。こ
のことが銀行に判ってしまうと、実行された融資金の回収は当然として、融資打
ち切りも検討されることになる。

  資金使途通り使われないことがわかれば、担当者は難しい立場になる。

また、このような企業に対しての融資が延滞したり倒産したりしたら、支店長は
じめ担当者の責任問題が発生する。銀行取引が円滑にいっていれば多少のことに
は、目をつぶるが資金使途違反の場合は別だ。返済が長期にわたるものならなお
更だ。

融資申込み時の資金使途は必ずまもること。守れないことが起きたら必ず銀行に
相談すること。実情を話せば融資を受けられなくなる、との言葉を聞くがそれは
全くのウソ。相談に来てくれる企業ほど、何とかしてあげようと考えるはずだ。

       【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃ 経営相談 Q&A    『連帯保証人になるとどうなるか』
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Q: 旧友が新会社設立の為、800万円の連帯保証人になって欲しいと言われ
   ているが連帯保証人とはどういうものか教えて下さい。

A: 先ず、連帯保証人になってこんなはずではなかったと苦しんでいる人は沢
   山いる、一口に保証人と言っても保証の種類によって責任の範囲は様々だ。
   単純保証、連帯保証、個別保証、根保証、貸手がどういう保証を求めてい
   るかで意味合いが異なるし注意が必要である。
   
   保証の基本はあくまで二次的責任ではあるが、連帯保証は単純保証とは異
   なり借り手と保証人は同列の立場、返済が滞れば貸し手は借り手と保証人
   のどちらから返してもらうことが出来る。よって、旧友だからと言って安
   易に捺印すべきでないし、新会社設立のお祝いとして全額寄付するくらい
   の気持ちがないかぎり、連帯保証人を引き受けるのはやめておくべきだ。
                                    
     【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 井戸垣 英二】
         
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